AYANEO SLIDE － 物理キーボードを搭載するゲーミングUMPC、近日クラウドファンディング開始です

ゲーミングUMPCのニューモデル「AYANEO SLIDE」がCAMPFIREにて近日クラウドファンディング開始です。トップ画像にあるように物理キーボードを装備しているのが大きな特徴で、CPUには最新ゲーミングUMPCのお約束とも言えるRyzen 7 7840Uと、6インチの小さめディスプレイを搭載しています。

1.製品概要

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冒頭記載の通り、CPUはRyzen 7 7840Uです。ほぼ同スペックのRyzen Z1 Extremeも含めると2023年に発売されたゲーミングUMPCのほとんどがこの型番を採用しており、したがってベンチマークスコアも他の最新ゲーミングUMPCとほぼ同等になるはずですね。

RAMとSSDは「16GB/512GB」と「32GB/2TB」の2種類が設定されます。ASUSやレノボのゲーミングUMPCと比較して、2TBという大容量のSSDが設定されているのが中国メーカー製品の特徴（メリット）だと思います。

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正面から見たところです。物理キーボードマニア（そんな人いますよね…）が感激しそうな雰囲気ですね！

ディスプレイは有機ELではなくIPS液晶ですが、ご覧の通り発色品質が素晴らしいです。ただ、ASUS（ROG Ally）やレノボ（Legion Go）のような高リフレッシュレートではないようです。

スライド式のディスプレイは角度調整が可能です。また、「スライドレールへの偶発的な損傷を防ぐために、使用中にディスプレイが約3°〜10°の範囲で自動でリセットされる場合があります」とのことで、筐体保護機能も備えています。これ、ゲームプレイ時には良さげですね…。

キーボードはバックライト、それもRGBエフェクト付きです。さすがに長文の文字入力は厳しそうですが、これまで何度かゲーミングUMPCのレビューをしていて、文字入力とは別にOSの操作などで「キーボードが欲しいなあ…」と感じる場面が少なくなかったので、物理キーボード付きというのは何かと便利だと思います。

入出力ポートはUSB4 Type-Cが2つのみ。microSDカードリーダーはついていますが、イヤホンジャックがないようです。AYANEO SLIDEはデュアルスピーカーを搭載し「AYANEO HyperSound」と称するサウンドシステムを搭載していますが、ゲーミングUMPCの場合イヤホンを装着してプレイする場面も少なくないと思うので、Bluetoothイヤホンで大丈夫か？という点は心配です。

もちろんキーボードを収納して一般的なゲーミングUMPCのような形状（画像右）で使うこともできます。ただ、筐体重量はちょっと重いです。5.5インチディスプレイを搭載するAYANEO AIR 1Sとはタテ・ヨコサイズはほぼ同寸ながら厚みがあり、重量も200 gほど重くなっています。まあ、「その理由はわかっている」んですけどね…。

ゲーム操作に必要なレバーやボタン類の精度については心配いらないでしょう。

2.価格など

AYANEO SLIDEはクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて近日クラウドファンディングがスタートします。すでに予告ページができており、クラウドファンディング開始を連絡してくれる仕組みもできています。この記事執筆時点で価格情報はありません。クラウドファンディングでのリリースということもあり、少し低めに価格設定されるかもしれませんね。

記事中にもちらっと書きましたが、かつてのPDAとかBlackberryの流れから「物理キーボードのついた小型デバイスが大好きな人」というのが一定数存在します。ちなみに私もその傾向があり、少し前にCosmo Communicatorという物理キーボード付きのスマホを購入していますが、結局使いこなせずに売却してしまいました。AYANEO SLIDEの物理キーボードのサイズから見て、テキスト入力マシンとして使うのは（少なくとも私には）厳しいんじゃないかと思いますが、Windowsを搭載する製品なので、ゲーム中に設定をいじったり、ゲーム以外の場面でOSを操作する際に物理キーボードはかなり便利に使えると思います。

3.関連リンク

AYANEO SLIDE：AYANEO日本公式サイト
AYANEO SLIDE：CAMPFIRE予告ページ