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iiyama STYLE-15FR100-i3-TNS - 15.6インチ、iiyamaお得意のデスクトップ用CPU搭載高性能ノートパソコン、今度はCore i3だ!

iiyama STYLE-15FR100-i3-TNS
ノートPCにデスクトップ用のCPUを搭載する、という手法は、最近のマウス/iiyamaの得意技になりつつあります。今回紹介する「STYLE-15FR100-i3-TNS」はその新顔と言える製品で、「デスクトップ用のCore i3」を搭載します。もちろん外部GPUも搭載する高性能な製品なんですが、「性能アップを狙ってデスクトップ用のCPUを積むのはわかるけど、なぜにCore i3?」というのが正直な感想ではあります。とりあえず、どんな製品なのか見てみましょう。

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1.スペック

iiyama STYLE-15FR100-i3-TNS
私だけかも知れませんが、スペック表の中で最も気になるのがCPUです。Core i3-8100ってどのくらいの性能なんでしょう?

Core i3-8100: 8,086
Core i7-8550U: 8,290
Core i7-7700HQ: 8,868
Core i5-8250U: 7,594
Core i5-7300HQ: 6,853
※2018年4月10日現在のPassmark公表値。数値が大きいほど高性能

Passmarkが公表しているベンチマークスコアを見てみると、第8世代のCore i7-8550Uといい勝負くらい、第7世代でいまだゲーミングノートなどの主力CPUと言えるCore i7-7700HQには若干負ける、って感じですね。ただこれ、あくまでもPassmarkという単一のベンチマークスコアに過ぎないので、完璧に性能を説明しているとは言えません。一応これに基づいて考えると、実力としてはノートPC用のCore i7並み、というくらいには理解してよさそうです。

GPUは相当に高性能です。GeForce GTX1070(VRAM8GB)が搭載されています。上を見ればキリがありませんが、このGPUはゲーミングノートの上位モデルに搭載されているもので、Core i3-8100の性能と合わせて考えると、上位クラスのゲーミングノート並のグラフィック性能になっていると思います。

この製品は先立って発売された「STYLE-15FR100-i5-TNS」と「CPU違い(i5-TNSはCore i5-8400搭載)」の同一製品と思われます。それを考慮すれば、なぜこの製品が「デスクトップ用のCore i3」を搭載しているのかは理解できますね。

ということで、RAM、ストレージに関してはi5-TNSと同一のカスタマイズが可能です。RAMは標準で8GB、カスタマイズにより最大32GBまで増設が可能ですし、ストレージは標準だと500GB HDDになるものの、SSD2基を含め、最大で4基の物理ストレージを搭載可能です(カスタマイズでSSDを選ぶ場合、OSはSSDにインストールされます)。

ディスプレイは15.6インチで解像度FHD、そしてうれしいことにIPS液晶と明示されています。入出力ポートについては非常に充実しており、ノートパソコンとしてはほぼ文句なしと言っていいくらいの種類と数が装備されます。

そしてサイズです…。デスクトップ用CPUを搭載するiiyama製品は「全部そう」なのですが、巨大です。厚さは4センチを越え、重量も余裕の3キロオーバー。ただ、iiyamaのこの種の製品の紹介記事はもう何度も掲載していますので、読者のみなさんならもう慣れっこな数字だと思います。

2.筐体

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iiyamaでデスクトップ用CPUを搭載する製品ラインには15.6インチと17.3インチがあり、同サイズであれば同一筐体が使われていると思われます。17.3インチのほうは、最近だと「SOLUTION-17FG101-i7K-VNRS-DevelopVR」という製品の紹介記事を掲載していますので、怖いものを見たい人はそちらをご覧ください。

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一方、15.6インチでは、上にも書いたとおり、STYLE-15FR100-i5-TNSというのがありますし、ゲーミング用のサブブランド「LEVEL」を冠した「LEVEL-15FR100-i7K-TNRVI」もあります。

この製品のサブブランド「STYLE」というのはメーカー側で特定の用途を提案していない、いわば「汎用PC」に使われるものですが、スペックがスペックだけに、ゲーミングノートっぽいテイストが随所にあります。例えば上の画像は正面から見たところですが、ディスプレイ面上部中央が微妙に尖ったデザインになってますよね。

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キーボードにしてもゲーム時によく使用する「W,A,S,D」キーがハイライトされていたりして、ゲーミングノートの仕様になっています。ちなみにこのキーボード、キーストロークがやや深めで、かなり気持ちよくタイピングすることができます。もちろん日本語配列ですが、バックライトの有無については不明です。

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毎度掲載している側面画像です。厚さ44 mmっていうのは、モバイルノート2台分以上ですし、ちょっとスリムなスタンダードノート2台分ということもできるでしょう。とにかく「ぶ厚い」ですよね!

3.価格など

iiyama STYLE-15FR100-i3-TNSはiiyama製品の事実上の直販サイト「パソコン工房」で販売中で、4月10日現在の価格は176,980円(税込み191,138円)から、となっています。ただし、標準構成だとストレージが500GB HDDになってしまいますので、最低でもSSD1基は増設注文したほうがいいでしょう。ちなみに、250GB M.2 SSDを増設し、SSDにOSをインストールしてもらう場合、195,960円(税込み211,636円)となります。

デスクトップ用のCore i3をわざわざノートPCに搭載する意義、ということを少し考えてみました。Passmark公表値を参考にすれば、Core i3-8100というCPUはノートPC用のCore i7-8550Uとほぼ同等の性能、ゲーミング用のCore i7-7700HQと比較しても大きく見劣りしないくらいの実力があります。そしてGPUはGTX1070で、ノートPCとしてはトップクラスのものが搭載されます。つまり、この製品は上位クラスのゲーミングノートとほぼ変わらない性能になっているということが言えるでしょう。

メーカー側がこのような製品をリリースするのは(正確なことはわかりませんが)「デスクトップ用のCore i5/i7を搭載する製品がすでにあるから」というのが大きな理由だと思います。一方でパフォーマンスという点では私達ノートPCユーザーがイメージするCore i3とは別物の実力があるわけで、「20万円のゲーミングノート」にふさわしい製品であるとは言えます。

あとはですね…、「大きいのが好きな人」とか「どっしりしたパソコンに安心感をおぼえる人」とかですかね、この製品に向いてるのは…。

4.関連リンク(パソコン工房)

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