
DellがノートPC「XPS 13 (DX13260)」を発売しました。XPS 13と言えばDellの「金看板 (と、勝手に思っています)」、あこがれのハイエンド・モバイルノートですよね? しかし、このニューモデルは「金看板」であり続けるのだろうと思いますが、ハイエンドというよりは「こんなのでいいんだよ!」的なスペックになっています。CPUはCoreシリーズ3 (Wildcat Lake)で、Copilot+ PCでもありません。そのかわり「え?」というくらいにリーズナブルな価格になっています。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | Intel Core 5 320 / Core Ultra 7 355 ※Core Ultra 7 355モデルは7月下旬発売 |
| RAM | 8GB/16GB (LPDDR5x 7467 MT/s) ※シングルチャネル ※Core Ultra 7モデルでは32GBも選択可 |
| ストレージ | 512GB SSD (M.2 PCIe NVMe) |
| ディスプレイ | 13.4インチ (2,560×1,600) タッチ |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0 |
| ポート類 | USB 3.2 Gen 2 Type-C (映像/PD対応)×2 ※Core Ultra 7モデルはThunderbolt 4×2 |
| カメラ | Webカメラ (1080p)顔認証対応 |
| バッテリー | 52 Whr (Netflix アプリ視聴で最大17時間) |
| サイズ | 296.9×200.66×12.7 mm |
| 重量 | 1 kg |
2. OS/CPU/RAM/SSD
XPS 13は注文時にOSのバージョンやRAM容量などをカスタマイズすることができます。搭載CPUは現時点ではCore 5 320のみで、7月にCore Ultra 7 355が追加されるとのことです。Core 5 320は2026年第2四半期にリリースされたばかりの最新世代、Coreシリーズ3 (Wildcat Lake)です。

これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。比較対象としてCore Ultraシリーズ3 (Panther Lake)で国内向けPCの新製品に搭載例のあるCore Ultra 5 322 (6コア6スレッド)とCore Ultra 5 325 (8コア8スレッド)のスコアも載せています。Core 5 320は2つのPコアと4つのLP-Eコアからなる省電力タイプの型番ですが性能は決して低くはなく、シングルスレッドではCore Ultraシリーズを若干上回っており、マルチスレッド (CPU Markの数値)もCore Ultra 5 322と互角以上のスコアが出ています。
ただし、AI処理チップNPUは内蔵しているものの、その性能は最大16TOPSと低く、Copilot+ PCの要件は満たしません。
RAMは8GBと16GBを選べ、いずれも「シングルチャネル」です。XPSの最新モデルのRAMが標準で8GBというのはちょっと驚きですが、このあたりにニューモデルの「狙い」がうかがえるような気もしますね。ただし、Core Ultra 7 355が追加されると32GBも選べるとのことです。
SSDは512GBのみが設定されています。こちらもCore Ultra 7 355追加時には1TBも選べるようになります。
3. ディスプレイ

ディスプレイは13.4インチで解像度は2.5K (2,560×1,600)、リフレッシュレートは最大120Hzでタッチ対応します。現時点では有機ELや4K解像度など、高規格なパネルの設定はありません。ベゼルが非常に細く、XPSらしいなあ、と感じられます。
4. 筐体

筐体は以前のXPSシリーズと同様に「CNCアルミ削り出し」の高級感あるもので、重量も1 kgと軽量です。筐体色は「スカイ (この画像の色)」ともう少し濃いグレーの「ストーム」の2種類がありますが、ストームのほうは7月下旬の発売とのことです。

キーボードはテンキーレスで日本語配列と英語配列を選べます。また、バックライトもつきます。前モデルではタッチパッド部分はパームレストとの境目が目立たない形状でしたが、ニューモデルでは「普通」になりました。

入出力ポートの構成です。…これは厳しい。USB Type-Cポートが2つあるのみ。イヤホンジャックすらありません。なお、Core Ultra 7 355搭載モデルはThunderbolt 4×2となります。
5. 価格など
Dell XPS 13 (DX13260)はDell公式サイトで販売中で、6月16日現在の価格は154,800円からです。XPS 13がこの価格で購入できるとはちょっと驚きですよね。ただ、記事中でも触れていますが、7月にCore Ultra 7 355搭載モデルが追加されると、RAM32GBや1TB SSDも設定されますので、より性能と価格の高いモデルも選べるようになります。
個人的には20万円以下でXPSの最新モデルが買えるというのは痛快だと思いますし、より軽快な雰囲気となったのも歓迎したいです。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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