今年のFPVドローンの基準となる!?超軽量の「Happymodel Moblite6」「Happymodel Moblite7」

happymodel moblite6 moblite7
こんにちは、natsukiです。一昨年の後半から続けさせていただいているドローンについての連載ですが、今回の記事からちょっと方向性を転換していこうと考えています。これまでは、よっぽど画期的だったり唯一無二だったりする製品以外は個別の製品にクローズアップすることは避け、ドローン全体に関わるトピックを重視して記事を書いてきました。そして、20回の連載で、主要な話題はおおむね出たかなと感じています。そこで今後は、実際に買って飛ばすために、より個別の製品に寄った記事を書いていくつもりです。もちろん、大きなトピックについても、折に触れては書きたいと思っています。「ドローン」タグを作っていただいたので、関連記事の検索などには、そちらもご利用ください。

スポンサーリンク

気持ちを切り替えての記事初回は、「Happymodel Moblite6」「Happymodel Moblite7」という、1SバッテリーのFPVドローン姉妹機を紹介します。この2機は、昨年末より販売がはじまった最新機種です。そして、これまでのFPVドローンから、様々な面で1歩進んだ、新世代のドローンと呼ぶにふさわしい機体になっています。ちょうど1年前に「Happymodel Mobula6」という機体が発売され、この機体は2020年のFPVドローンの基礎となるモデルとなりました。Mobula6については以前の連載記事もご参照ください。今年のFPVドローンは、この「Happymodel Moblite6」「Happymodel Moblite7」が、新たな性能の基準となっていくのではないかと思います。

1.スペックと特徴

Happymodel Mobilite 6&7

圧倒的な軽さ

moblite6_weight
Moblite6とMoblite7の、第1の特徴は、圧倒的な軽さです。これまでの65mmフレームサイズ最軽量級のHappymodel Mobula6が20gだったので、Moblite6はさらにそこから1.5gの軽量化。このサイズだと、1gの違いが飛びに影響するので、軽さへの追求というのは、最もシンプルに技術の進歩をアピールできる部分です。
moblite7_weight
Moblite7は、19.5g。以前の機種との比較では、むしろこちらの方が脅威の軽量化です。最近は、75mmフレームサイズは2Sバッテリーで飛ばす機体が多く、1Sバッテリー専用機はめっきり少ないのですが、例えば、2Sバッテリー用ながらいちおう1Sバッテリーでの飛行も可能な「Happymodel Mobula7」は25.9g、昨年発売の1Sバッテリー75mmフレームサイズ機「Meteor75(1s)」は29.3gです。

ただし、画像から使用していると思われるフレームの「Mobula7 Frame V2」は、経験上、軽量な一方でとても脆いので、そこはちょっと心配。材質などが見直されているといいんですが。約0.8gの重量増になるものの(バッテリーベイも改造しないといけないので、さらにもう少し重くなる)、剛性でははるかに上な「Mobula7 Frame V3」への換装という手もあります。それでも十分すぎるほど軽い。

軽いだけでなくVTX出力も大きい「DiamondF4 Flight controller」

diamondf4
ドローンの心臓部のフライトコントローラー(以下FC)、ここに、技術の進歩が集約されています。まず、基本的なこととして、FCとモーターを制御するESC、操縦電波を受信するレシーバー、映像電波を発信するVTXが一体化しています。ここまでが、約1年前のMobula6やBETAFPV Meteor65の到達点でした。このDiamondF4は、見て分かるようにサイズを小さくして、そこからさらに軽量化。そして注目点は、映像電波を発信するVTXの出力を200mWまで上げられることです。

従来の2020年の秋頃までに登場したFC内蔵VTXでは、出力は25mW止まりです。外付けVTXの場合は、最大出力200mW~400mWが多く、私もそのあたりのVTXを何種類か運用していますが、これらは、1Sバッテリーで運用するには重量的、電力的にデリケートです。こういった経験からも、軽量化しながらVTXの出力を上げていることには、技術の進歩を実感させられます。
crazybeex v2
なお、昨年末には、DiamondF4よりやや重量はありながら、ほぼ同性能のFC「CrazybeeX v2.2」が同じHappymodelより発売され、これは11月に注文したのがようやく先日届いて、私も使いはじめたところです。まだ短い期間しか運用していませんが、挙動は安定していて、オールマイティに使えそうなFCです。ただ、バッテリーをつなぐコネクタにキャパシタをつけることで電気的な安定を図っているので、重量的にはマイナスとなっています。安定性などは実際に使ってみないと分からない部分もありますが、DiamondF4は、2Sバッテリーにも対応したCrazybeeX v2.2から、1Sバッテリーに特化させてさらに軽量化したFCといった位置づけになります。

