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富士通 LIFEBOOK MH - 13.3インチの家族みんなで使える「ホームモバイルPC」です。なぜかクラムシェルノートと2 in 1の2本立て!

富士通 LIFEBOOK MH
富士通が13.3インチの「ホームモバイルノートPC」LIFEBOOK MHシリーズを発表しました。13.3インチの「コンバーチブル2 in 1とクラムシェルノート(詳しくは後ほど)」ですが、システムスペックに強くこだわるのではなく、家族みんなが使いやすいノートPCという位置づけになっています。先日紹介したLIFEBOOK UHシリーズとは異なる性格というか利用シーンを想定した製品と言えます。

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1.スペック

富士通 LIFEBOOK MH
MHシリーズには富士通WEB MART限定の「カスタムメイドモデル(注文時に構成のカスタマイズが可能なWeb直販モデル)」は設定されておらず、MH75/D2とMH35/D2という、2つのカタログモデルが存在します。両者の主要構成は下記のとおりです。

MH75/D2:Core i5-8200Y/RAM8GB/256GB SSD/コンバーチブル2 in 1
MH35/D2:Celeron 3965Y/RAM4GB/256GB SSD/クラムシェル

私も当初気づかなかったのですが、同じMHでも上位モデルはコンバーチブル2 in 1、下位モデルはクラムシェルノートとなります。これは斬新ですね…。ただ、間違えないように注意しましょう。

MH75はCPUにAmber Lake Y(超省電力タイプ、旧Core mシリーズ)のCore i5-8200Yを搭載し、RAM8GB、ストレージ256GBと比較的高いスペックで、MH35のほうはCeleron機です。どちらも「モダンスタンバイ」で、「使いたい時に瞬時に立ち上がる超高速起動、スタンバイ時でもメールやSkypeのメッセージをいつでも受信、スタンバイ時でも、音楽再生(Groove ミュージック)が利用可能」というのが富士通の説明にありました。

また、超省電力タイプのCPUを搭載していることもあり、この製品はファンレス構造になっています。

ディスプレイは13.3インチのFHD解像度で、IGZO液晶が採用されています。また、コンバーチブル2 in 1のMH75のみタッチ対応し、タッチペンも付属します。ただこれ、筆圧対応なのか、対応するとして何段階なのか、といった詳細な説明はありません。

入出力ポートは数と種類は十分ですが、規格はそれほど高くはありません。Type-Cポートは映像出力ができませんし、Type-A(普通のUSBポート)のうち1つは2.0規格にとどまります。ただし、HDMIもありますし、フル規格のSDカードリーダーもついているので、使い勝手はいいと思います。

バッテリーはMH35とMH75で仕様が異なります。MH35のほうが容量が小さく(24Wh)稼働時間も10.5時間、MH75のほうは32Whで13.8時間というのが公称値です。JEITA 2.0に基づく稼働時間なので「実際にはせいぜいその半分くらい」と考えておくべきでしょう。

サイズは共通ですが、筐体構造とバッテリー容量が異なるためか、重量は結構な差があります。MH35が1.09 kg、MH75が1.24 kgです。また、タテ・ヨコサイズは13.3インチのコンバーチブル2 in 1としては割と標準的なものになっていると思います。特に小さいとか大きい、ということはないでしょう。

また、この製品はカタログモデルのみのラインナップとなるためか、MH35、MH75とも製品版のOffice Home and Business 2019が付属します。ホームユースという意味では親切ですが、当然価格に跳ね返ってくるわけで…。

2.筐体

富士通 LIFEBOOK MH
MH35とMH75は共通のデザインです(非常に細かい話をすると、MH35のみ下部ベゼルに富士通のロゴが入ります)が、筐体色が異なり、MH35は「プレミアムホワイト」、MH75は「ブライトメタリックブルー」です。それと、しつこいですが、MH75のみコンバーチブル2 in 1です。この記事では「ブライトメタリックブルー」のMH75のほうで説明したいと思います。

ご覧のように、サイズを切り詰めている感じはしません。ベゼル幅は太いとは言いませんが、2019年のモバイルPCとして特に「ナロー」でもないですよね?

