Ulefone Tab A8 － エントリースペックながら高解像度ディスプレイを搭載するAndroidタブレット。高級感のあるデザインも魅力的です

Ulefoneより10.1インチAndroidタブレット「A8 Tab」が発表されました。Ulefoneといえば「Armor」シリーズを初めとしたタフネススマホが有名ですが、A8 Tabは薄型軽量筐体を採用したスタンダードなタブレットです。

1.Ulefone Tab A8 スペック

スペック表

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OSはAndroid 12です。タブレット端末では現行バージョンとなるAndroid 13の普及も進んでおらず、中国メーカーのタブレット製品としては最新OSと考えてもいいものと思います（できればタブレット向けに最適化されたAndroid 12 Lを搭載してほしかったところではありますが…）。UIは素のAndroidに準じています。

CPUはMediaTek Helio P22です。エントリースマホでもよく採用されている型番で、WEBブラウジングや動画視聴、電子書籍の観覧といった用途であればストレスを感じることはありませんが、ゲーム用途には向きません。RAMは4GB、内蔵ストレージは64GBで、MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します

ディスプレイは10.1インチサイズで、解像度はWUXGA（1,920 × 1,200）です。CPU性能・RAM/ストレージ容量から見てエントリークラスの製品ですが、ディスプレイ解像度は高めなので動画や画像も美しい画質で楽しむことができそうです。ただしWidevineについてメーカー側の説明はなく、「L3」にとどまるものと思われます。

カメラはイン5MP、アウト13MPです。基本的にタブレットのカメラはそこまで画質は高くないものの、Tab A8ではアウトカメラに高解像度のセンサーを採用しているため、明るい場所ではきれいな写真を撮影することができるものと思われます。ただしナイトモードが用意されているかは不明なので夜景撮影は厳しいかもしれません。

技適を取得しているかどうかは不明ですが、Tab A8では4Gネットワークをサポートしており、GPSも内蔵しています。バッテリー容量は6,580 mAhです。

2.Ulefone Tab A8 筐体

筐体は金属素材が用いられており、7.35 mmという薄さを実現しています。中国メーカーのタブレットだとWEBサイトやプレスリリースなどで掲載している素材用の画像では画面のベゼルを狭めに盛っていることが多いのですが、Tab A8では現実的な太さで、ほぼプレス画像通りと考えても良さそうです。

背面に配置されているカメラバンプ部の形状は2022年のXiaomi端末（Xiaomi 12シリーズなど）に似ている…というよりはほぼそのままです。個人的にも印象的なデザインだったので個人的にはありだと思っているのですが、この辺に関しては好みが分かれそうな気がします。筐体色はシルバー一色のみです。

Tab A8ではフリップタイプのカバーが最初から同梱されています。中国メーカーのAndroidタブレットだと日本国内ではケースの入手が難しい場合が多いこともあり、この点はありがたいところです。

3.Ulefone Tab A8 価格など

Ulefone Tab A8は公式サイトでは現在プレセール価格として199.99ドル（約25,762円）で予約を受け付けています。Ulefone公式サイトでは残念ながら日本への配送は受け付けていませんが、近いうちにAliExpressでも取り扱いを開始するものと思われます。

より性能が高いUNISOC製CPUを搭載している他社タブレットが同価格帯で販売されており、4GネットワークやGPSに対応していることを踏まえても「少し高い」というのが正直なところですが、AliExpressで販売がスタートする際には「ワールドプレミア価格」が設定され、199.99ドルよりも安く購入できる可能性が高いと思われます。

端末としての性能はそこまで高くないものの、高級感のある筐体や高解像度ディスプレイを搭載しているため、セール価格が1万円台になるようならお得に感じられます。GPSも搭載しているので、カーナビとしての運用も悪くないかもしれません。

4.関連リンク

Ulefone Tab A8：Ulefone