Dynabookの15.6インチスタンダードノート「dynabook CZ/MV」の実機レビューです。CZ/HVはDynabook Directで販売される「Webオリジナルモデル」で、家電量販店などで販売される「Cシリーズ」がベースになっています。ただ、Cシリーズ(現行モデルはC6/V、C7/V、V8/Vと言います)とはシステム構成や筐体色など、かなり大きな相違があります。もちろんウインタブ読者にはこのCZ/MVのほうがピッタリくるかな、と思います。
・スッキリとした、利用シーンを選ばないデザイン
・配列にクセがなく、使いやすいキーボード
・SSDに加え、1TB HDDも標準搭載
・DIYで容易にRAMを増設可能
ここがイマイチ
・初期搭載のRAMがシングルチャネル
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目次
1.dynabook CZ/MV スペック
スペック表
dynabook CZ/MV | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-1240P / Core i7-1260P |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB(DDR4-3200, 最大32GB) |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe)+1TB HDD 512GB SSD(PCIe)+1TB HDD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB 3.1 Gen2 Type-C、USB3.1 Gen1 × 3、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 駆動時間 約9.5時間 |
サイズ | 361.0 × 244.0 × 19.9 mm |
重量 | 1.90 kg |
バリエーションモデル
・Core i5/8GB/256GB+1TB
・Core i5/16GB/256GB+1TB
・Core i7/16GB/256GB+1TB(レビュー機の構成)
・Core i7/16GB/512GB+1TB
※左からCPU/RAM/SSD+HDD
※Officeなし/Office Personal/Office Home&Business選択可
コメント
dynabook CZ/MVはカタログモデルのCシリーズよりもビジネス色の強い製品と言えます。OSこそHome版のみですが、ストレージが「SSD+大容量のHDD」という、最近では珍しい構成になっているほか、ディスプレイもCシリーズの最上位モデルC8/Vのメーカースペック表にあった「高輝度・高色純度・広視野角 」という構成がなくなり、「広視野角(C7/V、C6/Vと同じ)」とのみ説明されています。また、WebカメラもCシリーズにある顔認証(IRカメラ)の設定がありません。
さらにCZ/MVは全モデル「RAMがシングルチャネル」です。CZ/MVが搭載するCPU、Core i5-1240P/Core i7-1260Pは内蔵GPUとしてIris Xeを搭載しており、Iris XeはRAMがシングルチャネルだと本来の性能を発揮できません。ただし、この後ご説明しますが、「DIY可能なRAMの空きスロット」があります。
今回のレビュー機の筐体色は「プレシャスシルバー」ですが、CZ/MVには「ゴールド×ブラック」という、ちょっと面白い筐体色も設定されていますので、画像のみ掲載しておきます。
では、筐体からご説明を始めます。
2.dynabook CZ/MV 筐体
同梱物
同梱物です。ACアダプターはノートPC用としては小ぶりなサイズで65W出力、電源ケーブル込みの実測重量も261 gと比較的軽量でした。ペーパー類はスタートアップガイド(左下)、取扱説明書(中央下)、安心してお使いいただくために、の冊子(右下)、そして電話サポートの案内チラシ(左上)が入っていました。
なお、DynabookのノートPCには「おたすけナビ」というアプリが入っていて、初歩的な使い方の説明からリカバリメディアの作成まで、非常に親切な内容になっています。初めてPCを使うという人でも、このアプリを使えば操作方法がわからなくて困ることはないだろうと思います。他社製品でここまで噛み砕いて使い方を解説してくれるもの(説明書やガイドアプリなど)は見たことがありません。ウインタブとしてはDynabookの姿勢は素晴らしいと思います。
ちなみに「ぱらちゃん」というアシスタントアプリも入っていまして、スケジュール管理や各種通知に使え、占い機能もついています。まあ、昔のExcelにあった「イルカさん」を思い出させてくれますね…。個人的には使わないと思いますw
天板と底面
天板です。CZ/MVの筐体は樹脂製で、天板は光沢のある仕上げになっています。しっかり感のある手触りで安っぽさも全く感じません。
画像がわかりにくくてすみません。天板にはヘアライン加工も施されていて、高級感を演出しています。
底面です。この画像の上部が手前側(開口部)、下部がヒンジ側になるのですが、上部左右にスピーカーグリルがあります。CZ/MVは底面にステレオスピーカーを搭載しています。それと、画像左側に開口部(ハッチ)がありますね。
このハッチを開けてみると(精密ドライバーがおすすめです)RAMスロットが見えます。CZ/MVにはRAMスロットが2つあり、レビュー機(Core i7/RAM16GBモデル)には16GB RAMが1つ装着済み、1スロットが空きとなっていました。上の「スペック」のところでご説明した通り、CZ/MVは初期状態だと全モデルともRAMはシングルチャネルです。しかし、特に個人利用の場合、グラフィック性能というのも非常に重要になってきますので、できれば購入後にRAMを増設するのがいいのではないか、と思います。ご覧の通り、ほとんどの人が容易に増設作業ができる構造になっていますし。また、購入後、パフォーマンスに物足りなさが感じられてきたところで増設してもいいかもしれないですね。
