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EMEET PIXY Wireless - 4K・AI自動追尾のWebカメラがワイヤレスに!でも、想像以上にデカかった!?

アクセサリ

EMEET PIXY Wireless レビュー EMEETのWebカメラ「PIXY Wireless」の実機レビューです。EMEETはWeb会議用のカメラやスピーカーフォンなどを手掛ける会社で、ウインタブでも数回の製品レビューを経験しています。直近だと「PIXY」という、今回のレビュー機にそっくりな製品をレビューしていて、製品名から「PIXYのワイヤレス版だね」と思っていたのですが、実は「PIXY Wirelessのほうがはるかにデカかった」んですよね。

EMEET PIXYの実機レビュー記事はこちらです
EMEET PIXY レビュー - 4K画質とAI自動追尾を備えたWebカメラ、画質も機能も高水準な最新モデル

今回レビューする「PIXY Wireless」はEMEETの「新たなトップモデル」です。4K解像度・AI自動追尾など様々な先進機能を搭載し、製品名にあるようにワイヤレス接続にも対応します。

なお、このレビューはメーカーよりレビュー機のサンプル提供を受け、実施しています。

ここがおすすめ
・4K撮影に対応
・被写体を正確に自動追尾
・優れたノイズキャンセリング機能
・多機能な専用アプリ
・バッテリーとmicroSDカードリーダー搭載
ここはイマイチ
・サイズが大きく、PCモニターやノートPCの上部に取り付け不可

1. スペック

スペック表

カメラ
構成 デュアルカメラ(撮影カメラ×1、AIアシストカメラ×1)
ビデオ
センサーサイズ ソニー製 1/2.55インチ イメージングセンサー
800万画素
ビデオコーデック形式 MJPEG、YUY2、H.264
ビデオ解像度 MJPG:
16:9:
3840 x 2160 @ 30FPS、2560 x 1440 @ 30FPS
1920 x 1080 @ 30FPS、1920 x 1080 @ 60FPS
1280 x 720 @ 60FPS、1280 x 720 @ 30FPS
1024 x 576 @ 60FPS、1024 x 576 @ 30FPS
640 x 360 @ 30FPS、640 x 360 @ 60FPS
4:3:
1280 x 960 @ 60FPS、1280 x 960 @ 30FPS
800 x 600 @ 60FPS、800 x 600 @ 30FPS
640 x 480 @ 60FPS、640 x 480 @ 30FPS
YUY2:
640 x 480 @ 30FPS、640 x 360 @ 30FPS
H.264:
1920 x 1080 @ 30/60FPS、1280 x 720 @ 30/60FPS
864 x 486 @ 30/60FPS、640 x 360 @ 30/60FPS
2560 x 1440 @ 30FPS
絞り値 F/1.8
視野角 97°
デジタルズーム 最大4倍
フォーカスタイプ 固定
HDR 対応
ホワイトバランス 2300K-7500K
露出値 -13~-3
オーディオ
マイク 内蔵マイク×1
音声モード オリジナルサウンドモード
ノイズキャンセリングモード
ジンバル
2軸(パン & チルト)
機械的範囲 パン範囲: ±150° (310°)
チルト範囲: ±90° (180°)
ソフトウェア/操作
専用ソフト EMEET STUDIO 2
ジェスチャーコントロール 対応
接続・インターフェース
ケーブル USB-Cケーブル(C→Aアダプター付属)
インターフェース USB-Cポート、1/4インチ三脚ネジ穴
microSDカードリーダー
イヤホンジャック
サイズ・重量
サイズ(幅×高さ×奥行) 78.5×128×78.5mm
重量 440 g
バッテリー 最大8時間

特徴

EMEET PIXYのメーカーのキャッチフレーズは「ワイヤレスAI PTZ カメラロボット」です。PTZとは、

Pan(パン):左右方向にレンズを動かすこと
Tilt(チルト):上下方向にレンズを動かすこと
Zoom(ズーム):レンズを拡大・縮小すること

という意味で、「PTZカメラ」とはリモコンやソフトウェアによる遠隔操作によって被写体を追尾できる首振り・ズーム対応カメラを指します。そして「ロボット」というのは製品画像

