
BeelinkがIntelの最新CPU、Coreシリーズ3 (コードネームはWildcat Lake)を搭載する製品のラインナップを発表しました。2024年にCoreシリーズ1 (例:Core 7 150U)、2025年にCoreシリーズ2 (例:Core 7 250H)がリリースされていますが、シリーズ1、シリーズ2ともにコードネームは「Raptor Lake」、つまり第13世代Coreプロセッサーと同じでした。しかし、シリーズ3では最先端の「18Aプロセス」となり、Pコアに「Cougar Cove」、LP-Eコアに「Darkmont」、内蔵GPUには「Xe3 GPU」を採用しています。
また、「Coreシリーズ」としては初めて、AI処理チップNPUを内蔵しています。処理能力は最大15-17TOPSに留まり、Copilot+ PCの要件 (40TOPS以上)を満たすものではありませんが、従来は上位のCore Ultraシリーズに限られていた「NPUによるAI処理」が可能となりました。
さらにCoreシリーズ3は、CPU/GPU/NPU性能だけでなくシリーズ1/2 (Raptor Lake)と比較して電力効率 (バッテリー持ち)の改善も期待できます

これがWildcat Lake搭載のニューモデルです。全部で3モデルあり、いずれもCPUにCore 3 304を搭載しています。一番右にある「ME Pro-2」はウインタブでレビューしたNASミニPC「ME Pro」の後継モデルです (実機レビュー記事はこちら)。

Core 3 304はCoreシリーズ3の中では最も下位の型番で、5コア (1P+4LPE)5スレッド、繰り返しになりますがNPUも内蔵しています。

Passmarkスコアです。残念ながらCore 3 304のスコアはまだ公開されておらず、上位型番のCore 3 305のスコアがありましたので参考として載せておきます。ただし、Core 3 305はコア数/スレッド数がCore 3 304よりも多く6コア (2P+4LPE)6スレッドですし、そもそもサンプル数がわずかに「1」なので、参考とは言えないかもしれません。その前提で言えばシングルスレッド、マルチスレッド (CPU Markの数値)は大きく向上しているのは間違いないです。Core 3 304はこれよりも相当にスコアが低いと思われますが、Intel N100あたりとは非常に大きな差が出るのではないか、と推測しています。
なお、Beelinkによれば「前世代のCore i3-N305と比較して、シングルコアCPU性能は約120%向上し、マルチコア性能は約60%向上しています」とのことでした 。
Core シリーズ3の型番一覧はこちらをご覧ください。
6月2日現在、これらニューモデルの販売ページはまだできていませんが、個人的には「ME Proの筐体品質は抜群!」と評価していたこともあり、発売されるのがとても楽しみです。
関連リンク
BeelinkがWildcat Lake製品ラインナップを発表:Intel 18Aが低消費電力ミニPCの新時代を切り開く:Beelink
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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