側面
前面と背面です。こちらにはポート類やボタン類はなく、前面の左側にLEDインジケーターがあります。
右側面には画像左からSDカードリーダー、USB Type-A、セキュリティロックスロットがあります。
左側面です。画像左からDC-IN、有線LAN、HDMI、USB Type-A × 2、USB Type-C、イヤホンジャックです。なお、この製品はUSB Type-Cポートからの充電も可能です。ただし、ACアダプターの出力が65Wなので、スマホ用のモバイルバッテリーのような低出力なものからの充電は難しいと思います。
ディスプレイ
正面から見たところです。CZ/MVは15.6インチノートとしてタテ・ヨコがそれほど小さいわけではありません。そのためベゼル幅も2022年モデルのノートPCとして細いほうとはいえません。
ディスプレイ仕様は「15.6インチ広視野角 TFTカラー LED液晶(ノングレア)」と開示されていますが、実機を確認したところ、角度をつけて画面を見ても白っぽくなりませんので、ほぼ間違いなくIPS相当の液晶が使われていると思います。
ディスプレイの使用感
輝度は(実用上問題ないとは言え)やや低めで、視野角もあまり広いほうではありません。なので、あまりポジティブに思わなかったのですが、実際に発色を確認してみると「なにげにいい」ですね、これ。手持ちのディスプレイと比較しても原色、黒とも鮮やかに感じられました。
また、「dynabook色合い調整ユーティリティ」というアプリがインストールされていまして、これも一見するとクリエイターノート向けアプリのような多彩な調整項目はなく、ちょっと頼りなく感じられたのですが、やっぱり「なにげにいい」ですw
100%sRGBとか100%Adobe RGBといった、クリエイターのニーズを満たす仕様ではありませんが、もともと色味が素直と感じられましたので、お好みに合わせて「濃さ」を調整できれば私のような一般ユーザーなら十分、と感じました。
クリエイターなど繊細な色の識別が必要な人のニーズに応えられるかはなんとも言えませんが、一般的なビジネス用や学習用としては満足できる品質だと評価します。
(注)液晶ディスプレイは、液晶パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。
キーボード
キーボードの仕様は「105キー(JIS配列準拠)(テンキー付き)、キーピッチ:18.7mm、キーストローク:1.5mm、抗菌対応」と開示されており、バックライトは搭載していません。配列はごくオーソドックスと言え、強いクセも感じられません。
キートップはフラットで、指のかかりがよくなるようなくぼみなどはありません。
キーボードの使用感
上でご説明した通り、キー配列が素直でキーピッチにも余裕がありますので、使い始めのうちから気持ちよく使えると思います。打鍵音は比較的静かではありますが、「静音」と言えるほどでもなく、特にSpaceキーやEnterキーなどサイズの大きなキーでは打鍵音も大きめです。ウインタブの記事執筆などで数時間使ってみましたが、決して悪い意味ではなく「あまり強い印象がない」ですね。というか、違和感がありませんでした。ということで、「特に変わったところがなく、必要にして十分、使いやすいキーボード」だと思います。
筐体その他・スピーカー
ヒンジを最大開口したところです。開口角度は大きく、実用上困ることはないと思います。ただし、最近のノートPCで対応製品が増えている180°(水平位置)までの開口はできません。
スピーカーの使用感
CZ/MVのスピーカー品質は、このクラスのノートPCとしては標準的と評価します。もちろんWebミーティングなど「非音楽鑑賞」の場面では全く不満を感じません。一方、音楽用としては低音が弱く、あまりくっきりした音質とは言えません。
音響アプリとして「DTS Audio Processing」がインストールされていました。DTSでは「バランス」「ウォーム」といったレディメードの設定が可能で、グラフィックイコライザーもついていますので手動での音質調整も可能です。DTSにより音質はかなり改善され、臨場感のある、くっきりとした音質になります。ただし、有名オーディオメーカー(Bang&OlufsenやHarman Kardonなど)とコラボしたスピーカーを搭載しているノートPCも最近では珍しくなく、それらの製品と比較すると音質面ではやや見劣りします。
バッテリー駆動時間
普段と同じような使い方をしてバッテリーの消費量を測定してみました。
ディスプレイ輝度を70%、音量を50%に設定して、下記の作業をしています。
・画像加工ソフト「GIMP」で簡単な画像加工を20分
・ブラウザーでWebサイトの閲覧を10分
・ブラウザーでYouTubeを開き、動画視聴と音楽鑑賞を30分
・テキストエディタでテキスト入力を15分
※トータルの測定時間は75分(1時間15分)
※音が出たのは上記YouTube利用時のみ(ビープ音等は除く)
結果、バッテリー消費量は24%でした。1時間あたりだと約19%のバッテリー消費となり、単純計算だとバッテリー駆動時間は5時間強、ということになります。今回は動画の視聴時間が大きなウエイトを占めていたので、ちょっと厳しい条件だったかと思います。
CZ/MVのバッテリー駆動時間公称値は「約9.5時間」です。ウインタブの経験上、実際のバッテリー駆動時間はメーカー公称値の半分程度であることがほとんどなので、その経験則に沿った結果(あるいは経験則よりもやや良好な結果)と言えます。
3.dynabook CZ/MV 性能テスト
表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。どちらかというとビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えます。また、このテストではCPU性能の影響が大きいとされますが、テスト内容にグラフィック系のシミュレーションも含むため、外部GPUの性能も少なからず影響します。
