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POCO M5s - 高品質なAMOLEDディスプレイとクアッドカメラを搭載するミッドレンジモデル

POCO M5s
POCOが発表した最新スマートフォン「POCO M5/POCO M5s」のうち、今回はM5sについてご説明します。M5とM5s、価格帯は比較的近い(セール価格ベースではM5sのほうが20ドル高価)のですが、製品特性はかなり異なります。M5についてはすでに紹介記事を掲載済みなので、ここでは適宜M5と比較しながら進めていきたいと思います。

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POCO M5の紹介記事はこちらです。
POCO M5 - 最新のMediaTek Helio G99を搭載、ディスプレイ性能にも力を入れたPOCOの最新ミッドレンジモデル、お値段もしっかり「POCO価格」です!

1.POCO M5s スペック

スペック表

   POCO M5s
OS MIUI 13 for POCO(Android 12ベース)
CPU MediaTek Helio G95
RAM 4GB/6GB
ストレージ 64GB/128GB
ディスプレイ 6.43インチAMOLED(2,400 x 1,080)
LTEバンド FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/20/28
TD-LTE:B38/40/41
SIM nanoSIM × 2
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
入出力 USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック
カメラ イン13MP/アウト64MP + 8MP + 2MP + 2MP
バッテリー 5,000 mAh
サイズ 160.46 x 74.5 x 8.29 mm
重量 178.8 g

バリエーションモデル

・4GB/64GB
・4GB/128GB
・6GB/128GB
 ※左からRAM/ストレージ

コメント

OSはAndroid 12ベースのMIUI 13 for POCOです。デフォルトのランチャーが「POCO Launcher 2.0」に置き換わっているものの、使用感はXiaomiやRedmiブランドのスマートフォンで採用されているMIUI 13と変わりません。おそらく最新バージョンとなるAndroid 13へのアップデートも提供されるものと思われます。日本国内で正規展開を行う前のMIUIと比較するとクセがなくなって使いやすくなってきた印象です。

6GBモデルのみメモリ増設をサポート
CPUはMediaTek Helio G95です。同時発表されたPOCO M5に搭載されているHelio G99の2世代前の製品となりますが、AnTuTu Benchmark v9での総合スコアは約35万とストレスなく使える性能です。近年高性能CPUを搭載するスマートフォンは円安などの影響も受けて手の届きにくい価格帯になってしまったものが少なくありませんが、、このクラスのCPUも快適に使えるようになってきていることもあり、個人的にはHelio G95でも「十分」だと感じています。

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RAMは4GB/6GB、内蔵ストレージは64GB/128GBで、MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します。MIUI 12.5からサポートされた「メモリ拡張」に対応しているため、内蔵ストレージをメモリ領域に割り当てることで6GBモデルでは実質8GBとして利用可能です(ただし4GBモデルはメモリ拡張をサポートしていないと思われます)。なお、POCO M5ではストレージ拡張についてメーカー説明がなく「対応していない可能性が高い」と推測しています。

ディスプレイは6.43インチで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)です。POCO M5の6.58インチよりも少し小ぶりでリフレッシュレートも60Hzにとどまりますが、高品質なAMOLED(有機EL)パネルを採用しています(M5はAMOLEDではありません)。DCI-P3色域に対応しており、美しい画質で各種コンテンツを楽しむことが出来そうです。

クアッドレンズを採用
カメラはイン13MP、アウト64MP(メイン) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ) + 2MP(深度)という構成です。64MPウルトラHDモードやナイトモードにも対応しており、ミッドレンジクラスでもチューニングに力を入れているためカメラ性能も期待して良さそうです。以前実機レビューを行っているPOCOブランドのスマートフォンのカメラ性能は個人的に満足しています。

カメラについてもM5とは大きく異なる仕様です(M5はイン5MP/アウト50MP+2MP+2MP)。ほぼ間違いなく「カメラはM5sのほうが上」と言っていいでしょう。

バッテリー容量は5,000 mAhで、33W出力の急速充電に対応します。ちなみにM5の急速充電は18Wにとどまります。

IPX5/3準拠の防水・防塵性能を備えています。IPX5だと「あらゆる方向からの噴射水による有害な影響がない」性能を備えているとしているため、急に雨が降ってきても安心できそうです。

サイズをM5と比較してみます。

M5s:160.46 x 74.5 x 8.29 mm / 178.8 g
M5:163.99 × 76.09 × 8.9 mm / 201 g

そもそもディスプレイサイズからして異なりますので、M5sのほうが小さいのは当たり前、ではあるのですが、特に重量については結構な差がありますね。

2.POCO M5s 筐体

前面
POCO M5ではティアドロップノッチを採用していましたが、POCO M5sではパンチホールノッチを採用しています。ディスプレイは左右が湾曲していないフラットディスプレイを採用しています。全体的にベゼルが狭くなっており、上位モデルと比較しても安っぽさを感じさせることはありません。

背面
背面です。カメラバンプ部の「POCO」ロゴは健在ですが、特徴的な「ハローリング」を採用したメインレンズ部は昨年販売されていたXiaomiやRedmiスマートフォンに近い印象を与えてくれます。写真を見る限り金属素材ではなくプラスチックを採用しているようですが、光沢感のある加工が施されており高級感があります。筐体色は「グレー」、「ホワイト」、「ブルー」の3色展開です。POCO M5とは異なり残念ながら「ポコ・イエロー」の設定はありません。

3.POCO M5s 価格など

POCO M5sはAliExpress内のPOCO Phone Storeで9月6日午後4時(日本時間)から発売記念セールが開催される予定で、セール価格は下記のとおりです。なお、POCO Phone StoreがPOCO公式ストアかどうかは不明ですが、POCOの公式サイトからリンクが張られていましたので、公式、もしくは公式に準ずる位置づけのショップだと思われます。

・4GB/64GB:169ドル(24,136円)
・4GB/128GB:189ドル(26,993円)
・6GB/128GB:209ドル(29,849円)

このセール価格もオンライン発表会で説明のあった「アーリーバード価格」よりも安くなっています。また、POCO M5とM5sのバリエーション(RAM/SSDの容量)展開は同一ですが、すべてのバリエーションモデルでM5sのほうがM5よりも20ドル高価です。

同時発表されたPOCO M5と比較すると、CPU性能とディスプレイの「速さ」(リフレッシュレートやタッチサンプリングレート)ではM5が上、ディスプレイに高品質な有機ELを採用していることとクアッドカメラを採用しているという点ではM5sが上と言え、筐体の雰囲気も似ているようで結構大きく異なります。あとは利用目的によってどちらがより魅力的か、ということになるでしょう。

POCOブランドのスマートフォンは低価格なモデルでも品質に妥協はないので、POCO M5sも満足度は高いかと思われます。システム構成から見た価格も安いと感じられる(円安が進行しているのが残念ですが…)ので、初めてPOCOブランドのスマートフォンを購入してみたいという方にもおすすめです。

4.関連リンク

POCO M5s:POCO Official Store(AliExpress)

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