モトローラが折りたたみスマートフォン「razr 50」を発表しました。背面に高級感のあるヴィーガンレザーを使用し、アウトディスプレイは3.6インチと大型で、折りたたんだ状態でもアプリの操作やQRコード決済が可能です。またSoCは従来のrazr 40/razr 40 Ultraが搭載していたSnapdragonではなくMediaTekのDimensity 7300Xに変更されました。
1.製品概要
スペック表
motorola razr 50 | |
OS | Android 14 |
CPU | MediaTek Dimensity 7300X |
RAM | 12GB※ |
ストレージ | 512GB※ |
ディスプレイ | メイン:6.9インチpOLED(2,640 × 1,080)120Hz サブ:3.6インチpOLED(1,056 × 1,066) 90Hz |
バンド | 5G:n1/3/5/28/41/66/77/78 LTE:B1/2//3/4/5/7/8/11/12/17/18/19 B20/26/28/38/39/40/41/42/66 |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン32MP/アウト50MP+13MP |
バッテリー | 4,200 mAh |
サイズ | 開口時:171.3 × 73.99 × 7.25 mm 折りたたみ時:88.08 × 73.99 × 15.85 mm |
重量 | 188 g |
※ソフトバンク版(razr 50s)は8GB/256GB
コメント
SoCのDimensity 7300Xは折りたたみスマホ用の型番で、Antutuスコアは70万点前後のようなので、ミッドレンジあるいはミッドハイクラスの性能ですね。RAMとストレージは12GB/512GBですが、ソフトバンク版のrazr 50sは8GB/256GBです。
なお、海外ではrazr 50 UltraというSnapdragon 8s Gen 3搭載の上位モデルも発表されていますが、現時点ではUltraのほうは国内発売がアナウンスされていません。
ディスプレイは前面/背面とも有機ELパネルを採用し、前面は6.9インチのFHD+解像度・リフレッシュレート120Hz、背面が3.6インチで解像度は1,056 × 1,066(正方形に近いですね)・リフレッシュレートは90Hzです。なお、背面のディスプレイはアプリの表示・操作ができ、折りたたんだままでもメッセージの送受信やQRコード決済など、様々な用途に使えます。
また、背面にはヴィーガンレザーが貼られており、質感も高いです。
カメラはイン側32MP/アウト側50MP+13MPで、この画像のように折りたたみスマホならではの使い方ができます。特に上の画像のような形状で動画撮影をするのが便利そうですね。また、下の画像は「メインカメラで自撮り」をしていて、自撮りの機会が多い人には歓迎されそうです。
バッテリーは4,200 mAhで30Wの急速充電と15Wのワイヤレス充電に対応します。
また、この筐体はIPX8準拠の防水性能を備えており、おサイフケータイにも対応しています。
筐体色は上にご紹介したスプリッツオレンジのほか、コアラグレイとサンドクリームがあります。
2.価格など
motorola razr 50は9月27日発売でオープンマーケット版の価格は135,800円、ソフトバンク版が(機種代金)115,200円です。ソフトバンク版については例によって各種のサポート(新トクするサポート)が用意されていますので、詳しくはソフトバンクの製品ページをご確認下さい。
ハイエンドなSoCを搭載するGalaxy Z Flip6の国内価格(159,700円/177,700円)よりも低価格ではありますが、SoC性能の割にそこまで安くないかも…という気はしますね。
3.関連リンク
motorola razr 50:モトローラ 製品紹介ページ
motorola razr 50s:ソフトバンク
コメント
折りたたんだ時の背面ディスプレイが往年のFlipoutを彷彿とさせてちょっと懐かしい感じですね。