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dynabook T8 / T9 - 他社のようにサイズを小さくするんじゃなくて、ディスプレイを大きくしました!dynabookの主力スタンダードノートは16.1インチ!

dynabook T8 / T9
dynabookがスタンダードノート4機種「dynabook T8/T9・dynabook T4/T5」を発表しました。東芝ブランドではなくなったdynabookですが、やはりこのクラスのスタンダードノートの品質は素晴らしく、ニューモデルにも大きな期待ができます。この記事ではまず「T8/T9」のほうを先にご紹介します。実はこの製品、15.6インチではなく、「ちょっと大きめ」な16.1インチサイズなんですよね!

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1.スペック

dynabook T8 / T9
T8 / T9というのは家電量販店などで販売される「カタログモデル」で、Web直販モデルは別な型番(AZシリーズ)となりますが、この記事ではカタログモデルのほうをご紹介します。T8とT9の相違点は一箇所、「RAM容量」が異なるのみです。T8が8GB、T9が16GBです。あとは全く同じスペックです。

CPUは第8世代(Whiskey Lake)のCore i7-8565Uで、第10世代ではありません。正直「あれ?」と思いましたが、製品特性から考えて特にこだわらなくてもいいような気もします。Whiskey Lakeでも性能面でなんの不足もないでしょう。ゲーミングノート、クリエイターノート、という位置づけでもないですしね。

RAMは上に書いたようにT8が8GB、T9が16GBで、ストレージは256GB SSD + 1TB HDDとスタンダードノートにピッタリの構成です。

そしてディスプレイです。16.1インチサイズのIPS液晶・FHD解像度で、ノングレアタイプとなります。もともと東芝(旧東芝)のこのクラスのノートPCは抜群に美しいディスプレイ品質なので、この製品の画質も「疑いの余地なくキレイ」だと思います。

入出力ポートはスタンダードノートとしては十分な数と種類を確保しています。また、上位モデルらしく、光学ドライブはブルーレイです。カメラは顔認証にも対応します。まさにフル装備。

で、サイズなんですけど、ここは「発想の転換」という感じなんですよね。普通ディスプレイサイズが大きくなると筐体も大きくなると思うじゃないですか?しかし、この製品は従来モデル(T7、T9)と横幅が全く変わっておらず、奥行きがミリ単位(正確には1.5 mm)で小さくなっています。とはいえ、2019年に発売された上位クラスの15.6インチスタンダードノートの多くは横幅が360 mm程度なので、この製品のサイズは「新製品としては大きい」というのは間違いありません。しかし、トレンドの「ナローベゼル化」を実現する手段として、横幅を小さくするんじゃなくて、ディスプレイを大きくしちゃったわけです。持ち運びの頻度が低い場合、こちらのアプローチの方を歓迎する人も多いのではないでしょうか?

2.筐体

dynabook T8 / T9
実は正式発表に先立って、この製品のプレス向け発表会が開催されていて、ウインタブも参加させてもらいました。その会場で何枚か写真撮影をしたのですが、メーカー提供の画像のほうが「全然わかりやすい」ので、そちらを使って説明します。

正面から見たところですが、かつての東芝スタンダードノートと比較すると、確かにベゼル幅が細くなっていると感じられます。ただし、他社のニューモデルと比較して、抜群に細い、という感じではありませんね。

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dynabook T8 / T9
dynabook T8 / T9
先にカラーバリエーションを。T8 / T9とも「スタイリッシュブルー」と「サテンゴールド」の2色展開で、スタイリッシュブルーのほうはブラックベゼル、サテンゴールドはホワイトベゼルとなります。個人的にはサテンゴールドは「いつものdynabook」という感じがします。

dynabook T8 / T9

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天板です。スタイリッシュブルーのほうは、天板とキーボード面にドット状の模様が入っています。筐体素材はプラスティックで、発表会で実機を確認したところ、光沢を放つ美しいものでした。当然ですが質感も素晴らしいです。

dynabook T8 / T9
キーボードです。この製品は横幅を絞っていないので、心なしかキーボード面にもゆとりが感じられます。仕様は「106キー(JIS配列準拠)、キーピッチ19mm、キーストローク1.5mm」となっていて、バックライトの装備はありません。また、dynabookはキーボードに独自のこだわりを持っていて、例えば「かな付きのキートップなのにアルファベットをキーの中央に」とか「印字を太くシャープなものにして見やすく」とか「キートップに0.2 mmのくぼみをつけて打鍵しやすく」といった細かな配慮がなされています。

それと、キーボード面の上部にスピーカーがありますが、これ「ONKYOと共同開発」したものです。2スピーカーですが、音質にはかなり期待できますね。発表会の会場で音を聴いてみましたが、場所が場所だけに、音質の良し悪しはよくわかりませんでした。

dynabook T8 / T9
画像上から前面、右側面、左側面です。SDカードリーダーは前面にあります。光学ドライブはオーソドックスに右側面ですね。ポートはうまく左右に振り分けられていて使いやすそうです。

3.価格など

dynabook T8 / T9は12月中旬の発売予定で、店頭予想価格はT8が20万円前後、T9が21万円台半ばとなっています(いずれも税抜価格)。また、ウインタブ読者ならWeb直販モデル(注文時に構成のカスタマイズができます)のほうを購入したくなるだろうと思うのですが、11月7日現在、Web直販モデルについての情報はありません。

旧東芝の頃から、上位クラスのスタンダードノートの品質が素晴らしく、「さすが日本の売れ筋」と感心していたのですが、ニューモデルでは「サイズを小さくするかわりにディスプレイを大きくしました」というのがすごく面白いと感じましたし、半据え置き型として使うのであれば合理的な判断なのではないか、とも思いました。まさに「一家に一台」という感じのPCだと思います。

4.関連リンク

dynabook T9・T8:dynabook

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