人気のUMPC、どのサイズにしたらいい?どう使うと便利なの?

One Netbook One Mix 2S
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。小型デバイスマニアが狂喜しているUMPC(Ultra Mobile PC)ですが、とってもうれしいことに、ここに来て選択肢が一気に広がりましたよね?現時点で購入ができるUMPCはこんなにたくさんあります。
●GPD
Pocket 2 Amber Black(7インチ)
Pocket 2(7インチ)
Micro PC(6インチ)
P2 Max(8.9インチ)
●ONE-NETBOOK
One Mix 1S(7インチ)
One Mix 2S(7インチ)
One Mix 2S Koi Edition(7インチ)
One Mix 2S Pink cat edition(7インチ)
One Mix 2S Platinum(7インチ)
One Mix 3(8.4インチ)
One Mix 3S(8.4インチ)
One Mix 3S Platinum(8.4インチ)
●CHUWI
MiniBook(8インチ)
●Topjoy
Falcon(8インチ)
※GPD Win 2はゲームマシンとしての性格もあり、ここでは除外しています

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1.スペックとサイズ

一般にPCの性能を推測するために最も有効と言える「CPUの種類」はこんな感じです。
●Core i7-8500Y(Amber Lake Y)
One Mix 2S Platinum、One Mix 3S Platinum

●Core m3-8100Y(Amber Lake Y)
GPD Pocket 2、GPD P2 Max、One Mix 2S(KoiとPink Catも含む)、One Mix 3(3Sも含む)、CHUWI MiniBook(プレミアムモデル)

●Pentium Silver N5000(Gemini Lake)
Topjoy Falcon

●Celeron 3965Y(Kaby Lake)
GPD Pocket 2 Amber Black、One Mix 1S

●Celeron N4100(Gemini Lake)
GPD Micro PC、CHUWI MiniBook(ベーシックモデル)

ここに挙げた製品はいずれもRAM容量が8GB以上、ストレージも128GB以上あり、ノートPCに搭載される容量としては十分と言えます。それぞれのCPUの性能については細かい説明は控えます。Amber Lake Yを搭載する製品なら、ノートパソコンとしてやりたいことは一通りできるでしょうし、PentiumやCeleron搭載機でもOfficeソフトの利用や簡単な画像加工、テキストライティングには十分な実力を発揮してくれます。個人的には、UMPCってどうしてもサイズがボトルネックになり、高速なタイピングなどが難しいところもありますので、(後述する「ミニPC的に使う」のでなければ)そんなに高性能なCPUは必要ないと思っています。予算の許す範囲で決めていいんじゃないでしょうか。

次にディスプレイサイズです。
●8.9インチ
GPD P2 Max
●8.4インチ
One Mix 3(3S、3S Platinumも含む)
●8インチ
CHUWI MiniBook、Topjoy Falcon
●7インチ
GPD Pocket 2(Amber Blackも含む)、One Mix 2S(Koi、Pink Cat、Platinumも含む)
●6インチ
GPD Micro PC

先日GPD P2 Maxの紹介記事を掲載した際に「8.9インチはもうUMPCって言わんでしょ」というコメントを頂いております。また、ウインタブでは迷わず「UMPC」として製品紹介をしましたが、メーカーの言い分は「世界最小のウルトラブック」となっていました。

Wikipediaに「Ultra-Mobile PC」の規格が掲載されていますが、これは2006年に決まったものですし、現在使われている「UMPC」という用語はこの規格に縛られるようなものでもないと思います。一応この規格では「9インチ以下のタッチディスプレイ」と定義されていますので、GPD P2 Maxはセーフ、タッチパネルではないGPC Micro PCはアウトとなります。ただ、もはやどうでもいい話ですね。GPD Micro PCがUMPCではない、とかアホらしい。

ASUS TransBook T100 ChiがWindows 10に
8.9インチと言えば、こんなのがありました。「ASUS TransBook T90 Chi」。入出力ポートの数が少ないというデメリットがありましたが、良スペックでデザインも美しい2 in 1でした。でも、この製品をUMPCだという人はいなかったと思います。

また、いちいち個別の製品名を挙げる必要はないと思いますが、2014年くらいから激しく盛り上がった「Windows タブレット」にも8インチとか8.9インチの製品は多く見られました。ただ、これらの製品は「純タブレット」なので、UMPCという言い方にはなりませんでしたよね。

普遍的なものでなく、個人的な考えなのですが、ここに挙げた製品のうち、6インチとか7インチの製品に関しては「UMPC」と考えていいと思います。また、8インチに関しては、「Windowsタブレットと同サイズ」というのがあるにせよ、「このサイズにして」物理キーボードを備えたクラムシェル、あるいはコンバーチブル筐体になっていて、「いかにもUMPC」という感じがします。たぶんに感覚的ですけどね。

では8.4インチは?8.9インチは?

