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HP Victus 16(AMD) レビュー - リーズナブルな価格のゲーミングノート、ちょっと大柄でアメリカンなデザインがカッコいい!

HP Victus 16(AMD)
HP Victus 16(AMD)の実機レビューです。HPのエントリー~中級ゲーマー向けのゲーミングブランド「Victus」の16.1インチゲーミングノートで、リーズナブルな価格が魅力の製品です。ゲーマーだけでなく、高負荷な作業をされるビジネスマンやクリエイターにも向きます。

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ここがおすすめ
・ゲーミングノートとしては手頃な価格
・ちょっと大柄で白い、アメリカンな筐体がカッコいい!
・剛性感があり、使いやすいキーボード
・期待以上のパフォーマンス
ここがイマイチ
・筐体は樹脂製で、ちょっと安っぽい(でも個人的には好み)
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1.Victus 16 スペック

スペック表

  Victus 16(AMD)
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 5 6600H/Ryzen 7 6800H
外部GPU NVIDIA GeForce RTX3050 Laptop GPU
NVIDIA GeForce RTX3050Ti Laptop GPU
RAM 16GB (8GB×2) DDR5-4800 (最大32GB)
ストレージ 512GB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
※PCIe Gen4 NVMe M.2 空×1
光学ドライブ なし
ディスプレイ 16.1インチIPS (1,920 x 1,080) 144 Hz
ネットワーク Wi-Fi6E(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
入出力 USB Type-C(映像出力・PD対応、5Gbps)、USB Type-A(5Gbps)× 3、HDMI2.1、SDカードリーダー、LAN(RJ45)、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(92万画素)
バッテリー 駆動時間 約8-9時間
サイズ 370 × 260 × 23.5 mm
重量 2.48 kg

バリエーションモデル

・モデレートモデルG2:Ryzen 5/GeForce RTX3050(レビュー機の構成)
・アドバンスモデルG2:Ryzen 7/GeForce RTX3050Ti
※CPUとGPUの型番以外の仕様は全モデル同じです

コメント

HPのゲーミングPCブランドには「OMEN」と「Victus」があり、OMENのほうが「よりガチ」なゲーマー向け、Victusはエントリーゲーマーやカジュアルゲーマー向け、という位置づけです(もちろんエントリーゲーマーがOMENを選んではいけないということも、上級ゲーマーがVictusを買ってはいけないということもありません。あくまで目安です)。

Victus 16にはIntel CPUを搭載するものとAMD CPUを搭載するものがありますが、今回のレビュー機はAMD版のほうです。ただ、筐体の仕様(外観やサイズなど)はIntel版とAMD版でほぼ同じですし、CPU以外のシステム構成もほぼ同一です(ただし、Intel版のみGPUにGeForce RTX3060の設定があります)。なので「お好みのCPUを選べばいい」と思います。

今回のレビュー機はCPUにZen3+アーキテクチャのRyzen 5 6600Hを、GPUにGeForce RTX3050を搭載する「モデレートモデルG2」です。ゲーミングノートとしてはエントリークラスのスペックになっていますが、ほとんどのオンラインゲームはプレイできます(ゲームタイトルによってはグラフィック設定を調整する必要があります)し、ビジネス系のスタンダードノートとしてみれば「極めて高性能」な製品です。

2.Victus 16 外観と使用感

HP Victus 16(AMD)ACアダプター
まずはACアダプターから。ゲーミングノートは外部GPUを搭載していることもあり、一般的なノートPCよりも出力とサイズの大きいACアダプターが付属します。Victus 16のACアダプターもかなり大きめのサイズで出力は200W(一般的なノートPCは45Wとか65Wです)、実測重量は電源ケーブル込みで603 gでした(一般的なノートPCのACアダプターは200~300 g程度のことが多いです)。

HP Victus 16(AMD)天板
天板です。Victus 16の筐体色はセラミック・ホワイトといい、「純白」に近い色味です。「ゲーミングノートは黒」というイメージがありますが、それとは正反対の爽やかな色ですねw 筐体は樹脂製で、天板中央に「V」のロゴがあります。

