DELL Latitude 11 5000 - Core m搭載ハイスペック2 in 1にして、実質的に新型Venue 11 Pro

DELL Latitude 11 5000
DELLの新製品ラッシュ、ウインタブがメインに扱っているモバイルマシンが多く、記事にするのが遅れちゃってるんですけど、ひとつひとつしっかり見ていきたいと思います。今回紹介する「Latitude 11 5000」はビジネスラインのノートPCを意味する「Latitude」というブランド名がつけられていますが、実質的には10.8インチタブレット「Venue 11 Pro」のニューモデルです。VenueブランドのWindowsタブレットにはもともと8、10、11と3サイズありましたが、「11」のみCPUにCore Mを搭載するなど「別物」のハイスペックタブレットでした。この製品がVenue 11 Proとしてもリニューアルされるのかは不明です。今回モデルラインが整理され、Atom機としてのVenueと、Core m機としてのLatitudeに区分された、ということなのかもしれませんね。

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1.スペック

OS: Windows 10 Home 64ビット(Windows 8.1およびそれぞれのPro版選択可)
CPU: Intel Core m3-6Y30 / Core m5-6Y57
RAM: 4GB / 8GB
ストレージ: 128GB / 256GB / 512GB
ディスプレイ: 10.8インチIPS(1,920 x 1,080)※マルチタッチ
ネットワーク:  802.11 a/b/g/n/ac 、Bluetooth 4.1
カメラ: イン5MP / アウト8MP
入出力: USB 3.0 Type-C、USB 3.0、Micro HDMI、オーディオ、microSD
バッテリー: 35WHr
サイズ: 279.8 x 176.8 x 10.78-14.32 mm / 重量 709.8 g・757.8 g
価格: 104,980円(税抜き)~

補足します。CPUがCore m(Skylake)になっていますね。RAMは8GB、ストレージはなんと512GBまで搭載できます。こうなるとノートPCとして見た場合でも十分なスペックだと言えますね。一方、下位モデルになるであろう、RAM4GB、ストレージ128GBのモデルだと、Venue 10 Proと比較してそんなにすごい内容でもありません。CPUがAtomになる、というのは結構なインパクトですが、あとはディスプレイサイズがちょっと違う、くらいなものです。それだけVenue 10 Proがレベルアップした、ということなんでしょう。

ただし、この製品のセールスポイントはスペック表だとわかりにくくて、「セキュリティ」なんです。上位モデルにはvPro対応のCore m-6Y57、そして指紋認証システムが搭載されています。この製品は枝番が「5175」「5179」の2つあり、サイズも異なります。それもちょっとだけ、ではなくかなり違うんです。5179のほうが厚さ14.32 mm、重量757.8 gとなっているのですが、これは指紋認証などセキュリティ関連の装備を追加した結果、と思われます。

私がこの製品を「Venue 11 Proの後継」と考えているのは、スペックの類似点とならんで、サイズが非常によく似ていることを根拠にしています。

Latitude 11 5000: 279.8 x 176.8 x 10.78 mm / 重量 733.4 g
Venue 11 Pro(下位モデル): 279.8 × 176.4 × 10.75 mm / 重量 709.8 g

新型なので若干軽量化されている、ということを考慮すればほぼ同サイズです。これに同サイズのディスプレイ、同じCore M機ということを踏まえると、どう考えても連続性がありますよね。

あと、価格については104,980円から、ということだけがわかっていますが、この表現だと当然「最下位モデルがこの価格」ということを意味するはずなので、Core m3-6Y30、RAM4GB、ストレージ128GBのものがこの価格となります。また、Venue 10 Proとちょっと異なるのは「スリムキーボード」が付属するということです。

2.筐体

はじめにお断りしておきます。Latitude 11 5000については日本向けに公開されている画像が少なく、この記事では米国モデルを使って説明していきます。そのため、日本向けのモデルとは若干異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。

DELL Latitude 11 5000 展開図

クリックで拡大します

まずは展開図から。番号は「1.Nobleセキュリティケーブルスロット | 2.microSDカードスロット | 3. Windowsボタン | 4. スマートカードリーダー(オプション) | 5.指紋リーダー | 6.アウトカメラ | 7.ヘッドセットポート | 8.ボリュームコントロールボタン | 9. Micro HDMI | 10.USB 3.0ポート | 11.USB Type-C/電源アダプタポート」となります。

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DELL Latitude 11 5000 正面
筐体を正面から見ると、特別な印象はありませんね。特に凝ったデザインでもないし、ベゼルも普通に太いです。でも画像の下側にある側面画像がすごいです。これはセキュリティの強化された上位モデルですが、14.32 mmの厚さがどんなものか、実感できます。

