
GMKtecがミニPC「M3S」を発売しました。CPUにCore シリーズ3 (Wildcat Lake)を搭載し、先日記事にしたG3 Ultraよりもワンランク上の性能を備えています。オフィスワークや動画視聴、Web閲覧などの普段使いが快適にこなせる製品です。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro |
| CPU | Intel Core 3 304 |
| RAM | 12GB (LPDDR5 5600MT/s) オンボード |
| ストレージ | 256GB/512GB SSD (M.2 2280 PCIe 3.0) ※M.2 2280 PCIe Gen4 NVMe空きスロット×1 |
| ディスプレイ | なし |
| 無線通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 |
| ポート類 | USB4 Type-C (映像/PD対応) USB 3.2 Gen 2 Type-A×3 USB 2.0 Type-A LAN (RJ45, 2.5G)、HDMI 2.0×2 オーディオジャック |
| カメラ | なし |
| バッテリー | なし |
| サイズ | 114×106×42.5mm |
| 重量 | 430g |
2. OS/CPU
OSはWindows 11 Proです。CPUはCore シリーズ3 (Wildcat Lake)のCore 3 304です。

これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。Pentium Gold 7505というのは先日記事にした、この製品のワンランク下のモデル、G3 Ultraの搭載CPUで、Core Ultra 5 322はCopilot+ PCの要件を満たし、最近のノートPCによく搭載されている型番です。
Core 3 304はAI処理チップNPUを内蔵していますが、その性能は低く (最大15TOPS)、Copilot+ PCの要件 (40TOPS以上)に届きません。しかし、Passmarkスコアを見ていただければわかる通り、CPU性能は決して低くはなく、Core Ultra 5 322に大きく見劣りはしません (むしろシングルスレッド性能は高いスコアになっています)。
3. RAM/SSD
RAMは12GBでオンボードメモリなので購入後の増設や換装はできません。SSDは256GBと512GBを選択可能です。SSDスロットは2つあり、1スロットが空きになっているので容易に増設が可能です。
一般にミニPCの中上位モデルはRAMとSSDの増設・換装が可能なものが多いですが、M3Sでは「RAMの増設・換装は不可」という点に注意が必要です。
4. 筐体

入出力ポートの構成です。USBポートは合計で5つ、うち1つがUSB4規格です。また、HDMIポートは2つあり、もちろん有線LANポートも付いています。

USB4ポートは映像出力にも対応しており、2つのHDMIポートとあわせ、最大3つの画面に4K60Hz出力が可能です。

GMKtecのミニPCは冷却性能に優れています (ウインタブのレビュー経験上、冷却面に不安のあるGMKtec製品はありませんでした)ので、M3Sも発熱などの不安はないものと思います。また、BIOSで動作モード (電源モード)を「静音15W、バランス20W、パフォーマンス25W」の3段階に切り替えることができます。
5. 価格など
GMKtec M3SはGMKtec公式サイトやAmazonで販売中で、10月24日現在の価格は公式サイトのほうが安く、256GBモデルが62,999円、512GBモデルが67,999円です (発売記念のセール価格です)。
RAMが12GBのオンボードで増設・換装不可、という点のみ残念ですが、事務仕事用や学習用には十分な性能のミニPCだと思います。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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