HP 14-ep － エントリークラスの14インチノート、モバイル利用にも向き、下位モデルの性能もアップ！

HPがベーシックな14インチノート「HP 14-ep」を発売しました。この製品は先日紹介記事を掲載した「HP 14-em」とは同じ筐体でCPUが異なり、HP 14-emがAMD CPU搭載なのに対し、HP 14-epはIntel CPU搭載です。

なお、HP-14-emについてはこちらの記事をご覧ください。
HP 14-em － HPのベーシックな14インチノートが新しくなりました。Ryzen 7000番台搭載

1.HP 14-ep スペック

スペック表

バリエーションモデル

・N100/4GB/128GB
・Core i3/8GB/256GB
・Core i5/8GB/256GB
・Core i5/16GB/512GB
・Core i7/16GB/512GB
　※N100モデルのみOSはWindows 11 Home Sモード

コメント

HP 14-epはワイドバリエーションで、Windows 11 Sモード搭載のエントリーモデルからCore i7搭載の高性能モデルまでラインナップされています。

また、下位モデルに搭載されているIntel N100とCore i3-N305は開発コードネームがAlder Lake-N（Core i5とCore i7はRaptor Lake）で「Eコアのみ」の型番です。しかし、パフォーマンスはかなり高いんですよね。

これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。Core i5のほうがCore i7よりも高くなっているのはおかしいと思うのですが、この点はコメントを控えます。

注目したいのはN100とCore i3-N305のスコアですね。N100はかつてのノートPC向けCeleronよりも大幅にスコアが向上していて、もはやOfficeソフトの利用などではストレスを感じないくらいになっていると思われます。また、Core i3-N305に至ってはスコアが1万点オーバーになっており、Eコアのみなので性能が低い、などということはありません。

ただし、N100搭載モデルはRAM4GB/128GBという構成なので、ちょっともったいない気がします。でもまあ、この製品の位置づけ上、低価格なモデルを設定する必要があるんでしょうから、仕方ないですね。

Core i3モデルはRAM8GB/256GB SSD、Core i5モデルは8GB/256GBと16GB/512GBを選べ、Core i7モデルは16GB/512GBのみが設定されます。なので、上位モデルに関しては「全然エントリースペックじゃない」です。

ディスプレイは14インチのIPS液晶、FHD（1,920 × 1,080）解像度、非光沢タイプです。アスペクト比は16:9と標準的なものになっています。

2.HP 14-ep 筐体

筐体サイズは先日ご紹介したHP 14-emと全く同じで、重量が20 gだけ軽くなっています（体感差は皆無かと）。ベゼル幅は特に細いほうではありません。また、この製品はWebカメラのスペックがよく、1080p（FHD解像度）です。

なお、キーボードの拡大画像が入手できませんでしたが、「日本語配列、キーピッチ約19.0 × 18.4mm、キーストローク約1.3mm、JIS標準準拠89キー」と開示されています。HPのモバイルノートではよくある「Enterキーの右に一列ある」タイプです。

天板です。筐体色はナチュラルシルバーのみが設定され、おなじみのHPロゴが中央に配置されます。

側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計3つでうち1つがType-C、伝送速度はすべて5Gbpsです。他にはHDMIポートを装備していますが、14インチでモバイル利用ができるノートPCとしては標準的と言えるものの、Core i5/Core i7モデルも設定されていることを思うと、USBポートの規格という点でちょっと物足りないようにも思われます。

3.HP 14-ep 価格など

HP 14-epはHP公式ストアで販売中で、7月24日現在「ご購入はコールセンターまたは販売店へお問い合わせください」となっていて、オンライン販売がスタートしていません。また、セール価格にもなっておらず、N100モデルが63,800円、Core i7モデルは162,800円と、お値段の方もエントリーモデルという感じではありません。

AMD CPUを搭載するHP 14-emのほうはすでにセール価格になっており、最低価格は44,800円ですから、近日中にHP 14-epのほうも購入しやすいお値段になるものと思われます。

4.関連リンク

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