VAIO A12 - 12.5インチのデタッチャブル2 in 1がVAIOから!独自機能「スタビライザーフラップ」にワコムデジタイザー搭載!

VAIO A12
VAIOが12.5インチのデタッチャブル2 in 1「VAIO A12」を発売しました。つい先日「ハイスペックなデタッチャブル2 in 1(キーボードが分離する2 in 1)を比較します。数が少ないわりに個性が強すぎです(2018年冬)」という特集記事を掲載したばかりなのですが、掲載直後にこのような素晴らしい製品が発売され、自らの日頃の行いを誇りたい気持ちです…。

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A12はVAIOらしい、というか、昔のSONYらしいというか、独自の工夫が凝らされた2 in 1です。

1.スペック

VAIO A12
VAIO製なのでハイスペック機かと思ったら、「ハイスペックも含めたワイドバリエーション」なラインナップになっています。Webで購入する場合、BTOメーカー同様に細かく構成のカスタマイズをして注文することができます。

OSはWindows 10 HomeとProを選択でき、CPUは型番末尾Yの超省電力タイプです。最低構成だとCeleron 3965Y(これだけKaby Lake)で、Core m3-8100Y/Core i5-8200Y/Core i7-8500Y(すべてAmber Lake Y)を含め、4種類のCPUを選択できます。また、RAMは最低で4GB、最大で16GBですが、CeleronだとRAMは4GBのみ、逆にRAMを16GBにしようとするとCore i7を選ばなくてはならないなど、構成の選択には多少の(常識的な)制約もあります。

ストレージも多くの選択肢から好みの容量のSSDを選ぶことになりますが、Celeronだと第3世代ハイスピードSSD(PCIe)は選択できず、通常の128GB/256GB SSDのみ搭載可能、Core iプロセッサーだと通常SSD(128GB/256GB)とハイスピードSSD(256GB/512GB/1TB)すべてが選択できます。

ディスプレイは12.5インチでFHD解像度、タッチ液晶となります。また、ワコムデジタイザーを搭載しており、専用のスタイラスペン(税抜き6,500円)を使えば4,096段階の筆圧に対応するペン入力ができます。「ワコム」ということなので、品質にもかなり期待できそうですね。

ネットワークに関しては、LTEモジュールの搭載ができます(税抜き15,000円)。12.5インチサイズということもあり、LTE対応はしておきたいところ。ちなみにSIMサイズはmicroSIMです。

入出力ポートは充実しています。ただし、この製品はデタッチャブル2 in 1なので、タブレット側とキーボード側それぞれにポートが配置されます。タブレット側にはUSB Type-Cとオーディオジャックのみ、キーボード側に残りのポートすべてが装備されているので、タブレット単体で使う場合にはポートの数は非常に少ない、ということになります。

ちょっと面白いのがカメラの配置です。この製品はインカメラをIR(赤外線、Windows Helloの顔認証用です)と非IRから選べ、アウトカメラを「なし」にすることもできます。タブレットってスマホのように頻繁にはカメラを使いませんので、アウトカメラなしにして、その分安く買うというのはいい考えかと思います。

サイズですが、12.5インチなのでコンパクトではあるものの、「13.3インチの最小クラスのモバイルノートといい勝負」くらいですね。DELL XPS 13とあまり変わらない感じです。また、キーボード込みの重量にずいぶん幅がありますが、これはキーボード側にもバッテリー(2ndバッテリー)を搭載できる構造になっているためです。バッテリーを搭載するキーボードを選択する場合、総重量が1.2 kgを越えてしまいますが、稼働時間も大きく伸び、公称値で最大15.5時間となります。一方でバッテリーなしのキーボードを選択すると、重量が1,099 gとなり、バッテリー稼働時間も7.4~8.1時間と短くなります。