HP Victus 16(AMD)底面
底面です。中央に大きな通気口があり、画像下部両サイドにスピーカーグリルがあります。Victus 16は底面にステレオスピーカーを搭載しています。

HP Victus 16(AMD)前面
前面です。この面にはポート類、ボタン類はありません。エッジ部分が角ばっているのが今どきのノートPCとして、「逆に新鮮」な感じです。

HP Victus 16(AMD)背面

HP Victus 16(AMD)背面
背面です。こちらにもポート類やボタン類はありませんが、背面全体に黒く塗られた通気口があり、デザインアクセントになっています。

HP Victus 16(AMD)左側面
左側面です。画像左からDC-INジャック、有線LAN、HDMI、USB Type-A、USB Type-C、少し空いてイヤホンジャック、SDカードリーダーがあります。

HP Victus 16(AMD)右側面
右側面です。こちらにはUSB Type-Aポートが2つ。Victus 16は合計で4つのUSBポート、HDMI、有線LAN、イヤホンジャック、そして(micro規格ではない)フル規格のSDカードリーダーと、充実したポート構成になっています。

HP Victus 16(AMD)

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キーボードです。テンキーがつき、キーピッチは約18.7×18.4 mm、キーストロークは約1.5 mmと開示されており、日本語配列です。

HP Victus 16(AMD)キーボード
バックライトも装備していますが、ゲーミングノートでよく見られるRGB(カラフルなもの)ではなく、ホワイトのシングルカラーとなっています。

キーボードの使用感

お世辞抜きに非常に使いやすいです。もともとゲーミングノートのキーボードは一般的なノートPCよりも頑丈にできているため、強めにタイピングしてもたわんだりしませんし、頑丈な構造の副産物と思われますが、打鍵音は静かです(笑っちゃいますよね、いかついゲーミングノートのキーボードが静音、っていうの…)。打鍵音については先日レビューしたOMEN 17のような例外(OMEN 17はメカニカルキーボード搭載です)もありますけど、総じてゲーミングノートのキーボードは打鍵感がいいです。なので、ゲームプレイだけでなく、文書作成や表計算など、ビジネスシーンでも高い満足感が得られると思います。

また、上にご説明した通り、この製品のバックライトはホワイトの単色で、ゲーミングノートによくあるカラフルなものではありません。そのため、ゲーマーの人には少し不満かもしれませんが、ゲーム以外の多彩な利用シーンで違和感がありません。Victus 16を「ゲームのほか、仕事用としても使う」という人は少なくないと思いますので、個人的にはこの点はメリットだと思います。

HP Victus 16(AMD)
正面から見たところです。上部と左右のベゼル幅は比較的細く、下部ベゼルは太めです。ベゼル部分が黒く塗られており、ホワイトの筐体色と合わせ、精悍な印象があります。

ディスプレイの使用感

発色は素直でクセがなく、鮮やか、という印象でした。しかし、手持ちのモニター(27インチ、IPS液晶、100%sRGB品質のもの)と同じ画像を表示させて見比べてみたところ、色の濃さがやや低い、つまり、ちょっと淡く感じられました。

この製品を単体で使用し、ゲームプレイや動画視聴、ビジネスソフトなどを操作する場合は、多くの人にとって十分満足できる発色品質であると思います。一方で、繊細な色の識別が必要な人には少し物足りないかもしれません。具体的には(あくまで複数のモニターで同じ画像を表示させて見比べる場合ですが)、赤が微妙にオレンジがかっていたり、淡いピンクが白に近い色に見えてしまう、というのはありましたね。

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HP Victus 16(AMD)
ヒンジを最大開口したところです。普通に使うぶんにはなんの問題もありませんが、最近のノートPCによく見られる180°(水平位置)までの開口はできません。

スピーカー音質について

おそらく筐体が大きく、重いほうが音質面では有利なのではないかと思うのですが、Victus 16のスピーカー品質も高いです。素直な音質で低音から高音までクリアに聴けます。

HP Victus 16(AMD)B&O

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Victus 16のスピーカーシステムはHP製品ではおなじみのBang&Olufsenです。音質設定用のアプリはB&O Audio Controlといい、グラフィックイコライザーで細かく音質の調整も可能です。さすがに重低音は厳しいものがありますが、PCの内蔵スピーカーとしては十分、というか高く評価できますね。なお、音量は十分な大きさが出ますし、音量を上げても音は割れません。

