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ThinkPad「X1 / X9 / X」シリーズ比較(2026)- 軽量・高性能なフラッグシップ&定番モデル

Lenovo

Lenovo ThinkPad X1/X9/Xシリーズ比較 (2026年版)
ThinkPadシリーズは筐体の外観に統一性があり、キーボードの打鍵感、トラックポイント、堅牢性、サポート体制などが高く評価されているのはみなさんご存知でしょう。ビジネスユーザーの中には「ノートPCの買い替えは常にThinkPad」という人も少なくないと思います。私も私物のノートPCを数年に一度買い換えますが、常にThinkPadです。

この特集記事では長年ThinkPadを使ってきた私、ウインタブの視点も交えつつ、ThinkPadシリーズの中でも最も人気があると思われる「X1・X9・X」シリーズについて解説します。X1・X9・Xシリーズは「軽量・高性能」な「ThinkPadモバイルのトップシリーズ」です。

1. ThinkPadの特徴

ThinkPadには、他のノートPCにはない「らしさ」があります。黒を基調とした無骨なデザイン、打鍵感にこだわったキーボード、独自のトラックポイント…、これらの特徴が多くのユーザーを惹きつけてきました。

実用性という点で最も評価が高く、わかりやすいのが「キーボードの完成度」です。キートップ中央が大きく凹んだ立体的な造形、やや深めのキーストロークなど、一度しっかりタイピングしてみればThinkPadのキーボードがいかに優れた設計になっているかがわかると思います。

それと「赤いデベソ(トラックポイント)」。どうしてもタッチパッドになじめない私にとってトラックポイントは「マウス以外で唯一まともに使えるポインティングデバイス」です (個人の見解です)。

また、ThinkPadはビジネス現場での信頼性でも選ばれています。特に「並外れて頑丈」であると言われていて、数値面では「MIL規格に準拠」ということが謳われていますが、私が聞いたことのある都市伝説にはこんなのがあります。

ある夫婦が自宅で夫婦喧嘩をして、奥さんがご主人に向かってThinkPadを投げつけた。ご主人は辛くもそれを避け、ThinkPadが壁に激突した。壁には穴が開いたがThinkPadは壊れなかった。

これ、出典を探しましたが見つかりませんでした…。まあ、「都市伝説は都市伝説」なのですが、ThinkPadが頑丈である、ということはもはや「定説」と言っていいでしょう。

2. X1 / X9 / Xシリーズの2026年モデル一覧表

一覧表

製品名 CPU ディスプレイ
(主なもの)
重量 実売価格(目安)
X1 Carbon Gen 14 Aura Edition
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Intel Core Ultra
シリーズ3
(Panther Lake)
14.0インチ有機EL
2,880×1,800
977g~ 約37〜65万円
X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition
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Intel Core Ultra
シリーズ3
(Panther Lake)
14.0インチ有機EL
2,880×1,800
1.15kg~ 約40〜65万円
X13 Gen 7
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Intel Core Ultra
シリーズ3
(Panther Lake)
13.3インチIPS
1,920×1,200
936g~ 約26〜45万円
X9 15p Gen 1 Aura Edition
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Intel Core Ultra
シリーズ3
(Panther Lake)
15.3インチ有機EL
2,880×1,800
1.5kg~ 約43〜65万円
以下は2025年モデル (2026年モデル未発売)
X9 15 Gen 1 Aura Edition (2025)
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Intel Core Ultra
シリーズ2
(Lunar Lake)
15.3インチ有機EL
2,880×1,800
1.4kg~ 約25〜35万円
X9 14 Gen 1 Aura Edition (2025)
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Intel Core Ultra
シリーズ2
(Lunar Lake)
14.0インチ有機EL
2,880×1,800
1.24kg~ 約23〜27万円
X13 Gen 6 (AMD)
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AMD Ryzen AI
PRO 300
(Krackan Point)
13.3インチIPS
1,920×1,200
968g~ 約19〜28万円

