MSI Raider GE77 HX 12U － Core i9-12900HXとGeForce RTX3080Tiを搭載する、ウルトラハイエンドな17.3インチゲーミングノート

MSIが17.3インチゲーミングノート「Raider GE77 HX 12U」を発売します（8月12日発売、8月3日現在は予約販売中）。CPUに第12世代の新型番「Core i9-12900HX」を搭載する「ウルトラハイエンド」なゲーミングノートです。ノートパソコンとしては現状望みうる最高のシステム構成になっていると言えるでしょう。

1.Raider GE77 HX 12U スペック

バリエーションモデル

8月3日現在、上記スペック表の単一バリエーションです。

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この製品の15.6インチ版「Raider GE67HX 12U」よりも若干控えめの構成になっているものの、CPUのCore i9-12900HXとGPUのGeForce RTX3080Tiの組み合わせは「ウルトラハイエンド」にふさわしい組み合わせと言えます。

15.6インチ版よりも少し控えめ、というのはRAMとディスプレイの仕様です。RAMは15.6インチ版の64GBに対し32GBになっています。ただし、MSI公認サポート店で64GBまでの増設が可能です（DIYでも増設はできると思いますが、その場合はメーカー保証が切れてしまいますのでご注意下さい）。

また、ディスプレイは17.3インチのWQHD（2,560×1,440）解像度、リフレッシュレート240Hzというのは（サイズ以外は）15.6インチ版と同じですが、15.6インチ版が有機ELパネルであるのに対し、Raider GE77 HX 12Uは有機ELではありません。ただし、DCI-P3相当の高い発色品質になっています。

ハイエンドなCPUとGPUの能力を引き出すため「MSI OVERBOOSTテクノロジー」が採用されています。OVERBOOST時の出力は最大250Wと、こちらは15.6インチ版の最大220Wを上回ります。おそらくベンチマークテストをすれば「ノートPCとしては見たことのないスコア」が出そうです。

CPUの熱伝導材に高い熱伝導率を持つ「PHASE CHANGE サーマルパッド」を採用、2基のファンと7本のヒートパイプからなる「Cooler Boost 5」を搭載し、高い冷却性能も備えています。

筐体サイズは従来モデル「Raider GE76 12U」と全く同じです。おそらく同一筐体と思われますが、デザインは一部変更されています。

2.Raider GE77 HX 12U 筐体

左右のベゼル幅は細く、下部ベゼルはやや太めです。筐体前部（キーボードの下）にLEDライトが装備され、ゲーミングノートらしい派手さがあります。このあたりのデザインは従来モデルから変更されていません。

天板です。後部が「力こぶ」のように隆起しているのがデザイン上のアクセントになっています。ここも従来モデルと同じですが、ゲーミングノートらしく迫力があり、カッコいいデザインだと思います。また、筐体色が従来モデルの「チタニウムブルー」から「チタニウムダークグレー」に変更されています。と書いてもピンとこない人がほとんどだと思いますが、要は「より黒っぽくなった」ということです。それと、天板に大きな「MSI」のロゴが入りました。

キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「SteelSeries Per-Key RGB 日本語キーボード（テンキー付き）」です。

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入出力ポートの配置です。画像左から右側面、背面、左側面です。背面にも主に通信系・映像系の入出力ポートが配置されています。17.3インチサイズなので、据え置きで使うのがメインになると思いますから、背面にポートがあるとスッキリと配線できそうですね。

3.Raider GE77 HX 12U 価格など

MSI Raider GE77 HX 12Uは8月12日の発売予定で、8月3日現在MSI公式ストアで予約注文を受け付けています。また、この記事執筆時点ではまだ製品ページがありませんでしたが、Amazonでも販売されます。MSI公式ストアでの予約価格は税込み519,800円です。

MSIが「ウルトラハイエンド」と称している通り、ゲーミングノートとして現時点で望みうる最高性能の製品だと思います。ただし、記事中で触れた通り、15.6インチ版とはRAM容量とディスプレイパネルが異なる点にご注意下さい。

4.関連リンク

Raider GE77 HX 12U：MSI公式サイト 製品紹介
GE77HX-12UHS-095JP：MSI公式ストア