3Gのケータイを解約しに行ったら無料でiPhoneに変わりました。ガラケーを持っている人はいちどショップに相談してみて下さい。

こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。この記事は数日前に私が体験したことをご報告するもので、該当の制度をよくご存知の人も少なくないと思いますが、私のようなケースに該当する人には参考になるかと思い、執筆させていただきます。すでにご存じの人はお読みいただく必要はないと思います。あらかじめご了承下さい。

私、以前の仕事の関係で3Gのガラケーを持っていました。ソフトバンクの「ホワイトプラン」という、月々980円の契約です。自営業になってからはこのガラケーを使う機会もなく「でも980円だし、昔の契約で、更新期間以外に解約すると高額な手数料もかかるし、まあいいか」ということでしばらく放置していました。2年ほど前におばあちゃん（義理の母）が上京し、私の家の近所に住むことになりましたので、「おばあちゃん、これ使ってもらっていいですよ」ということで、ガラケーを貸してあげました。

で、最近になっておばあちゃんに「ほとんど使わないので、返すね」と言われ、ガラケーが戻ってきたんです。それで、「使いもしないのにダラダラ契約を続けても意味がない。解約しよう」ということで、ソフトバンクショップの窓口に解約手続きをしに行きました。

「更新期間ではないので、今ご解約されますと税込み10,450円の解約手数料がかかります」

これは織り込み済みです。これがあるからいままで解約を躊躇していたんです。

「しかし、いま3G（まで）対応のガラケーやスマホをお使いのお客様に限り、非常にお得なプランがございます」

「ほう、なんでしょう？」

「iPhone SE（64GB、第2世代）かPixel 4a 5Gのいずれかが『一括ゼロ円』でご購入いただけます。さらに乗り換えの方用の割引がうんちゃらかんちゃら（※）で、この先半年ほどは月々の使用料は1,000円強で収まります。ただし、これはネット接続1GB以内、通話の割引なし、ですけど。さらに今回は解約ではないので手数料は事務手数料の3,300円のみです。」
※注）例によって非常に複雑な割引の仕組みになっていて、私もよくわかりませんし、記事でご説明すると長くなると思うので詳細は割愛します。

「でも契約期間の縛りがあるんでしょ？（…今は期間の縛りはないはず…）」

「いいえ、今は契約期間の縛りはありません。いつご解約されても結構です。また、解約手数料はかからず、端末代金を請求することもありません」

「それ、契約しない理由はないでしょう！契約します！」

という流れで、解約するつもりが機種変更になり、しかも月々の使用料は期間限定ながらほぼ変わらず（ただし、安価に収めるための条件が厳しく、すぐに上限オーバーになり、上限オーバーになると一気に価格が上がりますので、事実上Wi-Fi端末という感じです）にiPhone SEが手に入りました。

3月になったらソフトバンク on LINEにするもよし、あるいはSIMロック解除してキャリア変更してもよし、ということで、ラッキーだったと思います。

そう遠くないうちに3Gが停波となります。また、新規参入MNOの楽天モバイルはそもそも3Gに対応していません。

●3G終了の時期
ドコモ：2026年3月31日
ソフトバンク：2024年1月下旬
au：2022年3月末
（出所：IT Media）

そんな事情もあり、各社では3G契約（3Gのみに対応するガラケー・スマホユーザー）の乗り換えを促進すべく、大盤振る舞いをしています。また、現状端末の「一括ゼロ円」とか「大幅な割引販売」はできないことになっていますが、「3G対応携帯電話から4G（LTE）対応携帯電話への買い換え時は2万円超の割り引きが認められてます（出所：IT Media）」とのこと。

Webを確認すると、

はじめてスマホ購入サポート：ドコモ
3G買い替えキャンペーン：ソフトバンク
auでおトクにスマホスタートしよう！：au

という感じですが、個人的には「よくわからない」印象を受けます。「話を詰めればまだ出てくる」のかも。それと、キャリアショップではなく、街の携帯販売店でも3Gからの乗り換え販促をしているはずで、街の携帯販売店のほうが好条件になっている可能性もあると思われます。

ウインタブ読者でスマホを使っていない人はいないでしょうが、それとは別に仕事用に通話専用のガラケーを使っている人はまだいると思います。通話に絞ればガラケーの方が話しやすいし、バッテリーも長持ちしますからね。しかし、3Gが停波してしまってはもう使えません。今回の私のケースが普通なのか、それとも特殊なのかはわかりませんが、3Gの携帯電話を使っている人は、早めにショップに相談されることをおすすめします。