バッテリー駆動時間

Victus 16は筐体サイズがやや大きめで重いゲーミングノートです。そのため、出先でバッテリー駆動で使う頻度は高くないと思いますし、そもそもゲームをするのなら電源に接続しないとGPU(GeForce)が本来の性能を発揮できません(ざっくり半分くらいの性能しか出ません)。

一応、ゲームをせず、動画視聴とか文書作成といった用途でどの程度のバッテリーもちになるのかを調べてみました。

ディスプレイ輝度を70%に、音量を30%に設定、パフォーマンスモードを「初期設定」のままにして、下記の作業をしてみました。

・ブラウザー上でYouTubeの動画視聴を20分
・画像加工ソフトGIMPで簡単な画像加工を20分
・テキストエディターで文書作成を20分
・Webブラウジング等を10分

作業時間の単純合計は70分ですが、「文書作成しながらWeb閲覧」など「ながら」での作業もありましたので、実作業時間は60分です。この使い方でバッテリー消費量はちょうど20%でした。単純計算だとバッテリー駆動時間は5時間となります。個人的には「思ったより長持ちするのね」と思いました。Victus 16の製品特性を考えれば高く評価していいと思います。

3.Victus 16 性能テスト

ベンチマークテスト

HP Victus 16(AMD)OMEN Gaming HUB

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Victus 16にはOmen Gaming Hubという設定アプリが入っています。ベンチマークテスト実施に際し、このアプリのモードを「パフォーマンス」にしました。

HP Victus 16(AMD)3D Mark
まず、グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。ゲーミングPCでは最も重要になるテストですね。レビュー機はGeForce RTX3050搭載機なので、過去データのうち、RTX3060搭載機とRTX3050クラスのCPU搭載機を比較対象としました。

参考1(RTX3060クラスの一部抜粋):
DELL G15(Core i7-12700H、RTX3060):9,274、19,738、5,233
Lenovo Ideapad Gaming 370i(Core i5 12500H、RTX3060):8,622、19,817、4,918
ASUS ROG Strix SCAR 15(i9-10980HK、RTX2070SUPER):8,435、20,017、5,049
Lenovo Legion 560(Ryzen 7 5800H、RTX3060):8,273、18,927、-
MSI Stealth 15M B12U(Core i7-1280P、RTX3060)):8,023、18,153、4,491
ASUS TUF Dash F15(i7-11370H、RTX3070):7,767、17,671、5,136
MSI Pulse GL66 11U(Core i7-11800H、RTX3060):6,974、15,408、4,088
HP ENVY 15(i9-10885H、RTX2060 Max-Q):5,597、13,382、3,150
※左からTime Spy、FireStrike、Port Royalのスコア

参考2(RTX3050クラスの一部抜粋):
マウス DAIV 6P-RT(Core i7 12700H、RTX3050Ti):5,629、12,138
ASUS Vivobook Pro 16x OLED(Ryzen 7 5900HX、RTX3050):4,470、9,640
Microsoft Surface Laptop Studio(Core i7-11370H、RTX3050Ti):4,462、8,943
MSI GF63 Thin 10U(Core i5-10500H、RTX3050):4,187、9,486
MSI Bravo 15 B5(Ryzen 7 5800H、Radeon RX5500M):4,170、10,596
Lenovo Legion Y7000(i7-9750H、GTX1650):3,722、8,164
ASUS TUF Gaming A15(Ryzen5 4600H、GTX1650):3,637、8,779
HP Spectre x360 16(Core i7-1260P、Arc A370M):3,618、6,981
※左からTime Spy、Fire Strikeのスコア

Ryzen 5 6600H/GeForce RTX3050搭載機としては非常に高いスコアが出ました。3D Markは「GPUの型番」に非常に素直なスコアが出ることが多く、比較対象としているRTX3060搭載機には及ばないものの、RTX3050/RTX3050Ti搭載機を軒並み上回る結果となりました。特にFireStrikeのスコアは素晴らしいものになっていると思います。

