DOOGEE V31GT － 5G対応し、ナイトビジョンカメラとサーマルカメラを搭載するタフネススマホ

DOOGEEがタフネススマホ「V31GT」を発売します。DOOGEEのVシリーズは5G通信に対応するモデルで、CPU性能も高めです。また、V31GTは同社のフラッグシップクラスの製品と言え、カメラなど各部の仕様も凝ったものになっています。

1.DOOGEE V31GT スペック

スペック表

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OSはAndroid 13、CPUはDimensity 1080です。この型番は5G通信に対応し、Antutu Ver.9のスコアが約50万点（出所：Nanoreview）をマークしますので、ミッドハイクラスの性能と言えます。

RAMは12GB、拡張機能により最大20GBとして使えます。SSDは256GBです。タフネススマホとしては大容量のRAM/ストレージ構成だと思います。

ディスプレイは6.58インチのFHD+解像度、リフレッシュレートも120Hzと高速です。はっきり言ってゲーム向きの筐体ではありませんが、やろうと思えばゲームも楽しめますし、普段使いでもスクロールがなめらかです。

通信まわりでは5Gに対応し、LTEも日本の主要バンドをカバーしています。この製品が技適マーク付きかどうかは不明ですが、直近のDOOGEE製品には技適マークがついているものが多いです。

カメラはイン側が32MP、アウト側は50MP（メイン）＋24MP（ナイトビジョン）＋8MP（フュージョン）、そして

サーマルカメラを搭載しています。全般に画素数が高く、暗闇でも鮮明な撮影ができるナイトビジョンカメラ、被写体の温度測定ができるサーマルカメラと、タフネススマホとしてフル装備と言えるカメラ構成になっています。なお、「8MPフュージョンカメラ」の具体的な機能についてはわかりません。すみません…。

バッテリーは10,800 mAhと大容量（しかし最近の中華タフネススマホの中では「普通」w）で66Wの急速充電に対応し、リバースチャージ（この製品をモバイルバッテリー代わりにして、他のデバイスを充電できる機能）も可能です。

2.DOOGEE V31GT 筐体

先日ご紹介した4Gタフネススマホ上位モデル「DOOGEE S110」とほぼ同一の筐体が使われていると思います。サイズも同じです。ただし、S110のセールスポイントであった背面のサブディスプレイがなくなり、そこにサーマルカメラ（サーマルセンサー）がつきました。

前面には水滴型ノッチが採用され、ガラスはゴリラガラス5が使われています。

筐体色は上に掲載した「Rose Gold」と、「Silver」「Black」の全3色。

スピーカーはステレオで、横持ち時にしっかりステレオ感が出る配置になっています。中華製品の場合、「ステレオといいつつ実はモノラル」というケースも見られ、今ひとつ信用できないんですけど、こんな画像まで用意しているのであれば、まあ信用してもいいのかな、と。

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各部名称です。こういう図を用意してくれるとわかりやすいですよね…。電源ボタンは指紋センサーを兼ね、ユーザーが任意の操作を割り当てることのできるカスタムキーもついています。また、イヤホンジャックはありません。

筐体はIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格（MIL-STD-810H）準拠の堅牢性を備えています。

…最近私もちょっと感覚が麻痺してまして、V31GTの重量は390 gと開示されているのを見て「ああ、軽いじゃん」と思ってしまいました。最近は重量級のタフネススマホとかタフネスタブレットの紹介記事を執筆する機会が多いせいですが、重さ390 gとか厚さ17.9 mmというのは、初めてタフネススマホに触れる人ならびっくりするようなサイズ感ではあります。普通のスマホ2台分ですからねえ。

3.DOOGEE V31GT 価格など

DOOGEE V31GTはAliExpress内のDOOGEE Official Storeに製品ページがあり、9月18日から発売記念セールが開催される予定です。残念ながら9月11日現在、セール価格がわかっていません。この製品はスペックが良く、さらにサーマルカメラを搭載しており、サーマルカメラ搭載スマホって結構いいお値段になってしまいますので、円貨で5万円はオーバーするんじゃないかな、と思います。

サーマルカメラにニーズがあり、かつスペックのいいタフネススマホを探している人にはいい選択肢になると思います。でもサーマルカメラは不要、という人には割高に感じられるかもしれません。

4.関連リンク

[PR]DOOGEE V31GT：DOOGEE Official Store（AliExpress）