これ、正直私にもわかりません。「このサイズはUMPCではなくUltrabook(ウルトラブック)」という人もいますが、UltrabookというのはIntelが認定している規格でしかなく、「UMPCとかモバイルノートとどう違うのさ!」とか「UMPCとUltrabookの境界線はどこなのさ!」と言いたくなります。

また、8.4インチのOne Mix 3シリーズはすっかり有名になった「One Mix」という製品名でUMPCを連想しますし、8.9インチのGPD P2 Maxもメーカーが「GPD」で、GPDの小さなノートPCという時点でUMPCと認識してしまいます。ASUSがかつて販売していたTransBook T90 ChiはメーカーがASUSなのでUMPCとみなされなかったのかもしれませんね。

これらは先入観に過ぎないんですけど、そもそも2019年の今、UMPCという用語の定義が明確ではないので、個人的には「べつにUMPCだと思っておけばいいんじゃない?」と考えています。ウインタブはこの先もあまり用語の定義にはこだわらず、しかし読者の誤解を招くことのないよう、注意して記事を書いていこうと思います。結論として、現時点のウインタブの認識は「GPDがリリースする8.9インチPCはUMPCとみなす」ということです。

2.UMPCをどう使う?

GPD Pocket レビュー
ウインタブでは私がOne Mix 2Sを、ライターのnatsukiさんがGPD Pocket(初代)を、ライターのかのあゆさんがOne Mix(初代)を継続使用しています。先日natsukiさんが投稿してくれた記事「中華パソコン・タブレット長期使用レポート - はたして、ずっと使い込めるだけの品質があるのか? これまで実際に長期運用してきた結果を報告します(natsuki)」にもGPD Pocketについての言及がありました。いわく…

使用頻度:本格的に使うのは数ヶ月に1回

UMPCの用途の王道である、出張&旅行専用パソコンとして活用しています。

はい、私のOne Mix 2Sも同じです。使用頻度は決して高いとは言えません。

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出張や旅行のお供に

GPD Pocket レビュー 紙作業の補助
これが王道の使い方かと思います。5月にCOMPUTEX TAIPEI視察のため台北に出張しましたが、その際にOne Mix 2Sを持っていきました。ただし、位置づけは「予備機」でした。現地でもウインタブの記事を執筆したわけですが、その際にメインで使ったのは13.3インチのThinkPad 13でした。出張先や旅行先でPCにトラブルが発生する、というのはウインタブには死活問題になります。もしThinkPadが壊れてしまったら、「現地でノートPCを買ってでも」記事を書かなくてはなりません。自営業者で台北に頼れる人がいるわけでもない私には予備機の持参は必須でした。

そして「いまから1時間以内に記事を公開する」ような場面だと、One Mix 2Sのキーボードでは厳しいです。べつに1時間以内でないとダメ、ということもないのですが、展示会期間中はできるだけ短時間で速報的な記事を書き、すぐに展示会場に戻りたいじゃないですか。なので、超小型サイズゆえにタイピングに時間がかかるOne Mix 2Sをメインでは使えませんでした。

しかし、「予備機」と割り切る場合、UMPCほど助かる存在はありません。超小型ながらWindows PCとしてのフル機能が使え、単体でパソコンとして完結していますからね。本体さえ持っていけばよく、余計な周辺機器も必要ありません。重量も500グラム強なので、バッグもあまり重くはなりません(実際はこれでも重いですけど…)。

もちろん、出張先でのPCの使用頻度とか重要度によっては「予備機」ではなく「メイン機」としても使えると思います。完成されたプレゼン資料があって、出張先でその資料の一部を手直しするとか、本社に業務報告のメールをするとか、あるいはプロジェクターに接続して顧客にプレゼンテーションするとかの場合なら、UMPCだけ持っていけば十分かと思います。

周辺機器を接続してミニPC的に

One Netbook One Mix 2S ディスプレイ接続
これは有効な活用方法になりえます。特にCore m3やCore i7を搭載するUMPCをフル活用する上で賢い発想だと思います。ウインタブ読者だと、すでにモバイルノートを持っている、というケースが多いと思います。その場合、上に書いたように、UMPCはどうしても予備機的な位置づけになってしまいます。せっかく高いお金を払ってCore m3にRAM8GB、ストレージ256GBという高性能なUMPCを買ったのに予備機かよ!って思いますよね?

UMPCの場合、「持つ喜び」というのが大きく、特に小型デバイスが好きなウインタブ読者だと「製品画像を見て我慢できなくなる」のも人情です。

UMPCの、ノートパソコンとしての優れた基本性能を活かすのに、「外部ディスプレイとキーボード、マウスを接続してミニPC(デスクトップPC)として使う」というのはおすすめです。この状態で、デスクで資料作成をし、その後UMPCだけを出先に持ち出して、必要に応じて修正を加えたりするのがシームレスにできますし、何しろ毎日UMPCを有効に稼働させることができます。

