スタンダードノート 
モバイルノート 
スマートフォン 
ゲーミングノート 
タブレット 
ミニPC 
デスクトップPC 
周辺機器 
自社ブランド品として8インチUMPC「MAL-FWTVPCM1」をリリースしたFFF SMART LIFE CONNECTED（旧社名はMARSHAL）の10.1インチAndroidタブレット「FFF-TAB10」をご紹介します。この製品は3月12日に発表されたので、ご紹介が少し遅れてしまいました。エントリースペックで低価格、使い勝手のよさそうな製品です。
1.スペック
OSはAndroid 9.0で、最新のAndroid 10ではありませんが、タブレット製品としては「まあ新しい」と言えるバージョンです。CPUのMT8163はAntutu（Ver.7）のスコアが4万点台と、完全にエントリークラスの性能なので、簡単なパズルゲームなどなら問題ないと思いますが、本来ゲーム用とは言えないですね。しかし、ニュースアプリやSNS、You Tubeなどの動画視聴、メール送受信など、ベーシックな情報端末としては十分使えると思います。また、スクロールや各種設定操作など、Android OSの基本操作にもたつくこともないでしょう。要するにライトな用途であれば快適にこなせるということです。
RAMは3GBで、十分な容量とは言えませんが、もともとCPU性能が高くはなく、大容量のRAMを必要とするような操作に向かないことを考えればこれで十分と言えると思います。また、ストレージは64GBあり、microSDカードによる拡張も可能なので、不足はないでしょう。
ディスプレイは10.1インチのIPS液晶、WUXGA（1,920 × 1,200）解像度です。国内向け低価格帯のタブレットとしては高精細なほうだと思います。
この製品はWi-Fi専用機です。この点も非力なCPU（というかMT8163はもともとLTE対応しません）にバックグラウンドでの動作を強いることが少ないという点で歓迎すべきところかもしれません。
入出力ポートはUSB Type-Cではなく、microUSBが採用され、給電/充電ポートを兼ねます。また、microHDMIもついていますので、外部映像出力も可能です。
サイズは7.8 mmという薄さが目を引きます。低価格帯のAndroidタブレットとしては非常に薄いと言えるんじゃないでしょうか。ただし、重量は500 gを越えているので、10.1インチとしてはそれほど軽い方ではありません。
メーカーが強くPRしていることとして「ラジオがついている」というのが挙げられます。中華スマホなどにもFMラジオアプリがついています（ただし、中華スマホの場合は日本向けの周波数に対応していないので、一部の例外を除き使えません）が、有線のイヤホンを使わないと使用できないようになっています（イヤホンケーブルがアンテナ代わりになる）。この製品の場合、ラジオがどのような仕様になっているのか不明ですが、おそらく中華スマホと同様に、有線イヤホンを同時に使う必要があるものと思われます。
2.筐体
前面と背面です。ただ、これだと「真っ黒」でよくわかりませんよね。
前面についてはこの画像がわかりやすいと思います。目を引くのがスピーカーで、両サイドにあります。この製品は「ステレオスピーカー」と明示されていますので、一部の中華タブのように「なんちゃってステレオ」ではありません。あとはスピーカー品質が気になるところですが、そこはなんとも言えないですね（価格帯から考えて過度の期待は禁物でしょう）。
側面です。やはり「7.8 mm」という薄さがこの製品のセールスポイントになっています。
クリックで拡大します
このメーカーさん、こんな画像を用意してくれているから好きです。どこに何がついているのか、一目瞭然ですね。
3.価格など
FFF-TAB10はAmazonや楽天（Marshalダイレクト）などで販売中で、4月7日現在の価格は税込み22,800円です。サポートや保証（保証期間1年）の面で安心感のある国内メーカーのAndroidタブレットとしては購入しやすい価格になっていると思います。
この製品のCPU性能を考えると、ゲームプレイには向かず、Webでの調べ物やニュースアプリ、SNSなど、手軽な情報端末という位置づけになるかと思います。ネットショッピングなんかに使っても便利でしょうね。ファミリー用のタブレットとして有能かと思います。
4.関連リンク
FFF-TAB10：メーカーサイト 製品紹介ページ
FFF-TAB10：Amazon
FFF-TAB10：Marshalダイレクト（楽天内）