acer Aspire R 11 － CPUが最新に！価格も抑えられた11.6インチキーボード非分離型 2 in 1

先日acerのクラウドブック「Aspire One 11」がリニューアルされたという記事を書きましたが、同時にacerはノートPC製品を他に3機種リニューアルしています。ちょっと脱線しますけど、残念ながらその中に「Switch Alpha 12」も「Aspire S13」も「acer Switch V 10 ＆ Switch One 10」も含まれていませんでした。うーん、楽しみだったんだけどなあ…。まあいいや、秋に期待しましょう。

ということで、今回は11.6インチのキーボード非分離型2 in 1「Aspire R 11」のニューモデルを紹介します。キープコンセプトながら地味にスペックアップを果たしているのと、価格が引き下げになっている、というのは魅力です。

1.スペック

OS：　Windows 10 Home 64ビット
CPU：　Intel Celeron N3060
RAM：　4GB
ストレージ：　32GB eMMC
ディスプレイ：　11.6インチ（1,366 × 768）タッチ・光沢
カメラ：　インのみWebカメラ
ネットワーク：　802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
入出力：　USB 3.0、USB 2.0、オーディオ、HDMI、SDスロット、LAN（RJ45）、DC-IN
バッテリー：　約9時間
サイズ：　298 × 211 × 20.9 mm / 1.5kg

この製品は従来型と共通の筐体を使っていると思われ、あまり新鮮味はありませんが、CPUはCeleron N3050から最新のN3060になっています。ただし、ストレージはHDD 500GBだったものがeMMC 32GBに変更されていて、容量の観点では不満が残ります（価格はその分下げられています）。RAM4GB、Wi-Fiがa/ac規格に対応、というのは従来型から変更ありませんが、性能面、機能面では強みといえるでしょう。同様に有線LANポートが装備されている、というのは11.6インチの普及価格帯の製品としてはありがたいところです。

サイズは従来型と全く変わりません。1.5 kgというのはちょっと重すぎるかなあ…。

2.筐体

スペック面ではあまり変わり映えがせず、ストレージも小さくなってしまったことが残念ですが、もともとこの製品の筐体はデキがいいと思います。

筐体のカラーは「スカイブルー」と「クラウドホワイト」の2色が用意されます。このあたりの元気のいいカラーはクラウドブックっぽいですよね。

2 in 1ですから、ノートPCやタブレット形態のほか、上の画像のようなスタンドモードやテントモードでの利用も可能です。キーボード非分離型の2 in 1の場合、ノートPC形態で使用する頻度が高いと思われますが、ミーティング時にタブレットモードを使ったり、オフタイムにスタンドモードで使ったりできる余地がある、というのが魅力です。「（変形）できないよりはできたほうがいい」というのは間違いありません。

また、ディスプレイには「Acer BluelightShield 機能」がついていて、ブルーライトがカットされ目の疲れを軽減できる、というのもうれしいところ。

3.価格と発売時期

acer Aspire R 11は6月16日に発売される予定で、ビックカメラではすでに予約注文を受け付けています。価格は税込み46,224円（ポイント10%つき）となっていました。acerは楽天に直販サイトがありますが、基本的には量販店モデルだけなので、他メーカーのように注文時に構成のカスタマイズができません。

この製品の場合、CPUはCeleronの最新モデルでRAMも4GBありますし、有線LANポートもあるのでビジネス利用も視野に入ると思うのですが、そういうことならストレージはHDDであっても500GBついていたほうが使いやすいような気がします。eMMCでもせめて64GBは欲しかったな、と思いますね。

ただ、ビックカメラをチェックしてみると、従来型よりも価格が抑えられていることは間違いなく、ポイント分を考慮して42,000円弱、というのは決して割高ではありません。ビジネスに使うにはクラウドストレージや外部ストレージの活用を考える必要はありますが、そこだけ考慮しておけば納得できる価格ですし、納得できる構成だと思います。

4.関連リンク

Aspire R 11　スカイブルー：ビックカメラ

Aspire R 11　クラウドホワイト：ビックカメラ