※表中のすべての製品は「Copilot+ PC」です

製品価格の幅について

ThinkPadシリーズは注文の際にシステム構成をカスタマイズすることができます。カスタマイズ可能な項目は多岐にわたり、メモリ (RAM)やSSDの容量変更も含まれます。昨年から続く半導体価格の高騰により、RAMやSSDのカスタマイズ料金が非常に高くなりました。2026年モデルで製品価格の幅が大きくなっているのはそのためです。

ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Editionのカスタマイズ項目を例をとると、カスタマイズ料金は下記の通りです。

・CPUをCore Ultra 5 325からCore Ultra 7 356H:+26,400円
・RAMを32GBから64GBに:+198,000円 (※2)
・SSDを256GB (Gen4)から2TB (Gen5)に:+211,200円
注1:すべて5月29日現在の割引適用後の価格
注2:RAM64GBは一部のCPUを選択した場合のみカスタマイズ可能

このように、RAMおよびSSDのカスタマイズだけで価格が20万円前後高くなるケースがあります。製品価格が60万円を超えてしまうのは主にRAMとSSDを大容量・高規格なものに変更する場合です。

一部モデルは2026年モデル未リリース

ThinkPad X13 (AMD)、X9 14 Aura Edition、X9 15 Aura Edition (2025)については5月29日現在、2026年モデルが発売されていませんので、一覧表には2025年モデルを掲載しています。

3. X1 / X9 / Xシリーズの2026年モデルの寸評

X1シリーズ - ThinkPadモバイルのフラッグシップ

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 14 ​Aura Edition (14型 Intel)

ThinkPad X1 Carbon Gen 14 ​Aura Edition

 X1シリーズの2026年モデルには「X1 Carbon Gen 14」と「X1 2-in-1 Gen 11」があり、製品名にIntelとの共同開発モデルであることを示す「Aura Edition」がつきます (Aura EditionについてのLenovoの説明はこちら)。

X1シリーズは歴代「Intel CPUのみ」を搭載しており、AMD版はありません。また、2025年モデルでは当時最新世代CPUであったCore Ultraシリーズ2に「Arrow Lake」と「Lunar Lake」の2系統があったため、搭載CPUのコードネームに合わせてX1 Carbon、X1 2-in-1とも2モデルずつ存在しましたが、2026年の最新世代、Core Ultraシリーズ3は「Panther Lake」に一本化されたため、それぞれ1モデルずつに整理されました。

Microsoftが規定する「Copilot+ PC」はNPU性能が要件になっており、Panther Lakeはすべての型番でCopilot+ PCの要件を満たすAI処理チップNPUを内蔵しています。よって、ThinkPad X1シリーズの2026年モデルはすべてCopilot+ PCです。

X1 Carbon Gen 14
「X1 Carbon」というのはThinkPadユーザーにとっては「ビッグネーム」です。実際のところ、この製品よりも高価なThinkPadも存在しますが、それでも「間違いなくThinkPadelsのトップモデル」と言っていいでしょう。

最低重量1キロ切りの超軽量筐体にLenovoの最新テクノロジーを凝縮したパッケージングは「性能、快適性、軽さ」のどれも犠牲にしていませんし、見た目は他のThinkPadと同じでもプレミアム感は明らかに上です。

X1 2-in-1 Gen 11
X1 Carbonを2-in-1筐体にしたものですが、筐体素材はX1 Carbonとは異なり、また2-in-1筐体としての強度を確保するためか重量も少し重いですが、それでも最小重量は1.15 kgと、2-in-1 PCとしてはかなり軽量な部類ですし、モバイル利用にも支障はありません。

X1 Carbonとほぼ同等のプレミアム品質(性能や機能)を備えつつも2-in-1筐体であることのメリットは大きく、筆圧対応のペン(付属品です)を使用して本格的なイラストなどの制作もできますし、会議や小規模のミーティングでもフレキシブルに変形できる筐体構造は便利です。

X9シリーズ - 全く新しいThinkPad

 

Lenovo ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition レビュー

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition

X9シリーズはThinkPadのトレードマークである「真っ黒な筐体」ではなく、「赤いデベソ(トラックポイント)」もない、「らしくない」外観です。そのため、古くからのThinkPadユーザーは反発を感じてしまうかもしれませんが、一方でThinkPadに特別な思い入れのない人には受け入れられやすいかもしれません。