HP Victus 16(AMD)FF15ベンチ
次に個別ゲーム「ファイナルファンタジー15」のベンチマーク結果です。

参考(RTX3050・RTX3060クラスの一部抜粋):
DELL G15(Core i7-12700H、RTX3060):9,246
Lenovo Ideapad Gaming 370i(Core i5 12500H、RTX3060):8,340
マウス DAIV 6P-RT(Core i7 12700H、RTX3050Ti):5,328
ASUS Vivobook Pro 16x OLED(Ryzen 7 5900HX、RTX3050):4,195
MSI GF63 Thin 10U(Core i5-10500H、RTX3050):4,179

ここでも非常に高いスコアが出たと思います。RTX3050搭載機の過去データは4,000点台前半であることが多く、5,000点オーバーというのはRTX3050搭載機としては飛び抜けている、と言ってもいいくらいですね。

HP Victus 16(AMD)FF15ベンチ
一応画質を「高品質」から「標準品質」に変更して測定してみました。余談ですが、PCのオンラインゲームの場合、画質設定を少し落としたくらいなら「汚い・粗い」という感じにはなりませんので、FF15クラスの重いゲームでもグラフィック品質を少し落としてやれば十分快適にプレイできると思います。

HP Victus 16(AMD)PC Mark

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表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。どちらかというとビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えます。また、このテストではCPU性能の影響が大きいとされますが、テスト内容にグラフィック系のシミュレーションも含むため、外部GPUの性能も少なからず影響します。

参考(過去データから一部抜粋):
MSI Titan GT77 HX 13V(Core i9-13980HX、RTX4090):9,187
ASUS ROG Strix SCAR 17 G733ZX(Core i9-12900H、RTX3080Ti):7,773
ASUS ROG Zephyrus M16(Core i9-12900H、RTX3070Ti):7,720
DELL G15(Core i7-12700H、RTX3060):7,685
ASUS ROG Strix G15 G513RW(Ryzen 9 6900HX、RTX3070Ti):7,347
GIGABYTE A7(Ryzen 9 5900HX、RTX3070):6,827
MSI Stealth 15M B12U(Core i7-1280P、RTX3060):6,675
マウス DAIV 6P-RT(Core i7-12700H、RTX3050Ti):6,603
HP Pavilion 15-eh(Ryzen 7 5825U)5,954
ASUS M3700WY(Ryzen 7 5825U):5,905
dynabook RZ/HV(Core i7-1260P):5,564
ASUS Vivobook S 14X OLED(Core i7-12700H):5,528
dynabook AZ/HV(Core i7-1260P):5,503
富士通LIFEBOOK AH(Core i7-1260P):5,475
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):5,468
VAIO SX14(Core i7-1280P):5,452
VAIO SX12(2022)(Core i7-1260P):5,437
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):5,366
ASUS Vivobook 15x OLED X1503ZA(Core i7-12700H):5,244
ASUS Zenbook 17 Fold OLED UX9702(Core i7-1250U):5,074
DELL Inspiron 14 AMD(Ryzen 5 5625U):5,031
DELL XPS 13 Plus(Core i5-1240P):4,980
dynabook SZ/MV(Core i7-1255U):4,902
HP Spectre x360 14(Core i7-1255U):4,834
HP ENVY x360-bf(Core i7-1250U):4,833

レビュー機の搭載CPUはRyzen 7ではなくRyzen 5なのですが、さすがに「6000番台の高性能タイプ」だけあって、スコアも6,000点オーバーとなりました。このテストが想定するビジネスシーンでの利用はごく快適だと思います。

HP Victus 16(AMD)CINEBENCH R23
CPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。このテストではGPU(GeForceなど)の搭載有無は影響を受けないとされています。