EMEET PIXY Wireless 4K解像度

ソニー製の1/2.55インチセンサーを採用し、4K@30fps、FHD@60fpsと高い画質を実現しています。

EMEET PIXY Wireless ジェスチャコントロール

ジェスチャコントロール

EMEET PIXY Wireless 追随機能

自動追尾

スマートAIによりジェスチャコントロールや被写体の追尾が可能です。また、音声関連でも48kHz内蔵マイクを搭載、ノイズキャンセリング機能もあります。

EMEET PIXY Wireless 複数プラットフォーム同時配信

冒頭に書いたように、この製品は「Webカメラとしてはかなり大型」です。もちろんビジネスミーティングにも使えますが、PCモニターの上部に設置するのは難しく、はっきり言って「三脚などにセットして使う」ほうがいい、と思われました。

この画像は「複数プラットフォームに同時に配信が可能」という説明用なのですが、このように「ライブかどうかは別として、動画配信用に使う」のがメインの用途になると思われます。

2. 外観

EMEET PIXY Wireless 同梱物

同梱物です。ケース、取扱説明書、保証規程の説明書、アプリのダウンロードや製品紹介動画の視聴に使えるQRコードが書かれたカードが入っていました。

EMEET PIXY Wireless ケース

ケースを開けると本体とUSBケーブルが入っていました。このケースは見た目はソフトですがかなり頑丈なもので持ち運ぶ際には本体をしっかり保護してくれると思います。USBケーブルは長さが約145 cm、両端がUSB Type-CでType-Aに変換するアダプターがついています。PIXY WirelessのUSBポートはType-Cで、PCのUSBポートはType-CでもType-Aでも接続可能です。

EMEET PIXY Wireless 本体サイズ感

EMEET PIXY Wireless

EMEET PIXY

EMEET PIXY

最初にサイズ感から。PIXY Wirelessは先日レビューしたPIXYにそっくりですが、冒頭に書いた通り、「サイズが全然違います」。PIXY Wirelessのほうがはるかに大きく、見た目以外は別物と考えるほうがいいですね。PIXYもWebカメラとして見た場合は大型の部類と言えますが、PCモニターやノートPCの上部に取り付けることができました。しかし、PIXY Wirelessはそれができません。

EMEET PIXY Wireless レビュー

これは13.3インチのモバイルノートと一緒に撮影したものですが、これを見ていただけると「もはやPCの上部に取り付けるのは無理」であることがわかると思います。

この点は非常に重要です。要するにPIXYは「いわゆるPC用のWebカメラ」として使えますが、PIXY Wirelessは「(この画像のように)デスクに置くか、三脚などを使って設置する」必要があります。また、この画像のように配置する場合、Webミーティング用のカメラとしては「画角が明らかに不自然 (斜め下から見上げるような画角になる)」になります。

EMEET PIXY Wireless

よって、PIXY Wirelessが得意なのは動画配信 (ライブ配信)やビジネスプレゼンテーション のような使い方です。そういう意図もあっての「(PIXYでは対応していなかった)ワイヤレス接続に対応」ということでしょう。

EMEET PIXY Wireless 前面

次に前面から見ていきます。PIXYと同様に「ロボットのような愛らしい形状」ですね。上部に2つのレンズがありますが、左側が4Kレンズ、右側がAIレンズ、と開示されています。また、下部のEMEETロゴの下にマイク穴とオーディオステータスインジケータ―があります。

EMEET PIXY Wireless 背面

背面です。PIXYよりも多くのボタンやポートがあります。

EMEET PIXY Wireless 背面

PIXYよりもサイズが大きい理由の一つに「バッテリーを内蔵」している、という点が挙げられます。また、microSDカードにも対応していますので、「バッテリー駆動で動画をmicroSDカードに保存する」ことができます。

EMEET PIXY Wireless 底面

底面です。技適マークを含む各種認証マークが付いているのと、三脚取り付け用のネジ穴があります。

EMEET PIXY Wireless 首振り

AI追尾機能のついたカメラなので、このように上下左右にフレキシブルに動きます。

3. アプリ

EMEET PIXY Wirelessの各種設定はアプリEMEET STUDIOもしくはEMEET STUDIO 2 (ベータ版)で行います。今回はSTUDIO 2のほうを使いました (ダウンロードはこちらから)。