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富士通 LIFEBOOK MH
キーボードです。キーピッチ19 mm、キーストローク1.7 mm、86キーJIS配列で、バックライトはありません。画像を見るとスペースキーがずいぶん小さめに思われますが、富士通製品のキーボードは非常に作りがいいので、打鍵はしやすいと思われます。世界最軽量のLIFEBOOK UHの実機レビューをしていて思ったんですけど、富士通のPCって、軽くするために利便性を悪くするようなことはしませんからね…。MHシリーズでもタッチパッド部分には物理クリックボタンが2つありますし、キーボードの下には「板金を配置」し、「キーを押したときのフカフカを抑える工夫」が施されているとのことです。

富士通 LIFEBOOK MH
天板にはおなじみの富士通ロゴマーク。筐体素材は不明ですが、メーカーが富士通ですし、コンバーチブル2 in 1筐体なので、おそらく金属製(アルミ製)だと思います。

富士通 LIFEBOOK MH
入出力ポートの配置です。画像上が右側面で「1.電源ランプ、2.電源スイッチ、3.USB 2.0、4.SDカードリーダー、5.セキュリティロックスロット」です。また画像下の左側面は「1.DC-IN、2.HDMI、3.USB 3.1 Type-C、4.USB 3.0、5.オーディオジャック」となります。

富士通 LIFEBOOK MH
(MH75は)コンバーチブル2 in 1なので当たり前ですが、テントモードやタブレットモードにして使うこともできます。ここでの富士通の説明は、

●テーブルの上にものが溢れていても、角度を調整できるテントモードなら置き場所に困りません。周囲のスペースを有効活用できるので、オンライン授業を視聴しながら学習する時やレシピ動画を見ながらの料理する時も便利です。
●パソコン本体を折りたためば、タブレットとして大活躍。Windows Inkに対応しており、タッチペンでイラストを描くのはもちろん、新しく思いついたアイデアなどを付箋やWebサイトに手書きでメモできるので幅広く活用できます。

という感じで、とっても優しい説明になっていまして、この製品の位置づけをよく物語っていると思いました。

3.価格など

富士通 LIFEBOOK MHシリーズは富士通WEB MARTで販売中で、7月14日現在の価格は上位モデルのMH75/D2が税込み154,042円、MH35/D2が税込み108,682円です。なお、ここに記載している価格は会員価格で、通常の価格よりも安くなっています。富士通WEB MARTの会員登録は無料で簡単にできますので、購入される前にかならず会員登録をしておきましょう。

「Celeronで10万円かよ!」って思いますよね?私も思いました。しかし、この製品にはOfficeが付属していて、さらにATOK(日本語IME)も入っています。付属のソフトウェアだけで「ざっくり2万円以上」になっていると思いますので、「富士通だから高い」わけではないですw

「LIFEBOOK UHのほうがいい」と思う人も多いでしょうが、この製品は「ホームモバイルノートPC」なんで、家族みんなが使いやすいPCとして、富士通の他モデルとの差別化がされているんじゃないでしょうか。どうせならコンバーチブル2 in 1筐体のMH75のほうが家族に喜ばれるかも。

4.関連リンク(富士通WEB MART)

LIFEBOOK MHシリーズ
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コメント

  1. 匿名 より:

    それでも「タッチ対応もしてないセレロンで8万かよ!」とは思っちゃいますよね。

    家電量販店だと平気でその値段で売ってるけど…

  2. 匿名 より:

    13インチのYってどうなんだろうね。1kgこえているし。同じ富士通でU積んでて700gきってるのがあるのに。中途半端だわ。

  3. H.H より:

    いやいや、Celeron7、8万はちょっと・・・
    Core i5もYだし。それで15万。
    UHの2in1の方がコスパがいい感じがします。
    買うならUHです。