サンワサプライがUSBハブ「400-HUBC32GM」「400-HUBA32GM」を発売しました。この製品は「ハブ」であって「ドッキングステーション」ではありません。つまり、拡張できるポートが「USBのみ」でHDMIポートやLANポートなどはありません。大型でセルフパワーの製品です。
400-HUBC32GMは「PCとの接続はUSB Type-C、ハブのポートはUSB Type-Aが5つ、USB Type-Cが2つ」です。
400-HUBA32GMは「PCとの接続はUSB Type-A、ハブのポートはUSB Type-Aが7つ」です。
どちらも「セルフパワー」なので、ハブ本体に給電する必要があります。また、サイズもそこそこ大きくて重いです。なので、いつもウインタブでご紹介しているコンパクトサイズでバスパワーのハブやドッキングステーションのようにモバイル用として使うのには向きません。
一方でセルフパワーであることにより、接続する周辺機器に安定した電力供給ができますので、ポータブルHDDなどを接続しても安心です。…ただ、個人的にはバスパワーのハブ(ドッキングステーション)にいくつか周辺機器を接続して使うことがありますが(HDDは繋いだことがありませんけど)、電力不足で挙動が不安定になった経験はないですね。このあたりは接続する周辺機器の個数とか特性によって変わってくるとは思います。でも、「セルフパワーのハブのほうが動作が安定する」という理屈は正しいですよね。
また、セルフパワーなので、すべてのポートで周辺機器を充電できます(ただし、USB PDには対応していないので、ノートPCに給電するのは難しいです)。この図にあるように、Type-A、Type-Cのすべてのポートで5Gbpsのデータ伝送と機器の充電の両方が可能です。また、PCの電源がOFFであっても周辺機器の充電はできます。
さらに、すべてのポートに個別の電源スイッチがついていますので、いちいちポートを抜き差しする必要がありません。
ハブのポート間隔が狭いと周辺機器のUSB端子が干渉してうまく挿せないことがありますよね?この製品はサイズがやや大きめということもあり、ポート間隔も広めなので、端子同士が干渉することはないと思います。
サンワサプライ セルフパワーUSBハブ 400-HUBC32GM/400-HUBA32GMはサンワダイレクトやAmazon、楽天などで販売中で、9月18日現在の価格は400-HUBC32GM(USB Type-Cタイプ)が5,280円、400-HUBA32GM(USB Type-Aタイプ)が4,980円です。
やや大型でセルフパワー、ということで、(モバイル利用は諦めて)デスクに据え置いて使う製品だと思います。ただし、据え置きで使うと割り切る場合、セルフパワーの安定性とかすべてのポートがGen1規格(5Gbps)で充電に対応するとかのメリットは大きいと思います。特にミニPCとの相性がいいんじゃないでしょうか。
関連リンク
セルフパワーUSBハブ 400-HUBC32GM(USB Type-C):サンワダイレクト
サンワダイレクト セルフパワーUSBハブ 400-HUBA32GM(USB Type-A):サンワダイレクト
セルフパワーUSBハブ 400-HUBC32GM/400-HUBA32GM:Amazon
400-HUBA32GM(USB Type-A):楽天
400-HUBC32GM(USB Type-C):楽天
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。