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Windows タブレット機種比較 ー 8インチサイズは選択肢が少ないものの少数精鋭!こんな状況を予想できた?(2017年夏版)

ドスパラ 秋葉原本店でraytrektab DG-D08IWPにタッチ2
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。そろそろ6月かあ、ということで、「2017年夏版」のWindowsタブレットの機種比較特集を始めたいと思います。初回は8インチサイズから。8インチのWindowsタブレットについてはほとんどの国内メーカーが撤退、あるいは販売休止になっていまして、ドスパラ、テックウインド、そしてgeaneeにKEIANくらいかなあ、と思っていますが、geaneeの「WDP-083-2G32G-BT」とKEIANの「KBM85-B」に関してはこの記事を書いている時点で販売しているサイトがほとんど見つからず、(理由はわかりませんが)入手が困難と思われるため、対象から外しています。

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また、発売からかなりの期間を経過している製品(例えばOSがWindows 8.1のままになっているなど)も購入可能ではありますが、やはり対象から外しています。そして、中華製品についてもほぼ全てストレージ32GBのデュアルブート機で初心者の方にはおすすめできないことと、保証の面から考えても国内メーカー製品と同列には比較できないと考え、対象から外しています。

ということで絞り込んでいくと、この記事での対象機種はわずか3つとなってしまいました。しかし、今回は「さびしい」という気持ちよりも「楽しい」という気持ちのほうが強いです。3機種とも明確な個性を持った良品だと思えました。

1.ドスパラ Diginnos DG-D08IW2L

Diginnos DG-D08IW2
※画像のキーボードは別売りです

価格: 21,384円(税込み)

OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Atom x5-Z8350
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8インチ(1,280 × 800)
ネットワーク:  802.11 a/b/g/n/ac 、Bluetooth 4.0
カメラ: イン2MP / アウト2MP
入出力: microUSB、microHDMI、オーディオ、microSD
バッテリー稼働時間: 約6時間
サイズ: 214 x 128 x 9.1 mm / 重量 380 g~

トップバッターは最も「普通の8インチ」と言っていいドスパラのタブレットです。基本的に国内外の8インチタブレットの流れを受け継いだ正統派の低価格スペックですが、ストレージが64GBに増量されていることに注目です。キーボードを接続せず、タブレットとしてタッチ操作で使う前提で考えると、それほど高い負荷の操作をすることは少なく(あるとすればゲームくらいだと思います)、シングルタスクで使用することが多いため、CPU性能とかRAMの容量は使用感に大きな影響を与えないと思います(ただし、キーボードを接続してノートPCとして使う場合は話が別です)。しかし、ストレージ容量についてはたとえタッチ操作主体で使うにせよ、容量が大きい方が格段に快適性が増します。

その点、この製品はリーズナブルな価格に抑えつつストレージを増強したり、Wi-Fiを5GHz帯に対応させたりといった改善を積み重ねていて、個人的には大変好感を持っています。また、アルミ合金を採用した筺体品質は旧モデルのころから高く評価しており、実際に使ってみると価格に見合わないくらいの質感と感じるでしょう。

紹介記事:ドスパラ Diginnos DG-D08IW2L - CPUを最新に、ストレージを倍増した8インチWindowsタブレット
実機レビュー:ドスパラ Diginnos DG-D08IW2 - 新型CPUを体感できるハイコスパ8インチタブレット(実機レビュー)
※ストレージ32GB版です
ドスパラ製品ページ:Diginnos DG-D08IW2L

2.ドスパラ raytrektab DG-D08IWP

ドスパラ raytrektab DG-D08IWP

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価格: 49,800円(税込み)

OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Atom x5-Z8350
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8インチ(1,280 × 800)
ネットワーク:  802.11 a/b/g/n/ac 、Bluetooth 4.0
カメラ: イン2MP / アウト2MP
入出力: microUSB、microHDMI、オーディオ、microSD
バッテリー稼働時間: 約4時間
サイズ: 214 x 128 x 10.1 mm / 重量 400 g

この記事を書いている時点で最も注目を浴びているタブレットがこの製品だと思います。簡単に言ってしまうと、上に紹介したDiginnos DG-D08IW2Lにワコムデジタイザーを搭載したもの、となります。スペック上の相違点はデジタイザーのほか、RAMが4GBに増量されたことと、筺体の厚みと重量が若干増加したことですね。

また、この製品は手書き入力機能に強いこだわりがあり、4,096階調の筆圧に対応し、握りやすさを追求したデジタイザーペンも付属、そして、「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」というイラスト用ソフトウェアまで付属します。

ただし、その分価格設定は高めになっていますので、この製品の手書き入力機能に全く興味がない、という人にはおすすめできません。逆に小型のWindowsタブレットで「気持ちよく」スケッチとか落書きをしたい、という場合にはこの製品以外の選択肢がありません(中古機などを含めればありますけどね)。

実機レビュー:raytrektab DG-D08IWP ー 落書きするのが楽しい!と誰もが思える8インチ、デジタイザー搭載タブレット(実機レビュー)
ドスパラ製品ページ:raytrektab DG-D08IWP

3.テックウインド CLIDE W08A

テックウインド CLIDE W08A

価格: 33,649円(税込み)