ウインタブではX9 Gen 1 Aura Edition (2025年モデル)を実機レビューしています。その際、「見た目は違うけれど、品質は間違いなくThinkPad」だと感じましたので、ThinkPadファンの人にもそうでない人にもおすすめできる製品だと思っています。

なお、X9シリーズについて、2026年モデルと言えるのは「X9 15p Gen 1 Aura Edition」のみで、X9 14 Gen 1 Aura Edition integrateとX9 15 Gen 1 Aura Editionはこの記事の執筆時点でまだ2026年モデルが発売されていません。

X9 14 Gen 1 Aura Edition
14インチのモバイルノートです。デザインに関してはどうしても賛否がわかれるところではありますが、CPUにLunar Lakeを搭載するCopilot+ PCでディスプレイは全モデル有機EL、そして実機レビューでは「スピーカー音質が異常に良い」ことに驚きを感じました。

X9 14は製品価格が低めなのも魅力です。下に紹介するX13 Gen 6とほぼ同じくらいの価格帯で、その割に(繰り返しになりますが)有機ELディスプレイを搭載していたりするので、他社のノートPCと比較しても割高感がありません。

X9 15 Gen 1 Aura Edition
こちらは15.3インチと大きめのモデルです。ただし、重量が1.4 kgと軽量なのでモバイル用としても使えます。デザインコンセプトはX9 14とほぼ同じ、キーボードにテンキーもありません。価格は20万円を超えてしまいますが、最低価格のベースモデルでもRAM32GB/1TB SSD、そして2.8K解像度の有機ELディスプレイを搭載していますので、コストパフォーマンスは素晴らしいです。

X9 15p Gen 1 Aura Edition
製品名に「Gen 1」とありますが、国内発売が2026年4月ですし、搭載CPUもCore Ultraシリーズ3 (Panther Lake)なので、2026年モデルと言っていいでしょう。筐体サイズや外観はX9 15 Gen 1 Aura Editionとほぼ同じですが、CPUが新しく、入出力ポートの構成も非常に充実しています。システムスペックを考慮すればX9 15 Gen 1よりも魅力的と感じますが、価格差が非常に大きく、予算を抑えめにするのであればあえてX9 15 Gen 1を選ぶという選択肢もありますね。

Xシリーズ - ThinkPadでは定番のモバイルノート

Lenovo ThinkPad X13 Gen 7 (13型 Intel)

ThinkPad X13 Gen 7

「Xシリーズ」と書きましたが、2026年5月29日現在のXシリーズは「X13 Gen 7 (Intel)」のみです。ただし、(2025年モデルには存在した)AMD版が追加される可能性はあります。

X13 Gen 7
ちなみに私、X13 Gen 4(2023年モデル)をメインのモバイルノートとして愛用しています。購入の経緯は「13.3インチがモバイルノートとして最適なサイズであること、そしてX1シリーズと比べて割安感があったこと」です。

ただし、私が使っているGen 4と最新モデルのGen 7は「別物」です。CPUにCore Ultraシリーズ3 (Panther Lake)を搭載するCopilot+ PCで、筐体も軽量化され、最小構成で936 gとなりました。もともと私は「X1 Carbonがフラッグシップなら、X13はThinkPadモバイルの『定番』である」と思っています。高い性能と品質、超軽量と、まさに「王道モバイルノート」です。「旧モデルを自分で購入し、大満足しているので、皆さんにも自信を持っておすすめ」できます!

4. まとめ

ウインタブでは様々なメーカーの製品を紹介したり、レビューしたりしていて、それらの記事を通じて「偏りのない、正しい情報」を読者にお届けするのが当然の義務だと思っています。

でもねえ、ThinkPadについて書くと、妙に力が入ってしまうんですよね。それは私がThinkPadユーザーであり、ThinkPadを愛しているからだと思います。ThinkPadの特集記事はこのあと、他のシリーズについても順次2026年版に更新していきますので、ぜひご覧ください。

5. 関連リンク

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んしてきた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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