参考(過去データから一部抜粋):
dynabook AZ/HV(Core i7-1260P):1,809、8,940
ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZM(Core i7-12650H):1,806、14,632
MSI Katana GF66 12U(Core i7-12700H):1,800、15,593
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):1,797、8,791
ASUS Vivobook S 14X OLED(Core i7-12700H):1,745、11,543
HP Spectre x360 14(Core i7-1255U):1,666、7,671
VAIO SX14(Core i7-1280P):1,661、9,354
MSI Stealth 15M B12U(Core i7-1280P):1,659、13,793
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):1,655、7,586
VAIO SX12(2022)(Core i7-1260P):1,647、8,813
HP ENVY x360-bf(Core i7-1250U):1,636、7,295
dynabook RZ/HV(Core i7-1260P):1,634、8,524
ASUS Zenbook 17 Fold OLED UX9702(Core i7-1250U):1,609、6,424
ASUS ROG Strix G15 G513RW(Ryzen 9 6900HX):1,580、14,830
dynabook MZ/MV(Core i7-1255U):1,558、5,094
dynabook SZ/MV(Core i7-1255U):1,551、5,160
ASUS ROG Flow X16 GV601(Ryzen 7 6800HS):1,543、13,832
ASUS Vivobook 15 OLED K512EA(Core i7-1165G7):1,497、5,555
MSI GP66 Leopard 11U(Core i7-11800H):1,491、12,210
ASUS Vivobook Pro 15 OLED(Ryzen 7 5900HX):1,482、12,108
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):1,477、5,526
ASUS M3700WY(Ryzen 7 5825U):1,454、9,046
MSI Bravo 15 B5(Ryzen 7 5800H):1,422、11,241
DELL Inspiron 14 AMD(Ryzen 5 5625U):1,364、8,013
Lenovo Legion 560(Ryzen 7 5800H):1,348、11,419
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):1,170、6,973
ASUS ZenBook 14(Core i5-8265U):1,023、3,691
HP Pavilion x360(Core i5-7200U):790、1,740

CINEBENCHのスコアも高いです。Intel Coreも第12世代となり、CINEBENCHのスコアがかなり上昇しましたが、レビュー機はRyzen 5搭載ながらマルチコアでは1万点を越える高いスコアとなっており、第12世代のCore i7(U型番、P型番)を上回っています。

HP Victus 16(AMD)3D Mark
ラストはSSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。Victus 16のSSDはPCIe Gen4 x4接続となっており、それにふさわしい超高速なものになっています。

発熱とファン音について

ゲームなどPC負荷の高い作業をする場合以外は発熱、ファン音とも気にする必要はありません。上のOMEN Gaming Hubで「Eco」モードにしておいても表計算とか文書作成ならごく快適に使えますし、ほぼ無音という感じです。

一方でモードを「パフォーマンス」にしてゲームなどをする場合はさすがにファン音は大きくなります。ただし、一般的なゲーミングノートよりも音は小さく、手持ちの騒音計で測定しても50db強でした。この程度であれば使っている本人もそれほど不快感はなく、周囲への迷惑もあまり気にしなくていいと思います(ただし、図書館などの静かな場所ではさすがに目立ちます)。また、発熱量も小さめで、キーボード面に多少熱を感じるものの、温度を測定しなくちゃ、という気にはなりませんでした。

4.Victus 16 レビューまとめ

HP Victus 16(AMD)はHPオンラインストアで販売中で、2月22日現在の価格はRyzen 5/RTX3050モデル(レビュー機の構成)が税込み144,800円、Ryzen 7/RTX3050Tiモデルが税込み169,800円です。なお、ウインタブ読者は7%OFFで購入できますので、Ryzen 5モデルは税込み134,664円、Ryzen 7モデルは税込み157,915円となります。

今回のレビュー機はゲーミングノートとしてはエントリークラスのスペックでしたが、予想以上にパフォーマンスが高く、グラフィック設定を調整すればほとんどのオンラインゲームを楽しめると思います。記事中にも書きましたが、PCゲームの場合、グラフィック品質を「低」にしてもゲーム性を大きく損なうようなことはなく、十分楽しめますので、特にこれから初めてゲーミングノートを買うとか、週末やお休みの日にカジュアルにゲームを楽しみたい、という人にはピッタリの製品だと思います。

また、お好みの問題ではありますが、ちょっと大柄でアメリカンな筐体も魅力ですね(個人的には大好き)。筐体色やバックライト色も「いかにもゲーミング」という感じではないので、ゲーム以外の用途でも違和感なく、そして気持ちよく使っていけると思います。

5.関連リンク

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