DELL Latitude 11 5000 キーボードその1
DELL Latitude 11 500 キーボード2
この製品がCESに出展された際に書いた記事でもふれましたが、キーボードは2種類存在します。上段がヒンジつきの「Dell Latitude 11 Keyboard(米国名)」、下段がキーボードケースも兼ねる「Dell Latitude 11 Slim Keyboard」です。日本のDELLプレスリリースに記載されている、本体付属のスリムキーボードというのは下段の「Slim keyboard」のほうですね。

DELL Latitude 11 5000 キーボードその3
この画像はヒンジつきの方ですけど、Venue 10 Proの専用キーボードにそっくりです。ということはお値段も結構なものになるのは間違いないでしょう(ちなみにVenue 10 Pro用は22,111円!)。

3.ポジショニングは面白いかな

DELL Latitude 11 5000は「近日発売」ということがアナウンスされていますが、正式な発売日は未公表で、日本の公式サイトには製品ページもありません(2016年1月21日現在)。米国の公式サイトでは製品ページはありますが、やはり「Coming soon」となっていて購入はできません。また、日本における価格は上のほうに書いたとおり「104,980円から」ですが、上位モデルだともう数万円プラス、つまり14~15万円程度にはなりそうです。ストレージを512GBにしたらさらに跳ね上がるでしょうね。

そうなると、Surface Pro 4を軸とする「12.5インチ2 in 1」戦線にかぶってきます。もっと言うと、上位モデルの場合は先日発売された超魅力的な2 in 1「DELL XPS 12(税抜き159,800円)とも接近した価格になります。Latitude 11 5000はディスプレイサイズが10.8インチと一回り小さい反面、上位モデルでは強力なセキュリティ機能があることから、単に「小さいくせに割高」ということではなく、使う人のニーズによっては面白いポジションになるのかもしれません。

もうすぐ詳細な製品情報が公開されると思いますが、Latitude 11 Proは激戦区に片足をつっこみつつ、法人のセキュリティニーズも満たした製品として、市場でどう立ちまわるのか、見ものですね。

4.関連リンク

デル、ビジネスに最適なタブレット『Venue Pro』とモバイルPC『Latitude 2-in-1』の新製品を発表:DELL 公式ブログ
New Latitude 11 5000 Series 2-in-1:米国DELL 製品ページ(英語)

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コメント

  1. 禿しいベイ より:

    いつも素晴らしい記事を、ありがとうございます。
    リーダーとしては、御サイトで情報が足りるので、ありがたい限りです。

    また不覚にも、「普通に太い」 に吹いてしまいましたが(笑)

    ヒンジ付きのキーボードは、十分に安いです。
    別売りで、NEC のを買い求めようとすると、35,000円位します。

    各メーカーの Core m 機が揃い始めてきましたね。

    Intel は読みを間違えたのか、Core M の時から品薄で、各メーカーは意欲的な製品を作りたいのだけれども、在庫を確保できないらしいです。
    逆に、Atom は過剰生産。

    なんだかなー(笑)

    • wintab より:

      禿しいベイさん、こんにちは、コメントありがとうございます。この製品、価格がそれなりに上がってしまうので、立ち位置が難しそうに思います。私ならXPS 12にしちゃいますね。Atomマスターとしては過剰生産、というのはうれしくもあり、悲しくもあり。

      • 禿しいベイ より:

        なるほど、先にレビューされていた方ですね。XPS は、高級機というイメージがあります。
        美人に片思いしている気分です(笑)

        なかなか忙しくて、Core M 機の温度を測定していませんが、各メーカーへの切実な要望があります。

        少々高くついても、サイズに関係なくタブレットの外装は、放熱に優れた金属製にして欲しいのです。
        本体全体が大きなヒートシンクの代わりです。
        また、例えアルミ製でも、無線LAN や LTE のアンテナを接続すれば、CPU の熱が伝わり伝導率が上がっているので、受信感度が改善されるはずです。

        思うに、メタルボディが少ない Atom タブレットは熱がこもり、真の実力を発揮できていないと推測できます。

        良い例が、ドスパラのファン無しのスティックPCに比べファン付きのスティックPCでは、ベンチマーク結果が良くなっていた事があげられます。

        という事で、外装をメタルボディにしてくれる業者が現れないかなー、と思う次第です(笑)

        • wintab より:

          禿しいベイさん、こんにちは、コメントありがとうございます。たぶんこの製品もXPSもメタルだと思いますよ。