ドスパラ Tiny Magnate IM － 手のひらサイズのコンパクトデスクトップパソコンがドスパラから！

ドスパラ（会社名はサードウェーブ）からコンパクトデスクトップパソコン「Tiny Magnate IM」が発売されました。ここのところよくご紹介したり、実機レビューをしている「ミニPC」ですね。ウインタブではおなじみのMINISFORUMの製品と比較的近いサイズです。

1.Tiny Magnate IM スペック

スペック表

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「ドスパラのデスクトップパソコン」なので、カスタマイズ余地も大きいのだろうと思いましたが、実はそうでもないです。OSはWindows 10 Homeのみ、CPUは世代がちょっと古く、第8世代（Wiskey Lake）のノートパソコン用CPU、Core i5-8265Uのみが設定されています。また、RAMも8GBで「SO-DIMM (PC4-19200/8GBx1)」という記載がありましたが、注文時の増設はできず、空きスロットがあるのかは説明がありませんでした。しかし、この製品は「ASUS PN61」というベアボーンキットを使用していて、PN61の製品ページには「8GB DDR4 memory x 2」を搭載可能という説明がありましたので、おそらく最大16GBまでの増設は可能と思われます。

ストレージは注文時にカスタマイズ可能です。標準だと250GB M.2 SATA SSDですが、500GB/1TBに変更できます。また、この製品は2.5インチSATAスロットの空きがあり、注文時にHDDもしくはSSDをセットすることもできます（HDDセットの場合、ベースモデルが変わりますので、厳密にはカスタマイズ項目とは言えないですね）。

通信まわりでは有線LANポートのほかWi-Fiにも対応しますが、Wi-Fi6（ax規格）非対応です。入出力ポートはデスクトップパソコンとしては多いほうとは言えませんが、USBポートが合計で5つ、映像出力専用ポートが2つありますので、最低限必要な周辺機器接続（デスクトップパソコンなので、モニター、キーボード、マウスなどのポインティングデバイスの接続が必須です）をしても空きポートは確保できます。

サイズですが、ウインタブでよく実機レビューをしているMINISFORUMのミニPCと比較してみましょう。

Tiny Magnate IM：115×115×49 mm/0.7 kg
MINISFORUM U820：127×127×53.1 mm/538 g

重量は少し重いですが、サイズはTint Magnate IMのほうが少し小さいです。まあ、モバイルノートパソコンではないので、あんまり気にしなくてもいいかもしれないですね。

2.Tiny Magnate IM 筐体

前面と背面です。筐体素材については説明がありませんでしたが、おそらく金属製だと思われます。

また、この筐体は「スライディングシャーシ設計」になっていて、簡単に2.5インチベイ（HDDやSSDを搭載するところ）にアクセスができます。

3.Tiny Magnate IM 価格など

ドスパラ Tiny Magnate IMはドスパラ公式サイトで販売中で、4月19日現在の価格は税込み76,980円から、となっています。また、250GB SSDに加えて1TB HDDを搭載するモデルだと税込み83,980円です。この価格はMINISFORUMのミニPCと比較すると「ちょっと高いかな」という感じですが、メーカーがドスパラでベアボーンキットがASUSということなので、それを考慮すれば妥当と言えるでしょう。

昨年からテレワークが急速に普及し、デスクトップパソコンの需要も拡大していると思います。ちなみに私も自宅ではすっかりデスクトップユーザー（ミニPCユーザー）になってしまいました。好みのモニターやキーボードが使え、メンテナンス性にも優れたデスクトップパソコンですが、この製品のように置き場所に困らないサイズ感は魅力ですね。

4.関連リンク（ドスパラ）

Tiny Magnate IM