OUKITEL C23 Pro － 5,000 mAhバッテリーを搭載、過不足ない性能のエントリースマホ

OUKITELがエントリースマホ「OUKITEL C23 Pro」を発売しました。どちらかというと「価格勝負」な製品と言えます。先日実機レビューをした「OUKITEL C22」とは比較的近いスペックですが、外観は全く異なっています。iPhoneそっくりなC22に対し、C23 ProはAndroidスマホとしては割と普通です。

1.OUKITEL C23 Pro スペック

スペック表

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OSはAndroid 10です。ここのところOUKITELのスマホをご紹介する機会が増えていますが、OUKITELはAndroid 11への切り替えが少し遅いように思われます。CPUはHelio P22。Antutuスコアが9万点程度の性能なので、3D系のゲームなどには向きませんが、ニュースアプリやWeb閲覧、SNSなどでは問題なく操作できると思います。

RAMは4GB、ストレージは64GBと、低価格帯の製品としては悪くないと言いますか、普通くらいの容量です。ディスプレイも6.5インチと大型ながら、解像度はHD+にとどまります。

カメラも画素数としては特筆すべき水準ではありません。まあ、開示されている画素数通りの撮影品質であれば文句はないんですけどね。

ここまでは「だいたい100ドル台前半で購入ができる中華スマホの典型」ですね。と言ってもこのクラスは代を重ねるごとにスペックが良くなっていますので、ゲームはともかくとしてAndroid OSの基本的な操作でもたつくようなことはありません。ゲームをしない人にとっては「お買い得」と言えるかもしれません。

メーカー側でアピールしているのがバッテリー容量です。5,000 mAhというのはこのクラスの「非タフネス系（アウトドア系）」としては大容量な部類と言えます。ただし、先にご紹介した「OUKITEL K15 Plus」（バッテリー容量10,000 mAh）ほど尖ってはいませんし、UMIDIGIのAシリーズ（最新モデルはUMIDIGI A11）など、100ドル前後で5,000 mAhクラスのバッテリーを搭載している製品は他にもあります。

また、バッテリー容量が大きいのは歓迎として、かわりに重量がちょっと重くなっていまいましたね。ディスプレイサイズが大きめである、というのはあるにしても、200 gを越えてしまいました。

2.OUKITEL C23 Pro 筐体

ウインタブで実機レビューをしたOUKITEL C22が良くも悪くも特徴的な外観だったのに対し、このC23 Proはごくオーソドックスです。前面には小さめの水滴型ノッチが使われ、ベゼルも特に細いという感じではありません。「こんなのでいいんだよ！」とも言えるし「面白くない」とも言えます。

筐体色は「Keppel Green、Madison Blue、Classic Black」の3色で、画像を見る限りKeppel Greenのみグラデーションカラーになっているようです。

3.OUKITEL C23 Pro 価格など

OUKITEL C23 ProはAliexpress内のOUKITEL Official Storeで販売中で、6月13日現在の価格は125.99ドル（14,272円）です。Banggoodにも製品ページがありますが、まだ販売がスタートしていません。

C22の価格が100ドル前後であった（Banggood。6月13日現在は在庫切れです）ことを考えると、C23 Proもセール時期には100ドル前後まで価格が下がるものと思われます。正直、そんなに特徴の多い製品ではありませんが、逆にサブ機として、またライトな普段使い用としては大きな不満の出ない製品だろうと思います。

4.関連リンク

OUKITEL C23 Pro：OUKITEL公式サイト
OUKITEL C23 Pro：Banggood
OUKITEL C23 Pro：OUKITEL Official Store（Aliexpress）