上海問屋日本語86キーコンパクトメカニカルキーボード DN-915869 － Gateron赤軸を採用したテンキーレスのメカニカルキーボード。日本語配列でお値段も手頃です

上海問屋がテンキーレスのコンパクトなメカニカルキーボード「DN-915869」を発売しました。キースイッチに「Gateronの赤軸」を採用する本格的なキーボードで、以前ウインタブでも実機レビューをした73キーの「DN-915598」の姉妹機と言える位置づけの製品となります。
上海問屋日本語73キーコンパクトメカニカルキーボードレビュー－ゲームもいける！低価格で高品質な赤軸メカニカルキーボード（実機レビュー：takumi）

早速ですが、これがキー配列。「テンキーはないがFキーはある。そしてEnterキーの右に一列あるタイプ」ですね。なぜこんなことを書いているのかというと…、

この製品、以前実機レビューしたDN-915598と比較すれば、ということです。どちらもテンキーレスのコンパクト・キーボードですが、今回紹介する「DN-915869」は86キー、DC-915598は73キーなので、配列がかなり異なります。まず、Fキーを多用する人にしてみれば、間違いなくDN-915869のほうが使いやすいと感じられるでしょう。

しかし、すべてのケースでDN-915869のほうが使いやすいとは言い切れないものがあります。特に右下部分ですね。Shiftキーの大きさが全然違いますし、方向キーの位置も「なんだか押し間違えそう」な配置に思われます。なんとなく（キー数が多い）DN-915869のほうが窮屈な印象があります。

それもそのはず、サイズを見てみると…

DN-915869（86キー）：314 × 128 × 37 mm / 608 g
DN-915598（73キー）：337 × 104 × 37 mm / 546 g

こんな感じです。実は73キーのDN-915598のほうが横幅が大きいんですよね。このように、「キー数が多く、横幅が小さい」というのがDN-915869の特徴です。

次にスペック表を見てみます。冒頭に書きましたが、キースイッチはGateronの赤軸です。キースイッチのブランドは人それぞれお好みがあるかと思いますが、Geteronは有名なブランドなので、初めてメカニカルキーボードを購入する人でも安心、というのはありますね。また、赤軸というのも初めてメカニカルキーボードを購入する人におすすめの軸色です。最もメカニカルらしい打鍵感を、ということだと青軸のほうがいいんでしょうけど、いかんせん青軸は打鍵音が非常に大きく、「下手すると使っている本人が苛立つ」かもしれないんで、「初のメカニカル」なら「赤か茶」かな、と思います。

この画像の一番下を見ていただくと、この製品が有線接続であることがわかりますし、ケーブルを左、右、中央と、好きなところから出せる構造になっていることもわかります。

それと、スタンド（足）がついていて、角度をつけて使うことができます（画像の右上）。そして、画像左上のDIPスイッチですが、

このようにWindowsキーがCapsLockキーなどのキーマッピングを変更するためにあります。このへんの機能は実機レビューしたDN-915598と共通です。

トップ画像にあるように、この製品はブルーのバックライトを装備しています。また、キートップはデスクトップ用のキーボードと同様、たっぷりしたサイズで中央にくぼみがあるものが使われています。

上海問屋日本語86キーコンパクトメカニカルキーボード DN-915869はドスパラ公式サイト内の上海問屋コーナーで販売中で、11月6日現在の価格は5,480円（税込み6,028円）です。ちなみに、73キーのDN-915598の価格が4,780円（税込み5,258円）ですが現在品切れ中、Gateron青軸タイプのDN-915850が同価格で販売されています。

73キーと86キー、どちらにも一長一短があり、優劣はつけられません。しかし、上海問屋のこのシリーズは日本語配列ですし、キースイッチも「ブランドもの」であるにも関わらず、手頃な価格になっていると思いますので、これからメカニカルキーボードを試してみたい、という人には特におすすめしたいところです。

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