VAIO A12
ここまで「VAIO A12は2 in 1である」という前提で記事を書いてきましたが、実はこの製品、「キーボードなしでも購入できる」んです。ただし、タブレット単体での購入はできず、「拡張クレードル」をセットしなくてはなりません。ちなみに拡張クレードルに装備されている入出力ポートの種類と数は、キーボードの装備と変わりません。

2.筐体

VAIO A12
筐体にはVAIOらしい独創性が詰め込まれています。

VAIO A12
デタッチャブル2 in 1なので、このようにディスプレイ面(タブレット本体)とキーボードが完全分離します。脱着は「デュアルリリーススイッチ」というものが採用され、ディスプレイを開いた状態でも閉じた状態でも可能です。

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それと、このキーボードはすごいかも知れないです。通常の使い方、つまりタブレットと物理的に接続している際は有線接続、タブレットと分離した場合は「Bluetoothではない独自の無線接続」に切り替わり、分離した状態でもキーボードが使えます(2ndバッテリーを搭載するタイプのみ)。デタッチャブル2 in 1のキーボードで「有線でも無線でも使える」というものはありそうでないんですよね。

VAIO A12
最近増えている「リフトアップヒンジ構造」です。つまり、ディスプレイを開くとキーボード面の後部がせり上がり、適度な角度がつくという構造になっています。ただ、なんか下の方にへんなものがついてますよね…。

VAIO A12
正体はこれ「スタビライザーフラップ」といいます。メーカーサイトの説明文を引用します。

タブレットとキーボードユニットを結合するヒンジ部分に、本機のために新開発した「スタビライザーフラップ」機構を採用。ディスプレイを開くとヒンジ下部の「フラップ」が開き、支点を後方に移動して安定性を向上させます。これまで、重心の高いデタッチャブル型2 in 1ノートPCは、後ろへ倒れないようディスプレイの開き角度を制限したり、転倒を防ぐために重りを載せたりと、ノートPCとしての使い勝手を損なう点がありましたが、VAIO A12はこの新機構を開発することで、これまで難しいとされていた、「安定性」と「軽量化」の両立に成功しました。

単に傷つき防止用のカバーではなく、デタッチャブル2 in 1の弱点でもある重量バランス(ディスプレイ面が本体なので、「頭でっかち」となり、ヒンジを大きく開くとひっくり返ってしまいます)を改善する効果があるそうです。

VAIO A12
このフラップ、一見じゃまになりそうですが、側面から見るとそうでもないようですね。割とすんなり収まっているように見えます。

しかし、この側面画像、独特の機能美のようなものを感じさせてくれますね…。

VAIO A12
キーボード面です。英語配列と日本語配列を選択可能で、キーピッチは19 mmとフルサイズ、キーストロークは1.2 mm、バックライトも搭載されます。

VAIO A12
この製品の筐体色はブラックで、キーボード面はシルバーですが、VAIOお得意の「ALL BLACK EDITION」も設定されます。ALL BLACK EDITIONはCore i7しか選べず、全体的に高いスペックになりますし、お値段のほうも張りますが、カッコいいのは間違いないです…。

3.価格など

VAIO A12はVAIOストア(オリジナルSIMバンドルモデル)とソニーストア(PC単体)で販売中で、11月13日現在の価格は132,800円(税込み143,424円、ソニーストア)から、となっています。ちなみに132,800円のモデルは「Celeron/RAM4GB/128GBでオプションゼロの最低構成」です。

ALL BLACK EDITIONだと209,800円(税込み226,584円)ですが、こちらは「Core i7/RAM8GB/256GBハイスピードSSD」という構成です。一応ALL BLACK EDITIONに「2ndバッテリー搭載キーボードとスタイラスペン、LTEモジュール」をセットしてみたところ、239,300円(税込み258,444円)になりました。この製品はかなり細かく構成をカスタマイズできますので、興味のある人はいろいろ試算してみてください。なお、私が試算したのはSONYストアのほうで、VAIOストア(SIMセット)だとまた異なった試算結果になるかも知れません。