参考(過去データから一部抜粋):
MSI Creator Z16P B12U(Core i9-12900H、RTX3080Ti):7,943
ASUS ROG Strix G15(Ryzen 7 6800H、RTX3060):7,037
ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZM(Core i7-12650H、RTX3060):6,802
MSI Stealth 15M B12U(Core i7-1280P、RTX3060):6,675
マウス DAIV 6P-RT(Core i7-12700H、RTX3050Ti):6,603
ASUS TUF Dash F15(i7-11370H、RTX3070):6,225
ASUS Vivobook Pro 15 OLED M3500QA(Ryzen 9 5900HX):6,157
ASUS Zenbook 14x OLED Space Edition(Core i9-12900H):5,905
dynabook RZ/HV(Core i7-1260P):5,564
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):5,468
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):5,366
VAIO SX14(Core i7-1195G7):5,278
ASUS Vivobook 15x OLED X1503ZA(Core i7-12700H):5,244
Lenovo ThinkPad X13(Core i7-1165G7):5,205
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):5,076
ASUS VivoBook 15 K513EA(Core i7-1165G7):5,017
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):4,967
Microsoft Surface Laptop Studio(Core i7-11370H、RTX3050Ti):4,955
MSI Summit E13 Flip Evo(Core i5-1135G7):4,572
MSI GF63 Thin 10U(Core i5-10500H、RTX3050):4,201
HP ProBook 430 G8(Core i5-1135G7):4,131
Microsoft Surface Laptop Go 2(Core i5-1135G7):4,066
MSI Modern 15 A10M(Core i3-10110U):3,234
ウインタブの過去データだと、Core i7-1260P搭載機は同じDynabookの2機種があるのみです。スコアの方もその2機種とほぼ同等ですね。第11世代で比較対象になりそうなのはCore i7-1165G7、Core i7-1195G7あたりですが、それらよりも10%くらい高いスコアになっています。CZ/MVはPC Markが想定しているビジネス用途では全く不満のないパフォーマンスを見せてくれるはずです。
グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。このテストはGeForceなどの外部GPUを搭載するゲーミングノートのスコアが圧倒的に高くなり、外部GPUを搭載しないノートPCのスコアが低くなります。
参考(外部GPU非搭載のノートPC):
ASUS Zenbook 14x OLED Space Edition(Core i9-12900H):2,165、5,523、15,596
VAIO SX14(Core i7-1195G7):2,069、5,422、14,536
dynabook RZ/HV(Core i7-1260P):1,957、5,170、13,807
ASUS ExpertBook B9 B9400CEA(Core i7-1165G7):1,832、5,142、11,928
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):1,814、4,882、12,868
Lenovo ThinkPad X13(Core i7-1165G7):1,762、4,785、12,663
Vivobook 15X OLED(Core i7-12700H):1,597、3,933、9,463
VAIO Z(Core i5-11300H):1,571、4,213、11,375
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):1,526、3,664、9,843
MSI Summit E13 Flip Evo(Core i5-1135G7):1,498、4,213、11,048
Microsoft Surface Laptop Go 2(Core i5-1135G7):1,271、3,607、10,227
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):1,106、2,912、6,173
HP ProBook 430 G8(Core i5-1135G7):999、2,307、6,266
※左からTime Spy、Fire Strike、Wild Lifeのスコア
ウインタブ的には「腑に落ちる」結果となりました。ここでもやはり、Dynabookの2機種(RZ/HVとGZ/HV)が比較対象になりますが、それらよりもワンランク低いスコアとなっています。これは明白に「RAMの構成」によると言っていいでしょう。RAMを増設してデュアルチャネルにすればRZ/HVやGZ/HVとほぼ同等のスコアになるものと思われます。
