
買い切り型クラウドストレージのpCloudが「中秋の名月・月見セール」を開始しました (9月30日まで)。物価上昇の折、pCloudの買い切り型クラウドストレージも値上げされましたが、今回のセールでは「ストレージ買い切りプランに暗号化サービスのEncryptionがセットになって最大64%OFF」と、非常にお得な内容になっています。
※セール期間は9月30日まで
目次
1. 中秋の名月・月見セールの概要
中秋の名月・月見セールの価格は下記のとおりです。
| プラン | 通常価格 | セール価格 | 割引率 |
| Premium 1TB + 無料Encryption |
738ドル(115,866円) | 279ドル(43,803円) | 約62%OFF |
| Premium Plus 2TB + 無料Encryption |
938ドル(147,266円) | 379ドル(59,503円) | 約60%OFF |
| Ultra 10TB + 無料Encryption |
3,028ドル(475,396円) | 1,099ドル(172,543円) | 約64%OFF |
※円価格は1ドル157円としてウインタブが計算したもの
※無料Encryptionについては次章で説明します
pCloudのストレージ買い切りプランはGoogle OneやDropboxなど、一般的なサブスクリプション型のクラウドストレージとは異なり、一度契約してお金を払ってしまえば以降の課金は発生せず、サービスが継続している限り生涯使えます。
サブスク型のクラウドストレージのセールでは「初回 (初月あるいは初年度)の支払いが割引になる」ものが多いですが、pCloudはそもそも「支払いは一度きり」で、その「一度きりの支払いが割引になる」ので圧倒的にお得です。
pCloudはスイス拠点の企業です。私なんかは「スイス」という時点でなんとなく安心してしまいますが、「個人情報に関しては最も厳格なスイス法令に準拠しています」とのことですし、サーバーロケーションも欧州です。もちろんスマホアプリもありますので、写真や動画のバックアップもできますし、日本語でのサポートも受けられます。ちなみにライターの吟遊詩人さんはLinux環境でもpCloudを導入しているとのこと (pCloudにはLinuxアプリもあります)。
2. Encryptionについて
中秋の名月・月見セールの各プランには「Encryption」が含まれています。Encryptionとは「暗号化サービス」のことです。pCloudはもともと「TLS/SSLチャネル保護と256ビットのAES暗号化により、お客様のデータ保護に軍事レベルのセキュリティを提供 (pCloud公式サイトから抜粋)」していますが、Encryptionはいわゆる「ゼロナレッジプライバシー(サービスの運営者ですらデータの中身を閲覧・復号できない)」を実現しています。
Encryptionによって保護されたデータは「まさに鉄壁」のセキュリティを誇りますが、そのかわり、「うっかりパスワードを忘れる」ことが許されません。パスワードを忘れてしまうとpCloudの中の人に泣きついても助けてもらえませんので、この点は注意が必要です。
EncryptionはpCloudのオプション・サービスで、単品で購入する場合、生涯プランの通常価格は229ドル (35,953円)、9月21日現在の価格は150ドル (23,550円)です。よって、上記セール価格の「ストレージ分」はもっと安いと言えます。
3. pCloudと他社サービスの価格比較
ここではGoogle One 、Dropboxと価格比較をしてみます。ただし、pCloudのセールにはEncryptionがセットされていますし、Google Oneには「Gemini」の機能拡張などのAI機能が、DropboxにはPDF の編集、署名の取得機能があるなど、完全な比較はできません。ここでの比較は「容量のみ」に絞ったものになりますので、この点ご了承ください。
| 経過年数 | pCloud Premium Plus 2TB + 無料Encryption (年間換算 / 累積) |
Google AI Plus 5TB (年間 / 累積) |
Google AI Plus 左記を2TBに換算 (年間 / 累積) |
Dropbox Plus (2TB) (年間/累積) |
| 1年目 | 59,503/59,503 | 34,800/34,800 | 13,920/13,920 | 14,400/14,400 |
| 2年目 | 29,752/59,503 | 34,800/69,600 | 13,920/27,840 | 14,400/28,800 |
| 3年目 | 19,834/59,503 | 34,800/104,400 | 13,920/41,760 | 14,400/43,200 |
| 4年目 | 14,876/59,503 | 34,800/139,200 | 13,920/55,680 | 14,400/57,600 |
| 5年目 | 11,901/59,503 | 34,800/174,000 | 13,920/69,600 | 14,400/72,000 |
※単位:円
※pCloudは1ドル=157円としてウインタブが計算したもの
※pCloudは買い切り型のため、参考値として初期費用を年数で割った金額を表示しています。
※Google AI Plusは月払い、Dropboxは年払いの価格で計算しています。
※Google Oneには2TBプランがなく、5TBプランを2TB換算したものを掲載しています
繰り返しになりますが、あくまでも「付随機能を無視した、容量のみの価格比較」です。この観点では「だいたい4年目でサブスク型のクラウドストレージに並び、それ以降はどんどんpCloudが割安になる」とは言えます。
※セール期間は9月30日まで
4. ウインタブでもpCloudを使っています
私は2025年2月に「2TB生涯プラン (Premium Plus 2TB)」を購入 (契約)済みです。

また、ライターのnatsukiさんも2TB生涯プランを購入しています。


pCloudの信用リスク (突然サービスが停止・終了するなど)はもちろん考慮する必要があります。個人的にはpCloudの信用リスクはMicrosoftやGoogleよりは高いものの、利用を控えるような水準ではないと思っています。信用リスクがゼロの企業は存在しませんしね。この点については「自己責任での判断」になるとしか言えません。
5. 心配ならまずは無料プランから
冒頭に書いた通りpCloudは年に数回大きなセールをやります。物価が上昇している中、残念ながらpCloudのセール価格も高くなっています。pCloudが直近開催した「七夕セール」との価格を比較すると、
1TBプラン:199ドルから279ドルに。80ドルの上昇
2TBプラン:299ドルから379ドルに。80ドルの上昇
10TBプラン:899ドルから1,099ドルに。200ドルの上昇
※七夕セールでもEncryptionがセットされていました
となりました。まあ、世の中の流れ的にはやむを得ないのかな、とは思います。
それと「いかんせん初期の支払い金額が大きいよなあ…」という人も多いと思います。pCloudには無料で最大10GBまで使えるプランもありますので、まずは無料プランで使い勝手を試し、次回のセールに備える、というのも良いでしょう。
6. 関連リンク
※セール期間は9月30日まで
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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