
LenovoのノートPC「ThinkPad E14 Gen 8」「ThinkPad E16 Gen 4」にIntel Core シリーズ3 (Wildcat Lake)を搭載するモデルが追加されました。E14 Gen 8 / E16 Gen 4とも、すでにCore Ultraシリーズ3 (Panther Lake)を搭載するIntel版と、Ryzen AI 300/400シリーズを搭載するAMD版が販売中ですが、今回のモデル追加によりIntel版は2種類のCPUを選べるようになりました。
従来モデルの製品紹介記事はこちらです
Lenovo ThinkPad E16 Gen 4 / E14 Gen 8 - ThinkPadシリーズのエントリーモデルがCopilot+ PCに。Intel版とAMD版を選べます
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | Intel Core 3 304 Core 5 315 / 320 / 330 Core 7 350 / 360 |
| RAM | 8GB/16GB/24GB/32GB (DDR5-5600MT/s) |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD (M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4) |
| ディスプレイ | 14インチIPS (1,920×1,200) 60 Hz 14インチIPS (1,920×1,200) タッチ、60 Hz 16インチIPS (1,920×1,200) 60 Hz 16インチIPS (1,920×1,200) タッチ、120 Hz |
| 無線通信 | Wi-Fi 6E / Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0 ※Wi-Fiはカスタマイズ項目 |
| ポート類 | USB4 Type-C (Thunderbolt 4)×2 USB 3.2 Gen 2 Type-A USB 3.2 Gen 1 Type-A HDMI、LAN (RJ45) オーディオジャック |
| カメラ | Webカメラ (720p/1080p/5MP) ※カスタマイズ項目 ※1080pカメラは顔認証対応 |
| バッテリー | 48 Wh / 64 Wh ※カスタマイズ項目 |
| サイズ | 14:313×220.3×10.1-19.7 mm 16:356×249×10.1-21.15 mm |
| 重量 | 14:1.41 kg~ / 16:1.71 kg~ |
2. OS/CPU/RAM/SSD
E14とE16はディスプレイサイズを除くと基本的には同一のシステム仕様です。OSはWindows 11 Home/Proを選べ、追加されたモデルのCPUはCore シリーズ3 (Wildcat Lake)です。Wildcat LakeはCore Ultraシリーズ3 (Panther Lake)の下位型番ですが、前身のCore シリーズ2 (Raptor Lake)から設計が大きく変わり、高いパフォーマンスと省電力性を両立しているとされます。なお、Wildcat LakeはAI処理チップNPUを内蔵していますが、その性能は15~17TOPSと低く、Copilot+ PCの要件 (40TOPS以上)は満たしていません。

これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。左の3つがE14/E16で選択できるCPU (上のスペック表ではもっと多くの型番を記載していますが、7月21日現在だとこの3つしか選べません)、右の2つが参考として掲載した現行のCore Ultraシリーズ3/Ryzen AI 400シリーズの型番です。
Wildcat Lakeはコア数/スレッド数が少なく、ハイパースレッディングにも対応していないため、マルチスレッド性能 (オレンジ色のCPU Markの数値です)がやや低めになるものの、シングルスレッド性能はCore Ultraシリーズ3に劣りません (というかPassmarkスコア上はCore Ultraシリーズ3よりも上です)。
また、「Pコア+LPEコア」という構成になっており、PBP (上の表でTDPと書かれているところ)も低いので、省電力性にはかなり期待できます。
これらの点から、「一応下位モデルという位置づけではあるが、一般的なビジネス利用ではむしろ好ましい」特性のCPUと言えるのではないか、と思います。
RAMは8GBから最大32GBまで、SSDは256GBから1TBまで選択可能です。なお、「RAM8GB」という設定は従来モデルにはありません。このあたり、E14/E16 IWLの「位置づけ」が垣間見えるかな、と感じますね。
3. ディスプレイ

ThinkPad E14 Gen 8 IWL
ディスプレイはE14が14インチ、E16が16インチです。E14は1,920×1,200解像度・45%NTSCの色域でタッチ対応するものとしないもの、E16は1,920✕1,200解像度・45%NTSCの色域でタッチ対応しないもの、1,920✕1,200解像度・100%sRGBの色域でタッチ対応するものを選べます。
従来モデルでは2.5K解像度 (E16 Gen 4)、2.8K解像度 (E14 Gen 8)の設定もありますが、IWLでは省かれています。
4. 筐体

筐体は従来モデルと同寸で同重量です。

キーボードです。画像左がE16でテンキーつき、画像右がE14でテンキーレスです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は英語配列と日本語配列、バックライトの有無を選べます。

側面とポート構成です。この画像はE14のものですが、E16も全く同じです。ポートの配置は従来モデルのIntel版と全く同じで、USB Type-Cポート2つがThunderbolt 4と高規格です。
5. 価格など
Lenovo ThinkPad E16 Gen 4 IWL/ E14 Gen 8 IWLはLenovo公式サイトで販売中で、7月21日現在の価格はE14が145,200円から、E16が154,550円からです。なお、この記事執筆時点に限られる話だと思いますが、製品ページ上は定価のみが表示されており、カスタマイズ画面に遷移すると割引価格が表示されますのでご注意ください。
ThinkPadシリーズでは最もコスパのいいEシリーズも2026年モデルになって価格がかなり上がりました。しかし、この「IWL」であれば20万円以下である程度お好みの構成に仕上げられそうですね。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
▶ サイト紹介・ウインタブについて



コメント