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GPD WIN 3 - 筐体画像とスペックの概要が公開されました。GPD WIN MAXとは別ラインの「純ゲームマシン」に!

GPD WIN 3
中国のUMPCメーカーというかハンドヘルドゲーム機メーカーと言うか…、GPD社が新しいゲーミングUMPC「GPD WIN 3」の筐体画像と基本スペックを公開しました。GPD社の製品には「GPD Pocket」シリーズや「GPD P2 Max」といったUMPC(便宜的にビジネスUMPCと言います)のほか、「GPD WIN」シリーズのようなUMPC(こちらはゲーミングUMPCと呼ぶことにします)があり、Windows PCとしてはGPD WINシリーズのほうが古参(先に発売されたという意味)です。また、直近だと「GPD WIN MAX」というちょっと大型のゲーミングUMPCもリリースされています。

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GPD WIN MAXの発表会で、GPD社のWade代表が「GPD WIN MAXはGPD WIN 3ではない。WIN 3はまた別物」という趣旨の話をされていたと記憶しているのですが、そのお話のとおり、今回発表されたGPD WIN 3はGPD WIN MAXとは「別ライン」と言えるゲーミングUMPCになっています。

GPD WIN MAXやONE-NETBOOK OneGX1は「ゲームにもビジネスにも使える」ような製品ですが、GPD WIN 3は「基本ゲーム。どうしても文書作成したいのなら出来ないこともない」というイメージの製品です(ウインタブの主観です)。

GPD WIN 3
これがGPD WIN 3です。パソコンと言うよりは「Nintendo Switch Lite」という感じですよね。

GPD WIN 3
実際にNintendo Switch Liteと並べるとこうなります。サイズ感はほぼ同じ、両端のコントローラー部分もそっくりです。ディスプレイにWindowsのデスクトップ画面(スタートメニュー)が表示されているのがむしろ不思議に見えます。この形状だと、少なくともゲームプレイは非常に快適であろうことが容易に想像できます。

GPD WIN 3

GPD WIN 3

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GPD WIN 3
Switch Liteそっくりな筐体ですが、クレードル(ドッキングステーション)に対応していて、キーボードはスライド式です。「VAIO Uみたいだ!」というおじさんがTwitterあたりにたくさんいましたが、ここではそれについては触れません。

このキーボードはホワイトのバックライトが装備されるとのことですが、キーピッチなどは不明で、「スペースキー以外は全部同じ大きさ」ですね…。タイピングのしやすさについてはコメントしません。

ただ、このクレードルの存在により、おそらく本体にはごく少ないであろう入出力ポート数を補完し、外部ディスプレイや外付けキーボード接続時の利便性が大きく向上するものと思われます。

次にシステム構成ですが、公表されたのはこんな感じです。

●CPUはTiger Lake-U(最新のノートPCに搭載されているものと同じ。Core i7-1165G7)
●LPDDR4x 4266のRAM
●PCIe 4.0のSSD
●5.5インチで268ppi(解像度1,280 × 720)のH-IPSディスプレイ
●Thunderbolt 4対応。外付けGPU(GPU BOX)接続可能
●A2規格対応のmicroSDカードリーダー
●Wi-Fi6、Bluetooth 5.0対応
●65W PD充電対応。満充電まで1.5時間
●筐体は航空グレードのABS合成樹脂
●PCクラスのターボファン+熱放散用のデュアルヒートパイプ
※「Tiger Lake-U」というのは正式な表記ではありません

特にCPUがTiger Lake-Uである、という点が力説されていました。ライバルのONE-NETBOOK OneGx1の「Pro版」が近日発売される予定で、そのPro版にはTiger Lake-Y(正式な表記ではありません。Core i7-1160G7)が搭載されている、というのも大きな理由かと思います。Intel CPUのお約束として「YよりUのほうが高性能、UよりYのほうが省電力」というのがありますので、GPD WIN 3はよりパフォーマンス重視である、ということですね。GPD社によれば「最新のAAAレベルのゲームのほとんどは60フレーム(fps)で実行できる」とのことです。

肝心の発売時期や価格についてはまだ明らかになっていません。中国サイトの「微信」にかなりつっこんだ文章が掲載されていて、原文は中国語ですがGoogle翻訳で日本語訳すればおおよそのことは理解できます。また、このように尖った筐体デザインではありますが、GPD社の文章は筐体よりもむしろシステムスペックの説明のほうが多くなっていました。

GPD WIN MAXやONE-NETBOOK OneGX1が「ゲーム:ビジネス=7:3か8:2」くらいなイメージなのに対し、GPD WIN 3は「ゲーム:ビジネス=9.5:0.5」くらいに思われます。もともとGPD社はハンドヘルドゲーム機を手掛ける会社だったので、「むしろこっちをやりたかったんだろうなあ」と思いました。続報に期待しましょう。

関連リンク

GPD WIN 3:全球首款Windows 10直板掌机,60帧玩最新AAA游戏大作:微信
※原文は中国語ですが、Google翻訳でかなりの部分が理解できます

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コメント

  1. 匿名 より:

    元々UMPCの弱点がキーボードの打ちにくさとバッテリーもたなさだからそれならTiger Lake-U積んでスライドギミック付けちゃおうという対応は正解だと思う。購入者層は実用性よりスペック優先するから。近々発売のOneGx1 Proからすればこれは脅威でしかないね。ただ1点不満上げるなら解像度が720Pだって事かな。実用性云々よりシンプルにFHD積めばいいのに。

  2. 匿名 より:

    UP4を15W動作させるのでなくUP3を15Wにしましたよというのはなるほどなと
    OPIとメモリクロックの利点をメーカーは取ったと詳細に説明してるのは好感が持てる
    OPIがゲームに大きく関与するパターンはThunderboltでeGPUを使用した場合ぐらいで
    それも直結になったIcelake以降はあんまり寄与しなさそうな印象ですが
    メモリクロックに関してはiGPUのボトルネックそのものなのでゲーム機としては納得
    MX450相当と言っているのでハンドPCとして期待できますね!
    VAIOおじさんがザワいついてるのでこれをベースにしたUMPCモデルも売れそう(笑

  3. 匿名 より:

    完全に求めていた姿ですね、個人的にはもっとごちゃごちゃしたデザインにしてVAIO Uに寄せて欲しいですね。

  4. 匿名 より:

    コントローラが着脱できれば求めていたものかもしれない

  5. 匿名 より:

    GPDWIN MAXとどっちが性能的には上なのかな?