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レノボがThinkPadシリーズの2023年モデル「ThinkPad T14s Gen 4 (Intel)」のWeb直販を開始しました。T14sにはIntel版とAMD版がありますが、5月20日現在直販が開始されているのはIntel版のみです。ThinkPadシリーズのモバイルノートと言えばX1/Xシリーズがおなじみですが、このT14sも14インチで最小重量1.25 kgのモバイルノートサイズの製品です。
目次
1.ThinkPad T14s Gen 4 スペック
スペック表
| ThinkPad T14s Gen 4 | |
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | Intel Core i5-1335U/Core i5-1345U Core i7-1355U/Core i7-1365U/ |
| GPU | なし |
| RAM | 16GB/32GB（オンボード） |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD |
| 光学ドライブ | なし |
| ディスプレイ | 14インチIPS（1,920 × 1,200） 14インチIPS（1,920 x 1,200）タッチ 14インチIPS（2,240 × 1,400） 14インチOLED（2,880 × 1,800） |
| ネットワーク | Wi-Fi6E（a/b/g/n/ac/ax）、Bluetooth5.2、4G/5G（オプション） |
| 入出力 | USB4 Type-C（Thunderbolt 4）× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、オーディオジャック、HDMI、SIMスロット（オプション） |
| カメラ | なし/Webカメラ(1080p/5MP）顔認証対応可 |
| バッテリー | 57Whr（最大約24.5時間） |
| サイズ | 317.5 x 226.9 x 16.9 mm |
| 重量 | 1.25 kg～ |
ディスプレイの仕様
・有機EL（2,880 × 1,800）ブルーライト軽減、HDR500、100%DCI-P3、400nit、反射防止
・IPS（2,240 × 1,400）ブルーライト軽減、100%sRGB、300nit、光沢なし
・IPS（1,920 × 1,200）タッチ対応、100%sRGB、500nit、光沢なし、Think Privacy Guard
・IPS（1,920 × 1,200）ブルーライト軽減、100%sRGB、400nit、省電力、光沢なし
・IPS（1,920 × 1,200）タッチ対応、45%NTSC、300nit、光沢なし
・IPS（1,920 × 1,200）45%NTSC、300nit、光沢なし
コメント
ThinkPad T14s Gen 4は従来モデルとサイズがほぼ同じでポート構成も同じなので、筐体は変わっていないものと思われます。主な変更点はCPUの型番ですね。第13世代の省電力タイプ（U型番）のCore i5/Core i7から選べます。なお、Core i5-1345UとCore i7-1365Uは法人など組織でのPC管理に適したvPro対応の型番です。パフォーマンスも若干高くなりますが、個人利用ではあまりメリットはないと思います。
RAMは16GB/32GBを選択でき、オンボードメモリなので購入後の増設・換装はできません。また、SSDは256GBから2TBまで容量を選べます。
ディスプレイは上に掲載した6種類から選択可能です。レノボはSSDのカスタマイズ料金がかなり高価ですが、ディスプレイに関しては（割引ベースで）1万円以下のカスタマイズ料金でタッチ対応にしたり、100%sRGBのものにしたりできます。
2.ThinkPad T14s Gen 4 筐体
上でご説明した通り、筐体は従来モデルとほぼ同サイズです。また、そもそもThinkPadシリーズの外観は統一されたデザインになっていますので、T14sの筐体を見ただけだと従来モデル（Gen 3）なのかニューモデル（Gen 4）なのか、まず見分けがつきません。
とはいえ、アスペクト比16:10の「流行りの形状」のディスプレイを備えてベゼル幅も細めですし、1.25 kg～と軽量なので、モバイルノートとして魅力的なパッケージングだと思います。
天板です。ここは特にコメントがありません、というかできません。いつものThinkPadです。
キーボードです。14インチサイズなのでテンキーはなく、日本語配列と英語配列を選べます。また、5月20日現在選択できるキーボードは全てバックライトを搭載しています。
側面と入出力ポートの構成です。ここは従来モデルから全く変わっていません。USBポートが合計で4つ、うち2つがThunderbolt 4と高規格で、他にはHDMIとイヤホンジャックがあります。また、オプションでLTE/5Gモジュールも搭載でき、その場合は背面にnanoSIMスロットが装備されます。SD（microSD）カードリーダーはありません。
3.ThinkPad T14s Gen 4 価格など
Lenovo ThinkPad T14s Gen 4（Intel）はレノボ直販サイトで販売中で、5月20日現在の価格は税込み152,361円から、となっています。また、Core i7/RAM16GB/512GB SSDという構成のモデルが179,927円になっていますので、このモデルのディスプレイなどをカスタマイズしても20万円以下で購入できると思います。
ThinkPadの14インチモバイルには「X1 Carbon」があり、13.3インチの「X13」もありますので、T14sのライバルは他社モバイルノートではなく、むしろThinkPadシリーズであるようにも思われます。T14sはX1 Carbonよりも少し重いかわりに価格が低く、コスパ重視で選ぶ場合には有力な候補になると思います。