
LenovoがゲーミングノートPC「LOQ 15AHP11(15.3型 AMD)」を発売しました。CPUにAMD Ryzen 200シリーズを搭載する製品で、一足先に発売されたIntel CPUを搭載する「LOQ 15IPH11 (15.3型 Intel)」とは「同一筐体のCPU違い」です。
もともとLenovoのLOQブランドは「エントリー・ゲーミングブランド」で、Legionブランドの下位に位置します。ブランド立ち上げ当初は旧世代のCPUやGPUを搭載するなどして価格を低く抑えており、PCゲームの初心者が購入しやすい製品がラインナップされていました。しかし、この15AHP11と15IPH11はスペックが新しくなり、そのぶん価格も上昇してしまったので「これならLegionブランドと大差ないわ」と感じられます。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | AMD Ryzen 7 250 |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPU GeForce RTX 5060 Laptop GPU GeForce RTX 5070 Laptop GPU |
| RAM | 16GB/32GB (DDR5-5600MT/s) |
| ストレージ | 512GB/1TB/2TB SSD (M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4) |
| ディスプレイ | 15.3インチIPS (1,920×1,200) ※100%sRGB、300 nit、165Hz 15.3インチIPS (2,560×1,600) ※100%sRGB、400 nit、180Hz |
| 無線通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth |
| ポート類 | USB Type-C (Thunderbolt 4) USB 3.2 Gen 2 Type-A USB 3.2 Gen 1 Type-A×2 HDMI、LAN (RJ45) オーディオジャック |
| カメラ | Webカメラ (500万画素) |
| バッテリー | 60 Wh |
| サイズ | 344.9×254.83×20.9 – 23.25 mm |
| 重量 | 2.1 kg |
2. OS/CPU/GPU
OSはHome版とPro版を選べ、CPUはRyzen 200シリーズ (Hawk Point)のRyzen 7 250のみが設定されます。このCPUはAI処理チップNPUを内蔵していますが、その性能は最大16TOPS低めで、Copilot+ PCの要件を満たしません。
GPUはGeForce RTX5050/5060/5070から選択できます。
3. RAM/SSD
RAMは16GBと32GBを選択でき、SSDも512GB/1TB/2TBを選べます。なお、RAMについては32GBの場合「16GB×2」となるのは確認できましたが、16GBの場合には「8GB×2」なのか「16GB×1」なのかは不明です。また、SSDについても空きスロットの有無は不明です。
4. ディスプレイ

ディスプレイもカスタマイズ項目です。15.3インチのIPS液晶で1,920×1,200解像度・リフレッシュレート165Hzのものと2,560×1,600解像度・リフレッシュレート180Hzのもの (いずれもアスペクト比16:10)を選択可能です。また100%sRGBの色域に対応していますので、ゲームだけでなく、コンテンツクリエーションにも向くと思います。
5. 筐体

筐体色は「ルナグレー」です。外観および筐体サイズ、重量はIntel版のLOQ 15IPH11と同じなので、同一筐体と考えていいでしょう。ディスプレイサイズが15.3インチと若干小さいので、筐体の横幅も約345 mmと小さめです。ただし重量は2.1 kgありますので、決してコンパクトというわけではありません。

キーボードです。この画像では「英語配列・RGBバックライト」になっていますが、日本仕様は「1-Zone RGBバックライト付、日本語」と開示されています。LOQ 15AHP11およびLOQ 15IPH11には「24-Zone RGBバックライト (この画像です)」も設定されるようなのですが、6月6日現在は1-Zoneのものしか選択できません。1-Zoneというのは「キーボードバックライトを様々な色に設定できるが、すべてのキーが同じ色になる」というものなので、この画像のように多くの色を同時に表示することはできません。

冷却性能も改善されています。メーカー説明では「再設計されたFalconファン、密閉型エアフロー構造、3D 銅製ヒートパイプを採用。AIによる最適化で、高いパフォーマンスを維持しながら、本体表面に触れても熱くなりません。」とのことです。

側面と入出力ポートの構成です。ポート配置・ポート構成はIntel版のLOQ 15IPH11と全く同じです。また、この製品はAMD CPU搭載機ですが、USB Type-CポートはThunderbolt 4と明記されています。
6. 価格など
Lenovo LOQ 15AHP11 (15.3型 AMD)はLenovo公式サイトで販売中で、6月6日現在の価格は253,935円からです(最新価格はリンク先でご確認ください)。
この価格、価格上昇傾向にあるゲーミングノートPCジャンルとしては高いほうではありませんが、LOQブランドのもともとの立ち位置を考えると「ちょっとなあ…」と感じます。上位にLegionブランドも控えていることですし、LOQには「旧世代のCPUやGPUを搭載するなどして価格を抑えたコンセプト」を続けてもらいたかったですね。
7. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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