タブレットとして使う

One Netbook One Mix レビュー第2回 タブレットモードでゲーム
これはGPD社の製品は対象外です。クラムシェルノートなので。それ以外の製品はコンバーチブル2 in 1筐体なので、7インチのタブレットPCとして使うことができます。ディスプレイサイズがWindowsタブレットと同等か、もしくは小さくなっていますので、(少し厚みが出てしまいますが)タブレットとして快適に使うことができます。特にCore m搭載機の場合はAsphaltシリーズなどのゲームやブラウザゲームなど、ゲームプレイにも向きます。また、ウインタブがテストしたのはOne Mixシリーズだけですが、筆圧対応のペン入力ができ、しかもペン性能も悪くありませんので、「お絵かきタブレット」として使うことも可能です。もちろんフルのWindows OSを搭載しているのでソフトウェアも選び放題です。

なので、現在Windows タブレットを持ち歩き、ニュースや動画視聴、SNSなんかを楽しんでいる人ならスムーズにUMPCを使い出せるでしょうし、活用の仕方に困るということもないでしょう。

普通のノートPCとして使う


ライターのかのあゆさんがこのタイプです。世の中には7インチPCのキーボードを使っての大量のテキスト入力を苦にしない人もいます。その場合はいちいち利用シーンとか活用方法とかを考える必要はなく、「普通にノートPCとして」使えばいいだけのことです。極小サイズ、超軽量なモバイルノートとして、「額面通り」の使い方ができるでしょう。

ONE-NETBOOK One Mix 3S
これは8.4インチサイズのOne Mix 3Sのキーボードです。私は展示会でごく短時間このキーボードを試打してみましたが、7インチよりは明らかに快適です。というか、このサイズのキーボードなら長文入力もこなせそう、と感じました。ここは個人差のあるところなので、読者ひとりひとり印象が異なると思いますが、私と同じ感想になる人も少なくないでしょう。

UMPCのサイズが大きくなることには賛否両論あり、上に書いたように「そんなに大きいのならもうUMPCとは言えない」という意見もあります。一方で、サイズが大きくなり、一般的なモバイルノートに近くなると、確実に実用性は向上します(同時にUMPCとして持つ喜びが薄れる、というのもあると思います)。

もし私が今すぐUMPCの買い替えをする、という場合、おそらくOne Mix 3シリーズにすると思います。このサイズだと(私にとっての)利便性が大きく向上するので、「予備機」ではなくなると思います。それでいて「私がイメージするUMPCらしさ」もしっかり残されていると感じます。一方でライターのかのあゆさんはOne Mix 3とかGPD P2 Maxのサイズ感を許さないかもしれませんw

3.まとめ

小型デバイスを愛するウインタブ読者がUMPCを購入したいと考えるのは当たり前です。また、使いみちとかをあれこれ考えるよりも「まず買う」というのでもいいと思います。一方で「UMPCも高くなりましたよね」。そうそう道楽で買えるような代物でもなくなってしまった感があります。また、選択肢も急激に増え、特にディスプレイサイズとか筐体構造(クラムシェルかコンバーチブル2 in 1か)についてはよく考えて決めたいところです。

実用性を優先する場合、個人的には「8インチ以上の製品」がいいと思います。このサイズだとキーボードの使い勝手が一気に改善され、モバイルノートPCとしての使い勝手がグンと良くなります。一方で「UMPCは小さいからUMPCなのだ」というのも正しい考えでしょう。「7インチ(あるいは6インチ)こそロマン!」でもいいと思いますよ。そういう人のためにこの記事を書いた、と言えなくもないですから。

初めてUMPCを購入されるのなら、保証も重要です。GPD社は株式会社天空が、ONE-NETBOOK社は株式会社テックワンが、それぞれ国内における正規代理店になっていて、これら正規代理店扱いのものは国内法の規制もクリアしているほか、国内保証も受けられますので、安心感が大きいと思います。購入にあたってはこの点も重視しましょう。

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コメント

  1. 1kg未満、10型前後、くるりんぱ(Yogaモード2 in one)、そしてLTEまで挿さる「Let’s note RZ」が、最強のミニパソコンだと思います。。

  2. 匿名 より:

    7インチファンレス丈夫USB -typec×2充電しながら使用可
    が欲しい

  3. 匿名 より:

    Surface GOがもう少しまともなスペックで幅狭ベゼルで出せば本命なんだけど

  4. 読者N より:

    (キングジムのポータブックをブラッシュアップしてもうワンチャン‥‥‥と念じとく)

    • Merlin より:

      全く同じ事を考えていました。
      物書き用にあのバタフライキーボードはとても便利で、今でも会議の議事録取りに使っています。

  5. 匿名 より:

    Surface goはたしかにスペックがね…
    サイズの割には軽く収まるしCoreM乗せてくれればよかったなぁ

  6. しまくま より:

    私は30代前半の時にFMV-p8210を毎日常用していました。
    多臓器不全でもう動きませんが、日本語キーボードとトラックポイントで、最高の使い心地でした。
    同じようなものをまた買いたいと思っています。
    https://www.fmworld.net/biz/fmv/product/hard/sty0510/feature/p8210.html