スポンサーリンク

モーターとプロペラ

moblite6_motor
モーターは、Happymodel EX0802。昨年途中に発売された「Happymodel Mobula6 HD」以降に使われ出したモーターと、基本的には同じものと思われます。これも、2020年初頭の同レベルのモーターよりワンランク軽量化されたものです。Mobula6 HDとの違いは、軽量化のために、接続がコネクタ式ではなくハンダ付けになっています。プロペラは、Moblite6は3枚羽根の標準的なものです。
moblite7_motor
Moblite7は、モーターはMoblite6と同じHappymodel EX0802。特徴的なのはプロペラで、なんと、2枚羽根を採用。ダクト型のプロペラガードを持つドローンで2枚羽根を採用するのは非常にまれなので、これはかなりのビックリ要素です。プロペラの羽根についてはいろいろな意見があるのですが、Moblite7が75mmフレームサイズとしては異様と呼べるくらいに軽量なことと、運動性能のバランスを取っているものと思われます。

バッテリーコネクタはレガシーで汎用性のあるJST PH2.0

moblite6_connecter
最近、1Sバッテリー用のコネクタは、より電力効率の良いコネクタを採用するのが流行で、BETFPVのBT2.0や、GNBのGNB27(ET2.0)といった新規格が生まれています。性能が上がるのはいいんですが、汎用性がなくなるのは困りものです。その点、Moblite6とMoblite7はともに、レガシーなJST PH2.0コネクタを採用しています。まずはこのコネクタでもOKというのは嬉しい。バッテリーコネクタの換装は、改造としては比較的手軽な部類なので、必要と感じれば自分でBT2.0やGNB27コネクタに付け替えてもいいですしね。

航続時間も大幅アップ?

すでにYOUTUBEには、「Moblite6」「Moblite7」をキーワードに検索すると、何件か有名レビュアーのレビュー動画が上がっています。飛び自体は、まあ、みなさん素のウデが半端ないんで、私レベルだと映像を見ても違いがあんまりわかんないんですけど(笑) ただ、航続時間がどれも6分余裕でいってる!?もちろん、こういう方々はドローンの最大能力を引き出す名人なわけですが、にしても6分は長い。軽量化の恩恵として、スタミナも期待していいのか?さらに素の状態から、ソフト面のあれこれや、上述のバッテリーコネクタ交換なんかによる伸びしろもあるわけで。

2.まとめ

1年前のMobula6が、その後1年間の1SバッテリーFPVドローンの基準となったように、今年は、このMoblite6、Moblite7の性能が基準となりそうです。スペックから見て、飛ばしたときにすぐに違いが分かるであろうポイントは、まずVTXの出力アップですね。これで、いままで電波が途絶えてしまった場所など、入り組んだところへ入って行きやすく、ますます楽しみは広がります。あとは操縦電波の感度も気になるところですが、これは実機を手に取らないと分からないところ。

2019年までの1Sバッテリードローンは、基本的に「飛ぶだけ」で精一杯でした。それが、2020年にはVTXを内蔵したFCの登場で軽量化と構成の単純化が進み、「Happymodel Mobula6 HD」の登場で、1Sバッテリーでも空撮ができるようになりました。今年はさらなる軽量化とともに、1SバッテリーでもVTX200mWの出力、という要素が加わりました。これで、1Sバッテリー機ならではの精密操作で障害物の多いところでも飛ばせるため、飛びにますます幅が出ます。また、空撮機の場合は、映像電波出力が高ければ、操縦者がドローンから見えない位置にいながら撮影することも簡単になります。こういう方向性の空撮機としては、1Sバッテリーで4K撮影が可能な「Eachine Cinefun 75mm」も発売さました。

やはり、1Sバッテリーというのはとても重要で、ともかく管理の苦労が少なく手軽に飛ばすことができます。こうして、1Sバッテリーでできることがますます増えていくというのは、とてもワクワクしますね。

3.価格など

販路としては、BanggoodかMakerfireが安く手に入ります。1月18日現在、BanggoodではMoblite6とMoblite7のいずれも89.99ドル(9,503円)で、送料500円弱。また、特別なセールの対象になっていないので、汎用クーポンやポイント割引が効きます(ポイントで1,400円以上引けるのは確認)。Makerfireでは89.99ドルの送料無料で、いずれもプレオーダー中。こちらは、100ドル超えの買い物時に5ドルOFF汎用クーポンがサイトトップに表示されています。為替レートと送料の分、Makerfireが安いですが、ポイントなどを使えばBanggood。このあたりは、普段どっちを使っているかなども含めて、ご判断ください。

ただ、絶対人気の出る製品なので、BanggoodやMakerfireなどの海外通販の場合、実際の出荷がいつになるかは読めません。確実なのは、多少高くなりますが、国内のドローン専門店に入荷してからそこで買うことでしょう。この辺は、お好みでどうぞ。

4.関連リンク

「法令遵守でドローン」記事一覧

Happymodel Moblite6

Happymodel Moblite6:メーカー公式サイト
Happymodel Moblite6:Banggood
Happymodel Moblite6:Makerfire(プレオーダー)

Happymodel Moblite7

Happymodel Moblite7:メーカー公式サイト
Happymodel Moblite7:Banggood
Happymodel Moblite7:Makerfire(プレオーダー)

スポンサーリンク