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MSIがハイエンドなゲーミングノート「GE76 Raider 11U」にバリエーションモデルを追加しました。GE76 Raiderは15.6インチ版の2020年モデルを実機レビューしていますが、2021年版はいまのところ17.3インチのみの展開です。
「Core i9にRTX3080」と、ノートPCでは現在入手しうる最高の組み合わせになっているほか、今回追加されたモデルはディスプレイもすごい！です。
1.GE76 Raider スペック
スペック表
| GE76 Raider | |
| OS | Windows 10 Pro |
| CPU | Intel Core i9-11980HK |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX3070（8GB） NVIDIA GeForce RTX3080（16GB） |
| RAM | 32GB/64GB（最大64GB） |
| ストレージ |
1TB M.2 NVMe SSD （M.2 NVMe 空きスロット1） |
| 光学ドライブ | なし |
| ディスプレイ |
17.3インチ(1,920×1,080)360Hz 17.3インチ（3,840 × 2,160）120Hz |
| ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
| 入出力 | USB Type-C（Thunderbolt 4）、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2、USB3.2 Gen1 × 2、オーディオジャック、HDMI、MiniDisplayPort、LAN（RJ45）、SDカードリーダー |
| カメラ | Webカメラ(207万画素） |
| バッテリー | 99.9Whr/6,250mAh |
| サイズ | 397 × 284 × 25.9 mm |
| 重量 | 2.9 kg |
バリエーションモデルと価格
・GE76-11UH-595JP：RTX3080：422,800円
・GE76-11UG-596JP：RTX3070：341,800円
・GE76-11UH-598JP：RTX3080/4K：459,800円（注）
※（注）はMSIストア限定モデル。税込み価格
※他は6月18日現在のPCショップアークでの税込み価格
※今回追加されたのは4KディスプレイのGE76-11UH-598JP
ポイント
・ゲーミングノートとして「最上位」のCPU/GPU
・4K/120Hz、FHD/360Hzのディスプレイをラインナップ
・GPUオーバークロック対応
・PER-KEY RGB STEELSERIESゲーミングキーボード
コメント
ご覧の通り、と言いますか、OSはPro版、CPUは第11世代Core i9、GPUは最低でもGeForce RTX3070と、まさにハイエンドな構成です。GPUはMSI独自の設定アプリ「MSI Center」からオーバークロックが可能です。また、CPUのCore i9-11980HKも本来はオーバークロックが可能な型番ですが、GPUのようにGUIで容易にオーバークロックができる仕様にはなっていません
RAMは従来モデルは32GBですが、追加された4Kディスプレイのモデルはなんと64GBを標準で搭載します。またストレージは1TB SSDでPCIe 4.0と超高速な規格です。
ディスプレイはもともと17.3インチFHD解像度、リフレッシュレート360 Hzという「すごいスペック」でしたが、追加された4Kディスプレイもリフレッシュレート120 Hzと「PCではあまり見たことのない」スペックになっています。4Kディスプレイは「AdobeRGB相当」の発色性能になっていますし、RAMも64GBなので、クリエイターをも意識したものと言えるでしょう。
2.GE76 Raider 筐体
前面です。この製品は横幅40センチ切りと、17.3インチとしては小さめですが、サイズそのものが小さいということは全然ありません。ただ、横幅を詰めていることで左右ベセルは結構な細さになっています。
また、前面には非常に目立つLEDイルミネーションが配置され、この部分もGE76 Raiderの個性、と言えるでしょう。
天板です。ご覧のようにヒンジがやや前傾し、後部のオーバーハングが大きめになっています。このあたりもゲーミングノートらしい「いかつい」デザインだと思います。
底面です。ハニカム柄の通気口があります。MSIは冷却システムにも定評がありますが、GE76 Raiderにも「Cooler Boost 5」という、2基のファンと複数のヒートパイプからなる強力な冷却システムを搭載しています。
キーボードはゲーミングデバイスメーカー「SteelSeries」製で、オーソドックスにテンキーがつきます。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列です。Per-Key RGB（個々のキーのバックライト色を任意に設定できる）なので、プレイするゲームのジャンルによってお好みのキーをハイライトすることも可能です。
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側面と入出力ポートの配置です。GE76 Raiderは背面にもポートがありますね。背面には主に映像系、ネットワーク系のポートが配置されています。
2.GE76 Raider 価格など
MSI GE76 RaiderはMSI指定販売店で販売中で、今回追加された4KモデルのみMSIストア限定モデルで、7月1日発売予定、現在は予約注文を受付中です。それぞれの価格は下記のとおりです。
・GE76-11UH-595JP：RTX3080：422,800円（再入荷中）
・GE76-11UG-596JP：RTX3070：341,800円
・GE76-11UH-598JP：RTX3080/4K：459,800円（注）
※（注）はMSIストア限定モデル。税込み価格
※他は6月18日現在のPCショップアークでの税込み価格
※今回追加されたのは4KディスプレイのGE76-11UH-598JP
私はもともと低スペックなPCを擁護するような考え方を持っていますが、さすがにこの製品に関してはRTX3070搭載モデルではなく、RTX3080搭載モデルを選ぶと思います。もちろん決して安くはありませんが「どうせ買うなら」という気持ちにさせてくれるような製品ですよね？また、今回追加の4Kモデルについては「ゲーマーもクリエイターも」魅力的と感じられるのではないでしょうか。
4.関連リンク
GE76 Raider 11U：MSI公式サイト 製品紹介
GE76-11UH-598JP（4K）：MSIストア
GE76 Raider 11U（4K以外）：PCショップアーク