EMEET PIXY Wireless アプリEMEET STUDIO 2

クリックで拡大します

EMEET STUDIO 2は非常に多機能なアプリです。この画像(左上の「表示」タブを開いたところ)ではPTZコントロールが可能で、手動によるアングルの調整やトラッキングモード (被写体を自動で追尾してくれる)、プライバシーモード (カメラを下向きにして何も表示されなくなる)の切り替えができます。「手動」と「トラッキング」の切り替えはアプリ上でもできますが、撮影中にカメラに向かって手のひらを2秒かざすことによっても切り替えができます。

一般的なカメラ系アプリについている機能はほとんど実装されており、マイクはノイズキャンセリングにも対応します。また、ズームや画像の反転も可能ですし「美顔モード」もついています。

ただし、ZoomやTeamsといったアプリでWebミーティングする場合、それらのアプリの調整機能とEMEET STUDIO 2の調整機能は併用できません。この挙動はカメラ系アプリ全般に言える話です。ただし、トラッキング (追尾)機能は一度設定してしまえばZoomなどの利用中でも使えます。

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4. 使用感

まずはこちらの動画をご覧ください。動画の前半で追尾 (追跡)モードの動作確認をし、後半では製品レビュー動画のサンプル撮影をしています。

以下に感想を書きます。

追尾モード

動きがユーモラスで、しっかり追尾してくれます。ただし、動画を観ていただくとわかると思いますが、スポーツなどで特定の被写体の激しい動きにきっちり追随するのは難しいと思います。動画配信やビジネスプレゼンテーションなどで報告者 (演者)がホワイトボードの周囲を動き回る、という程度であればかなり快適に動作するでしょう。

画質

画質は良好です。接写があまり得意ではない印象がありますが、上の動画でガジェットのレビュー映像を撮影しており、それを見ても十分実用に耐える画質だと評価します。ただ、カメラから1メートルくらい離れたところで撮影するとよりキレイに撮影ができます。

ワイヤレス接続

Bluetoothではなく、自宅などのWi-Fi回線もしくはスマホのホットスポット (アクセスポイント)機能を経由して接続します。で、やはり「動画データを無線でやり取りする」には相当に高規格・高速なWi-Fi品質が要求されます。私の自宅のWi-Fiは低速 (10Mbpsくらい)ですが、この場合、まともに動画のプレビューができませんし、PIXY Wirelessで撮影した動画をWi-Fi経由でPCに保存した動画は動きがカクカクしていて音声も遅延し、「使い物にならなかった」です。

ワイヤレスで使える高品質カメラというのは非常に魅力的ではありますが、快適に使うには「相当に高速なWi-Fi環境」が必要です。

音声

音質は「まあ普通」くらいです。ノートPCの内蔵カメラなどと比較して格段にクリアであるとまでは思いません。ノイズキャンセリング機能も優れています。たまたま撮影中に屋外で大型トラックが荷物の積み下ろしをしていて、少々騒々しかったのですが、その騒音をしっかり消してくれました。

5. まとめ

EMEET PIXY WirelessはEMEET公式サイトやAmazonなどで販売中です。価格は時期によって変動しますが、7月7日からのAmazonプライムデーで27,999円になることが予告されています (通常価格は34,800円です)。

EMEETのWebカメラは安価なものだと2,000円台、3,000円台で購入ができます。ウインタブの経験上、これら低価格なモデルでも「必要十分」な品質ではあるのですが、当然AI追尾機能やノイズキャンセリング機能は搭載されておらず、その他の機能面でもPIXYシリーズとは大きな差があります。また、そもそも今回のレビュー品であるPIXY Wirelessは一般的なPC用のWebカメラとは用途もサイズも、そして価格も大きく異なります。

動画配信 (ライブ配信)やWebでビジネスプレゼンテーションをする機会の多い人向けの製品と言えるでしょう。

6. 関連リンク

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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執筆者:ウインタブ
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