とはいえ、「RAMがシングルチャネルの割にずいぶん高いスコアになったなあ」と思いました。Dynabookの独自技術「エンパワーテクノロジー」による効果も高いものと推察します。このスコアでもグラフィック設定を落とせばオンラインゲームのプレイも可能です。
続いてはCPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。このテストではGPU(GeForce)の搭載有無は影響を受けないとされています。
参考(過去データから一部抜粋):
MSI Creator Z16P B12U(Core i9-12900H):1,918、17,827
マウス DAIV 6P-RT(Core i7-12700H):1,814、12,873
ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZM(Core i7-12650H):1,806、14,632
MSI Katana GF66 12U(Core i7-12700H):1,800、15,593
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):1,797、8,791
MSI Stealth 15M B12U(Core i7-1280P):1,659、13,793
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):1,655、7,586
dynabook RZ/HV(Core i7-1260P)1,634、8,524
ASUS Vivobook 15x OLED X1503ZA(Core i7-12700H):1,619、12,152
ASUS ROG Strix G15 G513RW(Ryzen 9 6900HX):1,580、14,830
ASUS ROG Flow X16 GV601(Ryzen 7 6800HS):1,543、13,832
ASUS Vivobook 15 OLED K512EA(Core i7-1165G7):1,497、5,555
MSI GP66 Leopard 11U(Core i7-11800H):1,491、12,210
ASUS Vivobook Pro 15 OLED(Ryzen 7 5900HX):1,482、12,108
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):1,477、5,526
MSI Bravo 15 B5(Ryzen 7 5800H):1,422、11,241
Lenovo Legion 560(Ryzen 7 5800H):1,348、11,419
ASUS VivoBook S15 K513EA(Core i7-1165G7): 1,342、5,788
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):1,170、6,973
MSI GF63 Thin 10U(Core i5-10500H、RTX3050):1,147、6,390
Microsoft Surface Laptop 4(Ryzen 7 4980U):1,116、7,862
ASUS ZenBook 14(Core i5-8265U):1,023、3,691
HP Pavilion x360(Core i5-7200U):790、1,740
シングルコア、マルチコアとも非常に高いスコアが出ました。同じDynabookのRZ/HV、GZ/HVを上回っています。マルチコアに関してはゲーミングPCに搭載されるH型番(Core i7-12700HやRyzen 7 6800HSなど)には及びませんが、それらを除けば最高レベルのスコアだと思います。
ストレージの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。さて、ここで問題です。どちらがSSDのスコアでしょう?…というのは冗談。一目瞭然ですよね。SSDのスコアはPCIe 3.0 ×2接続と思われます。最近は×4接続になっている製品が増えており、それらとの比較では低速ではあるのですが、体感的には全く不満を感じないと思います。というか、動画ファイルなど、かなり大容量のデータの読み書きをしない限り体感差はないと思います。
一方でHDDですが…、最近はストレージがHDDのノートPCをほとんど見かけなくなりましたけど、「まあ遅い」ですね。ただし、容量が1TBありますので、「データ保管庫」としての価値はあると思います。もちろんアプリはSSD側にインストールしないとかなりストレスが溜まると思います。
4.dynabook CZ/MV レビューまとめ
dynabook CZ/MVはDynabook Directで販売中で、ウインタブ読者が利用できる「クローズドサイト」から安く購入ができます。9月6日現在のクローズドサイトでの価格は税込み122,980円から、となっています。また、レビュー機の「Core i7/RAM16GB/256GB SSD+1TB HDD」という構成だと税込み136,180円(筐体色ゴールド×ブラックだと133,980円)です。Dynabook Directは会員登録(無料)をすれば通常価格から大きな割引が受けられますし、ウインタブ読者の場合「クローズドサイト」の利用でさらにお買い得になります。
CZ/MVはビジネス用のスタンダードノートとしては非常によく出来た製品だと思います。ただ、初期状態だとRAMがシングルチャネルになってしまう、という点と、好むと好まざるとに関わらずHDDが搭載されている、という点は個人利用PCとしては少しクセがあるかな、と感じますね。とは言え、RAMはDIYで簡単にデュアルチャネルにできますし、HDDにしても「容量1TBのデータ保管庫」と考えれば決して無駄な装備ではありませんので、これらの特徴もまた、人によってはセールスポイントと言えそうではあります。
5.関連リンク
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