ONE-NETBOOKがSurfaceタイプのデタッチャブル2 in 1を発売します。OneMixシリーズやONEXPLAYERシリーズなどのUMPCでおなじみのONE-NETBOOKですが、今度のニューモデルは13インチですから、「普通サイズのモバイル2 in 1」ということになります。
1.ONE-Netbook T1 スペック
スペック表
ONE-Netbook T1 | |
OS | Windows 11(詳細未公開) |
CPU | Intel Core i7-1260P |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 16GB(LPDDR5-5200) |
ストレージ | M.2 2280(容量未公開) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13インチIPS(2,160 × 1,440)タッチ 100% sRGB、500cd/m2 |
ネットワーク | Wi-Fi6、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、USB 3.2、オーディオジャック、HDMI、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ |
バッテリー | 12,000 mAh(9時間) |
サイズ | 未公開 |
重量 | 2.2ポンド(約998 g)以下 |
スペック表補足
この記事を執筆している5月21日現在、詳細スペックが公開されておらず、未公開部分が多くなっています。また、CPUの型番やRAM/ストレージ容量にバリエーションが存在する可能性もありますが、現時点ではわかっていません。
コメント
ONE-NETBOOK T1は近日クラウドファンディングが開始される予定です。また、ONE-NETBOOK社の公式サイトとは別に、ONEXPLAYER公式ストア内に製品紹介ページ(ティザーサイトと言うほうが適切かもしれません)があり、Facebookに「One-Netbook VOYO Global Launch Group」というページがあります。
ONE-NETBOOK T1:製品紹介ページ
One-Netbook VOYO Global Launch Group:Facebook
ここで「VOYO」というメーカー名が出てきます。VOYOは数年前までウインタブで製品紹介や実機レビューをしていたPCメーカー(あるいはブランド)ですが、最近は新製品情報がありません。VOYOとONE-NETBOOKは関係会社ですが、ウインタブでは資本提携や業務提携の詳細は把握しておりません。また、ONE-NETBOOKの製品がらみでVOYOの名前が出てくるのはこれが初めてだと思います。
上にリンクしたFacebookページにある古い投稿を見ていくと、どうやらこの製品はもともと「VOYO VBOOK2023」として開発されたものをONE-NETBOOKブランドでリリースすることになったようです。
話をT1に戻します。CPUはAlder Lake-PのCore i7-1260Pです。このCPUを搭載する製品だと、ウインタブではdynabook RZ/HVを実機レビューしていますので、CPU性能については下記の記事をご参照ください。
dynabook RZ/HVの実機レビュー - 第12世代CPUを搭載、パフォーマンスも使いやすさも抜群の最新14インチモバイルノート、これはおすすめ!
RAMは16GB、ストレージは容量が公開されていませんが、ONE-NETBOOKのUMPCは大容量ストレージを搭載する傾向がありますので、1TBクラスのものが搭載される可能性があります。
ディスプレイは13インチのIPS液晶で解像度は2,160 × 1,440です。Microsoft Surface Pro 8のディスプレイは「13インチPixelSense Flow(2,880 × 1,920)」なので、「大きさと形状(アスペクト比)は同じ、解像度はSurface Pro 8がワンランク上」です。
ただし、ONE-NETBOOK T1のディスプレイも品質が高く、sRGB100%の発色性能ですし、輝度も500cd/m2(nit)と高くなっています。また、4,096段階の筆圧に対応するペン入力も可能です(ペンが同梱されるのか別売りなのかは不明)。デジタイザー形式も不明ですが、ONE-NETBOOKの上位モデルではMicrosoft Pen Protocolが採用されているケースがあります。
入出力ポートは多彩です。Surface Pro 8では「ThunderboltとSurface Connectを用意したので、あとはハブとかドッキングステーションを使ってね」的な仕様であるのに対し、T1ではUSB Type-AとType-C、HDMI、microSDカードリーダーを装備しています。
サイズは不明です。重量だけ「998 g以下」と説明されていますが、この重量にキーボードを含んでいるかなどはわかっていません。ちなみにSurface Pro 8の重量はタイプカバー(キーボード)を含まずに891 gです。
2.ONE-Netbook T1 筐体
外観はSurface Pro 8によく似ています。というか、Surfaceタイプのデタッチャブル2 in 1はみんなこんな感じですよね。「ONE-NETBOOKらしい個性はない」と思います。むしろ「以前のVOYOの流れ」です。
キーボード(Surfaceだとタイプカバー)の形状もSurfaceシリーズにそっくりです。ただし、Surface Pro 8のようなペンを取り付けられるタイプカバーは設定されないようです。
筐体素材はアルミニウム・マグネシウム合金製でヒンジは最大160度まで開口できます。よく言えば「Surfaceを徹底的に研究した」、悪く言えば「かなり忠実にパクったね」ということですね。
3.ONE-Netbook T1 価格など
ONE-Netbook T1は「2022年第2四半期にキャンペーンを開始する予定」とのことです。つまり、近日中にクラウドファンディングが開始されます。価格情報はありませんが、「最上位モデルでも70%」という文言が製品ページにありまして、たぶん、「Surface Pro 8の7掛け」で買えるということなんでしょう。また、製品ページにメールアドレスを登録すると、クラウドファンディング情報をいち早くつかむことができ、早割価格で購入ができるようです。
この製品、おそらくパソコンとしての出来はいいんだろうと思います。でも、ONE-NETBOOKらしい個性というか、面白さは感じられないですね。個人的には「価格を見て決める」製品だと思います。
4.関連リンク
ONE-NETBOOK T1:製品紹介ページ
One-Netbook VOYO Global Launch Group:Facebook
コメント
なんで重さポンド表示なんだろ?
相変わらず単にフライングな記事なだけで内容がない記事だな。
「現時点では判っていない」事が多すぎだろ。
何でこんな内容カスカスな記事を書いて悦に入るのか。
私には言い掛かりじみたコメントを書いて悦に入るようなヤツの心理が理解不能。