この7月に発表されたDynabookの法人向けノートPC「dynabook X83(CHANGER)」のWeb直販モデル「dynabook XZ/HW」が発売されました。重さ1キロを切る超軽量な筐体に高いスペックを詰め込み、さらにバッテリーが交換式という、非常に魅力的なモバイルノートです。X83が発表された際に「早く個人向けにも発売してほしい!」と思っていたのですが、ついにその希望が実現しました。
なお、dynabook X83(CHANGER)についてはこちらの記事をご覧ください。
dynabook X83(CHANGER)- 最小重量800 gの13.3インチモバイルノート、バッテリーは簡単に交換可能で入出力ポートの充実ぶりもすごい!
1.スペック
スペック表
dynabook XZ/HW | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core i5-1334U/Core i7-1360P |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB/32GB(LPDDR5-4800) |
ストレージ | 256GB/512GB SSD(PCIe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチ(1,920 x 1,200) |
ネットワーク | Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 3、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 駆動時間 約26.5時間 |
サイズ | 298.8 × 212.0 × 17.7-18.7 mm |
重量 | Core i5モデル:901 g/Core i7モデル:939 g |
コメント
Dynabookは複数のモバイルノートをラインナップしていて、筐体画像を見るとXZ/HWは「R(RZ)」シリーズと「G(GZ)」シリーズによく似ています。しかし、Rシリーズは14インチ、Gシリーズは13.3インチですがディスプレイのアスペクト比が16:9(XZ/HWは16:10)なので、どちらとも別筐体であることがわかります。
法人モデルX83のWeb直販モデルであるXZ/HWはバリエーション構成も少し変わりました。OSはWindows 11 HomeとProが設定され、X83にあったWindows 10 Proはなくなっています。また、CPUのラインナップも簡素化され、第13世代の省電力タイプ(型番末尾U)のCore i5-1334Uと、同じく第13世代のバランスタイプ(型番末尾P)のCore i7-1360Pの2種類となりました。個人的にはCore i5-1334Uでもビジネス用として十分な性能だと思いますが、「省電力タイプよりも高性能なCore i7」であるCore i7-1360Pを選べるのも魅力ですね。
RAMは8GB/16GB/32GBで、いずれも購入後の増設・換装はできません(オンボードメモリと思われます)。また、RAM8GBはCore i5のみ、RAM32GBはCore i7のみで選択可能です。SSDも256GB/512GB/1TBが設定されていますが、256GBはCore i5のみ、1TBはCore i7のみです。
ディスプレイは13.3インチのノングレア(非光沢)タイプで解像度は1,920 × 1,200、「IPS」とか「IGZO」といった記載はありませんでしたが「高輝度・高色純度・広視野角」ということなので、発色性能も高いものと思われます。X83に設定のあるタッチパネルはXZ/HWでは選べません。
X83とXZ/HWの最大の特徴はDIYでバッテリーが交換できる、という点です。バッテリーは「PS0169NA1BRS」という型番で、11月21日現在だとDynabook Directでの販売がスタートしていませんが、Web上に販売サイトがいくつかあり、実売価格が2万円台前半でした。また、X83はSサイズのバッテリーとLサイズのバッテリーがありますが、XZ/HWはLサイズバッテリーのみです。
2.筐体
外観はR(RZ)シリーズやG(GZ)シリーズとそっくりです。…まあ、同じメーカー製なんでねえ…。あと、筐体色は「ダークテックブルー」といいますが、この色もRZシリーズと同じです。
背面もいつものdynabookですね。シンプルな形状で中央にdynabookのロゴ。筐体はマグネシウム合金製で「例によって」非常に過酷な耐久テストをクリアしています。
また、サイズですが、特に重量が素晴らしいですね!Core i5モデルが901 gでCore i7モデルが939 gです。
キーボードです。「86キー(JIS配列準拠)、キーピッチ:19mm、キーストローク:1.5mm、バックライト搭載」と開示されています。サイズ的には「標準」と言え、狭苦しさはありません。それと、タッチパッドのところに物理クリックボタンがありますね!これ、実はGシリーズ・Rシリーズにはない特徴なんです。
ヒンジは180°の開口が可能です。これもまたビジネスノートでは重宝します。
側面と入出力ポートの配置です。重さ1キロを切る筐体ながらUSBポートは合計で5つ(うち3つがThunderbolt 4)、HDMIに有線LAN、そしてmicroSDカードリーダーと、素晴らしすぎる構成になっています。いやこれ、本当にすごいと思いますよ。
3.価格など
dynabook XZ/HWはDynabook Directで販売中です。またウインタブ読者は「限定サイト」で購入されるとよりお買い得になります。
現在Dynabook Directでは「新商品発売記念セール」を開催中です(12月27日14:00まで)。期間中にXZ/HWを購入すると9,900円の割引が受けられます。ただし、割引を受けるためにはDynabook Directの会員登録が必要です(登録は無料かつ簡単なので、必ず登録してから買い物をするようにしてください)。
詳しくはこちらをご覧ください。
新商品発売記念セール:Dynabook Direct
また、「会員登録必須」ではありますが、「限定サイト」でも同様の割引が受けられます。限定サイトでの価格は169,180円から、となっています(会員登録後、キャンペーン割引が適用された価格です)。また、個人的に「このくらいかなあ」と思った「Core i5/RAM16GB/512GB SSD」という構成だと180,180円でした。
国内の大手メーカーであるDynabookの超軽量にして高品質(そしてバッテリーも交換可能!)なモバイルノートの価格としては非常に安いんじゃないか、と思いますね。ところで私、「ThinkPad推し」でして、読者の中でも私と同様にThinkPadが好きな人なら、この製品は「めちゃめちゃ刺さる」ような気がするんですが、どうでしょう?
4.関連リンク
まず、会員登録をしましょう。こちらで登録方法が説明されています。
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【特定サイト限定】クローズドサイト:Dynabook Direct クローズドサイト
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