※5月20日現在の価格ドットコム最安値

OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Atom x5-Z8300
RAM: 4GB
ストレージ: 128GB
ディスプレイ: 8インチ(1,280 × 800)
ネットワーク:  802.11 a/b/g/n 、Bluetooth 4.0
カメラ: イン2MP / アウト2MP
入出力: USB 3.0、microUSB、microHDMI、オーディオ、microSD
バッテリー稼働時間: 約4時間
サイズ: 212 x 130 x 9.8 mm / 重量 330 g

最後はビジネス向けと言える製品です。CPUはAtom Z8300と特筆すべき高性能モデルではありませんが、RAM4GBでストレージはなんと128GBあります。さらに、2種類のカバー(「背面カバー」「スタンドカバー」)とドッキングステーションが付属します。特にドッキングステーションはフルサイズのHDMI、D-sub、有線LAN(RJ45)を備えたスグレモノです。

CPU性能に限界があるとは言え、余裕のあるRAMとストレージ、そしてドッキングステーションを使っての高い拡張性があるので、8インチという機動性を活かした「ビジネスシーンでの大活躍」が期待されます。絶対的な価格はそれほど安いものではありませんが、基本スペックと充実した付属品を考えれば非常にお買い得な製品と言えます。

紹介記事:テックウインド CLIDE W08A - 8インチ、RAM4GB、ストレージ128GBのWindows タブレット!理想型か!?
製品ページ:価格ドットコムなどで検索して下さい

4.少数精鋭、わりと簡単に選べる?

この特集記事では対象機種がわずかに3つだけなのですが、個人的にはかつて抱いていた「8インチタブレット市場の尻すぼみへの不安感」というのは少し後退しています。記事の冒頭にも書きましたが、3機種とも非常にはっきりした特性があり、似たようなスペックの製品がやたらと出回っている状況よりもむしろラッキーなのでは?と感じるからです。

価格で選ぶならドスパラのDiginnosになりますね。でも、この製品は「安かろう、悪かろう」というものではなく、8インチタブレットとしての基本をしっかり押さえた上に余裕のあるストレージ容量と高い筺体品質を備えているので、3機種中最安値とは言っても決して期待を裏切ることはないと思います。

より高いスペックとビジネス利用時の利便性を求めるならテックウインドのCLIDEになると思います。この製品はCPU性能とディスプレイ解像度は標準的なものですが、4GBのRAMと128GBのストレージを備えていて、タブレットとしてではなくパソコンとして使う場合でもある程度の負荷ならこなせてしまうと思いますし、ビジネス用の大きなサイズの画像・動画データなども内蔵ストレージにたくさん保存することができます。営業マンが客先に持ち込んでプレゼンするなどの際に活躍しそうですね。

raytrektabは少し用途が異なります。外出先でイラストを描く、というのが一番ピンとくる使い方になりますが、手書き入力全般が快適にできますので、本格的なイラスト用に限らず、手書きメモをよく使う人とか、単に落書きをしたい人とか、子供さんと一緒に絵を描いて遊びたい人とかにおすすめです。ただ、価格はどうしても少し高額になってしまうので、手書き入力に関心がない人はこの製品を選ばないほうがいいかもしれません。

数は減ってしまいましたけど、8インチタブレットはまだまだ健在ですし、逆に良品が揃っていて多くの人のニーズに応えられるのでは?と感じます。

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コメント

  1. 匿名 より:

    asusから8インチクラスが販売されないのが残念です。
    「TransBook T90Chi」タイプの後継機が良いのですが・・・。
    しばらくは使い続けるしかなさそうですね。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。そうですね、ASUSとかacerなら出してくれてもよさそうな気がします。世界的に8インチって縮小してるようですね。逆に日本でガラパゴス化が開始されたような…記事を書いててそう思いました。

  2. 匿名 より:

    HP Pro Tablet 608 G1をたまらず取り寄せてしまった身としてはフォローせずにはいられないトピックです。
    今後の記事にも期待しています!

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。次回以降少しずつサイズと価格が上がっていく、というシナリオになっております…

  3. スマートフォンの大型化やタブレットの小型軽量化、そして他OS(Android、iOS)のシェア争いの真っ只中なので作っても需要が中々見込めないのが残念ですよね。
    あると便利なんだけど必要かと言われればそこまでではないという…

  4. 薪人 より:

    サーフェス3(LTE)を使っている薪人です。
     次の機種を探しているところでしたので、この記事はナイスでした。是非、13とか15インチ版までよろしくお願いします(笑。自分はAcerのW4の8インチ使っていましたが、今ではタンスの肥やしとなりつつあります。このサイズはWindowシステムのインターフェースが使いづらいと思います。

  5. 11Lの匿名 より:

    「寝タブ」用に8インチタブレット検討中です。
    と言っても、完全に道楽用で必要性など全くない買物なので、機種もOSも具体的なプランはないです。

    Amazon fire 7~8、ドスパラ8インチ位の値段なら衝動買いしてしまうかも…

  6. 匿名 より:

    メモリ4GB(以上)あるモデルはCPUがなぜか貧弱、という勝手なイメージです。
    そもそもAtomに期待そんなにしてはいけないのだとは分かっているのですが。

  7. 匿名 より:

    iPadMiniと同等及び小型
    フルHD以上の解像度
    メモリ4GB以上
    ストレージ64GB以上
    デュアルOSタブレット

    この組み合わせがなぜか何処も製造してくれないのでX89以降耐久戦してる状況です。