ORION Bluetooth機能搭載ステレオラジオカセット SCR-B7 －懐かしくもあり、機能にも惹かれるラジカセ

ドウシシャが「ORION Bluetooth機能搭載ステレオラジオカセット SCR-B7」を発売します。トップ画像を見ていただくとわかる通り、70年代～80 年代に流⾏したフルサイズラジカセを彷彿とさせるデザインになっていて、当時のラジカセの機能を忠実に再現しつつ、「現代の」機能も盛り込んだ製品です。最近はカセットテープも人気が復活している（らしい）のですが、その意味ではおじさんだけでなく、若い人にも魅力的な製品かと思います。

コンセプトはこれ、「俺たちの青春ラジカセ」。プレスリリースによれば「1970〜80 年代に若者を夢中にしたオーディオブームの頃、オーディオに夢中だった企画開発担当者が当時は高額で買えなかった悔しさとあこがれた機能を思い出しながら音楽を本気で楽しむために企画した商品です」とのこと（…わかる）。

こちらがスペック表です。まずは「再現されたところ」から見ていきましょう。

出力は7W+7Wの合計14Wで、往年の大型ラジカセに引けを取らない大出力。スピーカーも12.5cm+3cmの2WAYステレオです。音質調整はダイヤルで行います。

ラジオはAM/FM/FMステレオ。エアチェック（死語か？）ももちろん可能です。チューニングは昔と同じダイヤルです。

カセットデッキ部分です。残念ながら3ヘッドではありませんが、後述する価格を見ていただければそれも納得です。オートストップ機能もついています。

アナログ式の左右独立VUメーターも装備しています。しかしこの画像、メーカーサイトのものですが、メーカー側もどこまで本気なのかわからない説明文をつけてますよねー。

レベルメーターはLED式です。昔のラジカセは録音レベルを「自動」と「手動」に設定でき、「自動」だと録音に失敗しない代わりにハードウェア側で勝手に録音レベルを可変させてしまうので録音した音楽の音質が少々不自然になってしまうということで、私は無理して「手動」で録音していたのですが、「レベルメーターが赤まで行ったら音が歪んじゃう！」んですよね。

…たぶん、この製品は録音レベルは「自動」になっていると思います。

電源接続しても電池でも動きます。使用電池は「単一乾電池6本」です。そう言えば最近ガジェットで単一乾電池を使うものを見かけなくなりましたよね。

次に「当時はなかった機能」です。SCR-B7はUSBメモリーやmicroSDカードからの音楽再生が可能です。また、スマホなどとBluetooth接続もできるので、Spotifyなどの音楽サブスクをラジカセで楽しむことができます。

なんだかんだ言っても、2023年ですから、スマホとのBluetooth接続、というのは必須ですよね…。

また、手持ちの音源をカセットテープに録音することもできます。冒頭にも書きましたが、カセットテープの人気が復活しているとのことなので、この機能にニーズのある人も少なくないでしょう。

ORION Bluetooth機能搭載ステレオラジオカセット SCR-B7はドウシシャの公式ストア「ドウシシャマルシェ」で販売中（出荷開始は1月26日）で、価格は21,780円です。

私、これ欲しいですね。「懐かしさ」というのが一番なんですけど、作りがしっかりしていて（出力が大きく、音質も期待できそう）、Bluetoothスピーカーとしても使え、個人的に今年何度かやってみようと思っている「車中泊」にも似合いそうです。そして、価格が手頃、というのも大きいですね。

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