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Lenovo Yoga C930 - 13.9インチでハイスペックなコンバーチブル2 in 1、ようやく日本でも発売されました!

Lenovo Yoga C930
ついに、と言いましょうか、Lenovoが13.9インチのコンバーチブル 2 in 1「Yoga C930」が日本で販売開始となります。この製品は海外で発表された後、日本のLenovoでも製品ページまではできていたのですが、なかなか発売されずにいました。次第に人気が高まりつつあるWindowsのコンバーチブル2 in 1市場に強力な新製品が投入された、という感じでしょうか。ちなみにYoga C930とYoga Book C930は、名称がそっくりですが、「まるっきり別」です。くれぐれもご注意くださいw

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1.スペック

Lenovo Yoga C930
もともとLenovoのYogaブランドの製品には「920」と「720」そして「330」という型番の製品があり、従来は920が最上位モデルでした。今回紹介するC930は920の後継機種と言えるので、やはりスペックは高いです。

OSはWindows 10 Homeのみで、Yogaブランドの製品はThinkPadシリーズとは異なり、注文時に構成のカスタマイズができないので、Pro版OSにして注文することはできません(2018年11月14日現在)。CPUはKaby Lake RのCore i5もしくはCore i7で、CeleronやCore i3の設定はありません。この時期の新製品ですから、欲をいえばWhiskey Lake(Core i5-8265とかCore i7-8565Uという型番です)にしてほしかったところですが、おそらくパフォーマンスが極端に違うということもないでしょう。

RAMは8GB/16GB、ストレージは256GB/512GB SSDですが、ほとんどのモデルは8GB/256GBという組み合わせで、Core i7搭載モデルの一部にのみ16GB/512GBという組み合わせが設定されます。

ディスプレイはちょっと変則的で13.9インチです。解像度はFHDのほか、4K(3,840 × 2,160)解像度も選べます。ともにIPS液晶で、筆圧対応(海外情報サイトによれば4,096段階)のスタイラスペンが使えます。

Lenovo Yoga C930
しかも、このスタイラスペンは本体(背面、ヒンジ側です)に収納可能で、もちろん「付属品扱い」です。

入出力ポートはちょっと厳しいですね。Thunderbolt 3が2つ装備されていますので、機能的には高いと言えますが、絶対数は十分とは言えないです。Thunderboltを使えば外部映像出力ができますが、その場合は使えるUSBポートが減ることになります。また、この製品にはSD(microSD含む)スロットは装備されません。

サイズですが、13.9インチサイズなので、13.3インチの製品と比較すると若干不利かと思いつつ、HP Spectre x360 13と比較してみます。ついでに14インチのクラムシェル、ThinkPad X1 Carbonとも比べてみましょう。

Yoga C930: 322 × 227 × 14.5 mm(厚さは最薄部)/ 1.38kg
HP Spectre x360 13: 307 × 218 × 14.7 mm / 1.32 kg
ThinkPad X1 Carbon: 323.5 x 217.1 x 15.95 mm / 1.13 kg

まず重量に関して、13.3インチクラスのハイスペック2 in 1の中でSpectre x360 13はやや重いほうです。その前提で言うと、やっぱりハイスペック機としては少し重いかな、と感じます。ウインタブ的には「1.5 kgを切っていたらモバイル利用OK」という論調なので、特に問題視するようなことでもないですけどね。

タテ・ヨコサイズに関しても、14インチのThinkPad X1 Carbonと横幅が同じくらい、奥行きは少し大きくなっています。ただ、このサイズ感はちょっと前の13.3インチノートと変わらないくらいなので、13.9インチであっても携帯した感じは13.3インチとあまり変わらないと思います。

2.筐体

Lenovo Yoga C930
横幅がX1 Carbonといい勝負である、ということは、「引き締まったサイズ感である」とも言えます。実際ベゼルはかなり細くなっています。あと、この画像を見ると、ヒンジ部分がメッシュになっていますよね?

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Lenovo Yoga C930
このメッシュのところにスピーカーが搭載されています。「Dolbyと共同開発したサウンドバー機能付きヒンジ」ということで、ヒンジの開閉にあわせてスピーカーの向きが変わるので、テントモードやスタンドモードにしても常にスピーカーが前向きに配置されるそうです。

Lenovo Yoga C930
筐体素材はアルミ、筐体色は「アイアングレー」です。このようにヒンジ側から見ても「サウンドバー機能付きヒンジ」のデザインがアクセントになっています。しかし、それ以外は比較的シンプルなデザインだと思います。

Lenovo Yoga C930
コンバーチブル2 in 1のお約束、「4つのモード」です。特にペンを使っての手書き入力をする場合、スタンドモード(画像右下)やタブレットモード(画像左下)は強い味方になってくれそうです。

Lenovo Yoga C930
側面です。分厚い金属板を「スパッ」と切断したような断面になっていて、個人的にはカッコいいと思います。ただし、ポートの数は足りない感じですよね。画像上が右側面で、こちらにはポート類が一切なく、右端に電源ボタンがあります。画像下が左側面で、こちらにすべてのポートが集中します。

3.価格など

Lenovo Yoga C930は11月16日発売で、すでにLenovo直販サイトでは予約販売がスタートしています。11月14日現在の価格は税込み155,326円から、となっています。ちなみに「Core i7/RAM16GB/512GB SSD/4Kディスプレイ」の最上位構成の場合、税込み212,674円です。

この製品は非ThinkPad、非Legion(ゲーミングノート)としてはLenovoでも最上位クラスのノートPCであると言えます。とすればHPだとSpectre x360 13、DELLならXPS 13 2-in-1あたりと競合すると思いますし、ウインタブの先日の特集記事「12.5インチから13.3インチのハイスペック・コンバーチブル2 in 1を比較します。日本メーカーの健闘が光ります!(2018年冬)」で紹介した製品が比較対象になると思います(ただし、Yoga C930はディスプレイサイズがやや大きいので、記事内の製品とぴったり比較はできないかもしれません)。

私はある意味、このクラスの2 in 1はクラムシェル以上に激戦区になっているような気がしていまして、Yoga C930がどのくらいの成功を収められるのか、とても気になります。あるいはLenovoがこの先の週末セールで他の製品と同じように「がっつり値引き」するようなら、成功率は大きく上がると思いますけどね。

4.関連リンク(Lenovo)

Yoga C930

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コメント

  1. 匿名 より:

    Yoga C930のヒンジスピーカーは
    バウハウス的なデザインでとても素晴らしい
    今年のコンバチで最優秀デザイン賞!

    • wintab より:

      こんにちは。発売直後の週末セールだと、さすがに10%オフにとどまりましたけど、レノボはやるときはやるので、逆に買い時を待ってしまいそうですね。