VAIOらしいこだわりを感じさせてくれる製品だと思います。価格も決して安いとは言えませんが、どうせこの製品を買うのならCeleronにRAM4GBという構成ではなく、自分の納得の行くスペックにしたほうが後悔しないかもしれないですね。冒頭にリンクした記事では「Surface Book 2」と「レッツノート」を取り上げたのですが、この2機種と比べるとVAIOのほうがまだ割安ですw

スタビライザーフラップという独自機能を備えた使いやすそうな12.5インチデタッチャブル2 in 1、市場からデタッチャブル2 in 1がめっきり減ってしまった現在、注目の製品だと思います。

4.関連リンク

VAIO A12 製品紹介:VAIO公式サイト
VAIO A12:VAIO ストア
パーソナルコンピューター VAIO A12:ソニーストア
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Comment

  1. 匿名 より:

    RED版ならほしい・・・

  2. これで絵を描こうと考えている側としたら変なギミックを搭載し過ぎて使いにくそうな感じが勝手ながらします。何故キックスタンドやそれに準ずるものが無い・・・

    • wintab より:

      PYUさん、こんにちは。確かに。絵をかくならSurface系のほうがよさげですよね。あ、クレードル使えってことかな。

  3. 匿名 より:

    タブレットとキーボードの重心を補助で移動させて
    脱着式を軽量化させるアプローチは
    変形ギミック好きなASUS辺りがやるんじゃないかとは思ってたけど
    まさかバイオとは・・・

    キーボードの有線・無線のハイブリッドはグッジョブ
    これはペンを使う事を念頭においたVAIO Z Canvas開発の時の経験が生きてますね
    比較的最近のHP ZBook x2ですら無線のみだったのでこれは素晴らしい
    正直最近の国内メーカーに興味を失いつつあったけど
    これはエポックメイキングで底力を感じた

    • wintab より:

      こんにちは。なんかご自身で買っちゃいそうな雰囲気を感じますね…。国内メーカーが新しいことをするとうれしいです。NECと富士通の最軽量バトルとかも個人的にはすごく評価してます。

      • 匿名 より:

        今使ってる2in1は磁石が強力すぎて電車で隣人にエルボー炸裂した経験もあって
        「デュアルリリーススイッチ」は本気で悩でますよ
        電車の中でパッと使いたいのに蓋開けて分離してバックに戻す
        みんな不便に感じてると思うんですよね

        ただし値段やデザインはコンシューマ市場に寄せて欲しいなぁ・・・と
        国内に限って言えばビジネスPC以外で活路が無いのはわかるんですけどね

        • wintab より:

          こんにちは。考えされられるコメントです。パソコンを仕事に使わない、という、特に若い人はパソコンを持たなくなってますよね。スマホに取って代わられている。コンシューマー市場に受け入れられるパソコンって、一体なんだろう、なんて考えてしまいました。

  4. 匿名 より:

    タブレット時の角度はどうやって変えるんだろう?
    そしてD-SUBがあることに驚き、まだ需要あるんだ。
    個人モデルは外してほしいな、さすがにダサい。
    英字も選べるのがいい感じ。

    • wintab より:

      こんにちは。クレードル使用時ですよね?どうなんだろう。あと、タブレット単体になると自立することができないので、ホルダーを用意しなくちゃいけないでしょうね。

  5. 匿名 より:

    Core mをCore iと言うようになってからややこしいね。

    • wintab より:

      こんにちは。私もそう思います。CPUの型番体系が頭に入っている人ってそんなに多くはないですよね。

  6. 匿名 より:

    この価格と液晶サイズでこの解像度はあまりに残念
    世間じゃ解像度2k(i5 メモリ8G SSD256)が10万前後で出てきてるのに
    サーフェイスより価格が高くて解像度が半分ってどうゆうことよ

  7. 日本語入力 より:

    スタビライザーフラップ、特許技術はいいけどダサいよ…見た目でもう無理。私はいいです。

    • wintab より:

      日本語入力さん、こんにちは。そうかもしれないですね。実機を見てみたいです。

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