Franz －メールとチャットを一元管理できる便利ツール

こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。いつもお使いのメールは何ですか？私はOutlook.comのメールとGmailで、ウインタブの連絡用にはOutlookを、個人用にはGmailを、ということで使い分けています。win-tab.netドメインのメールアカウントもありますが、OutlookはMicrosoftアカウント、GmailはGoogleアカウントがおおもとなので、それぞれOneDriveやGoogleDriveの無料容量とか、ブラウザで使えるOfficeスイートもついてきますし、デバイス側の設定も不要でブラウザさえあればどこでも使えるので、もっぱらこの2つのメールばかり使っています。

私だけでなく、読者のみなさんも複数のメールアドレスを使い分けていると思います。Windows 10のメールアプリは非常に優秀で、OutlookもGmailも、POPメールにも使えますよね。ただ、最近はLINEが普及してきたこともあり、メールの使用頻度が落ちている、という人も多いんじゃないでしょうか？家族とか親しい友人との連絡にはLINEを使うようになりましたよね。

また、私はLINEのほか、Twitterのダイレクトメッセージもよく使います。それ以外にFacebookのメッセンジャー、チャットワークなんかを使っている人もいるでしょう。つまり、以前はメールでやり取りしていたものが、チャット系のコミュニケーションツールに置き換わってきている、ということも言えます。

今回紹介する「Franz」はメールだけでなく、チャット系のツールも一元管理できるソフトウェアです。簡単に「コミュニケーションに特化したブラウザー」ということもできると思います。同様のソフトウェアには「Rambox」というのもありますが、ほとんど同じ機能でしたので、この記事ではFranzに絞って紹介します。両方試してみたのですが、Franzのほうは不完全ながら日本語化されていた、というのが大きいです。しかし、iCloudのメールはRamboxのみに対応するので、iPhoneユーザーはRamboxのほうがいいかもしれません。

また、Chromeなどのプラグインでもよく似た機能を実現するものがありますので、興味のある人はひと通り試してみてはいかがでしょうか？

では、Franzの簡単な説明を。FranzはWindows、MacOS、Linuxに対応する無料のソフトウェアで、Windows版のサイズは約51MBとなっています。

Franzが対応するメールやチャットは非常に多くなっています。代表的なものとして、メールだと

Outlook
Gmail
Gmail（Inbox）
※上にも書きましたがiCloud.comには対応していないようです。

があり、チャット系だと

Facebook Messenger
Skype
Chatwork

その他、海外系のチャットサービスが豊富に対応します。中華ならWeChatとか、欧米系だとWhatsAppとかがありますね。また、TwitterであればTweetDeckが含まれます。

インストールして、立ち上げてみると、パッと見た感じ独自性の高いソフトウェアに見えますが、基本的にはChrome（Chromium）系のカスタムブラウザーです。Webサービス（メールやチャットなど）を追加すると、タブで管理されます（赤枠で囲んだ部分がタブです）。

GoogleのInboxです。

Tweet Deckです。

で、これがSkype。いずれもブラウザーで使うのとほとんど一緒です。ただし、複数のGoogleアカウント、複数のMicrosoftアカウントを別タブで管理できるなど、同一のWebサービスを別アカウント、別タブで使うことができます。これは人によっては非常に便利と感じるのではないでしょうか。

しかしまあ、「じゃ、普通のブラウザでいいじゃん」ということではあるんですけどね…。

これが私のChromeのタブの現状です。赤枠で囲んだ部分がコミュニケーション用のサイト（Webサービス）なんですけど、使っているうちにやたらとタブが増えていき、いつもこんな風になってしまいます。なので、コミュニケーション用のブラウザってのがあってもいいのかな、と。

私、しばらくこれを使ってみようと思います。ともかく、タブブラウザーってのは非常に便利で、ないと困る存在なんですが、どう効率よく管理していくか、というのは人それぞれで、私の場合、うまく管理できていないために作業効率が下がっているような気もするので、Franzでコミュニケーション用のタブを独立させることができる、というのは魅力です。

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