Beelink SER9 － Ryzen AI 9 HX 370搭載のミニPC、価格が判明しました。プレゼントキャンペーン情報も！

Beelinkが発表したミニPC「SER9」についての追加情報です。SER9はCPUに最新鋭のRyzen AI 9 HX 370を搭載しており、先日紹介記事を掲載した際にも関心を持たれた方が少なくなかったのではないかと思います。

この記事では前回の記事では不明だった点、販売価格、販促情報についてご説明します。製品の詳細についてはこちらの記事をご参照ください。
Beelink SER9 － Ryzen AI 9 HX 370搭載のハイスペックなミニPCがもうすぐ発売！マイクとスピーカーもついてます！

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最大の目玉は「CPUの型番」ですね。ノートPCであればCopilot+ PCの要件を満たす、AI Readyなものが搭載されています。ちょっと心配なのは先日の渋谷Hさんの記事で「HX 370は、PCメーカーが入手性が悪く価格が高いと文句を言っているという噂があり、実際記事執筆時現在でHPとLenovoからは1機種ずつ、Dellからは発売なしと3大メーカーがほとんど手を出さない状態」と解説されていて、「大丈夫かいな、Beelink…」と感じられてしまう点です。

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SER9が単一バリエーションモデルである理由として「RAMがオンボード」という点を挙げられます。Beelinkの製品ページのコメント欄でメーカーがオンボードである旨の明言をしていました。ハイスペックなミニPCでRAMの換装ができない、というのはマイナスポイントですよね。

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なお、SSDに関しては2スロットあり、工場出荷状態だと「Crucial製の1TB（M.2 2280 PCIe4.0 ×4）に空きスロット× 1」ということです。

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SER9の大きな特徴は「マイクとスピーカーを内蔵している」という点です。マイクに関してはAI関連の機能を実現させるうえで内蔵とする必要があるのかもしれないですね。というか、RAMがオンボードであるという点も含め、「ミニPCに高いNPU性能を備えたCPUを搭載する」というのはメーカーとしてかなりの苦労があるんでしょう。

で、価格ですが、10月2日現在のBeelink公式サイトで999ドル（143,573円）となっています。CPUにCore Ultra 9 185Hを搭載するBeelink GTi14 Ultraが919ドル（132,076円）であることを考慮すると、より世代の新しい（NPU性能からみての話です）Ryzen AI 9 HX 370を搭載し、マイクとスピーカーも内蔵しているSER9の価格はリーズナブルと言えるのかもしれません。

それと、一応ご案内だけ…。redditでSER9のGive Away（プレゼント）キャンペーンが開催されています（10月23日まで）。redditで「r/BeelinkOfficial」にjoin（加入）し、「Can the AI 9 HX 370 Processor Truly Handle AI and Gaming?（AI 9 HX 370プロセッサは本当にAIとゲームを処理できるのか?）」について該当のポストに50ワード以上の書き込みをする（英語で）、というのが応募要件です。当選者は5名。

この件についてはBeelinkから「ぜひ読者に告知してください」という案内をもらっていますので、日本居住者である私たちでも応募する価値はあるかと思います。英語が得意でない方もChat GPTに添削してもらえばなんとかなるかとw

SER9については購入を検討されている方もおられると思います。とりあえず「価格は悪くない」と思いましたが、記事中に触れた通り「納期は大丈夫か？」という点が少し懸念されますね。

関連リンク

Beelink SER9：Beelink公式サイト

執筆者：ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。