記事にアフィリエイト広告を含みます

DELL G5 15 / G7 15 - すごくアメリカンなデザインの最新ゲーミングノート、もちろんCoffee Lake搭載!

DELL G5/G7
DELLが4月24日に発表した新しい製品ブランド「Gシリーズ」のうち、今回は「G5 15/ G7 15」を紹介します。エントリーグレードの「G3 15」については別記事にて紹介しておりますので、詳しくはこちらをご覧ください。
DELL G3 15 - DELLに新しいノートPCブランドが誕生!Gは「ゲーミング」と「グラフィックス」を意味します

スポンサーリンク

で、なぜ「G3」と「G5 / G7」を別々に記事にしているかと言いますと、「筐体がぜんぜん異なる」からです。G3は一見普通のスタンダードノートに見える、どちらかと言うとゲーミングPCっぽくないデザインであるのに対し、「G5 /G7」は既存モデルである「Inspiron 15 7000ゲーミング」と基本的には同一の筐体を採用しています。

1.スペック

DELL G5/G7
G5 15とG7 15、4月25日現在すでに発売されているのはG7 15のみです。G5 15は5月8日発売予定となっていますので、現時点で製品価格や詳細な構成については明らかになっていません。またG5 15とG7 15は同一筐体である上、基本的なシステム構成がほとんど変わりません。DELL発表会での説明によれば「G7のみ海外だとGeForce GTX1070を搭載するモデルの設定があるが、日本にはない。そのため公開するスペック表の内容が同一になってしまう」とのことでした。なので、5月8日になってみないとG5 15とG7 15がどのように差別化されるのかわからない、ということです。この記事では公開情報に基づき、G7 15の構成を中心に説明していきます。

CPUはCoffee Lake世代のCore i5-8300H/Core i7-8750Hです。Kabylake世代の型番末尾「HQ」のCPUの後継となりますが、HQが4コアだったのに対し、新しい「H」は6コアとなっていますので、性能面では大きく向上していると思われます。日本だとおそらくCore i7-8750Hがゲーミングノート用のスタンダードになりそうですが、個人的にはCore i5-8300Hの実力がKabylake世代のCore i7-7700HQと比較してどの程度の差になるのかが気になるところです。特にゲーム初心者の人がGTX1050(Ti)など比較的エントリークラスと言えるGPUとの組み合わせで購入する場合に、どのくらい快適にプレイできるのか、ということに関心がありますね。

GPUはG3よりもワンランク上、GTX1050TiもしくはGTX1060となります。普通は「じゃCore i5には1050Ti、Core i7には1060なのね」って思うじゃないですか?でもちょっと違うんです。G7のグレード構成を見てみましょう。

プラチナ:Core i7/GTX1050Ti/RAM8GB/128GB SSD + 1TB HDD
プレミアムVR:Core i5/GTX1060/RAM8GB/128GB SSD + 1TB HDD
プラチナVR:Core i7/GTX1060/RAM16GB/256GB SSD + 1TB HDD

これ、価格順に書いています。一番低価格なのが「プラチナ」で一番高価格なのが「プラチナVR」です。つまり、「プレミアム」というグレード名はCore i5モデル、「プラチナ」はCore i7モデルで、名称に「VR」が付く場合にGTX1060が搭載される、ということですね。なので、Core i7 + GTX1050Tiという構成やCore i5 + GTX 1060という構成のグレードができています。また、Core i5 + GTX1050Tiという構成は今のところありません。

この製品に関してもG3と同様、RAMは最大32GBまで搭載可、という説明がありましたし、製品ページはカスタマイズ注文ができるようになっていますが、4月25日時点でRAMやストレージの構成はカスタマイズ対象になっていません。

次にディスプレイです。15.6インチのIPS液晶、FHD解像度ですが、G-Sync対応ではありません。ゲーミングノートやスタンダードノートの場合、液晶の形式(IPSかTNか、など)が開示されないケースも多いですが、この製品の場合はIPS液晶であることが明示されていますので、ゲーミングとしての利用時以外でも使いやすいと思います。

ポート類はG3と比較して「Type-C(Thunderbolt 3)」が1つ追加されていますが、これは大歓迎と言えるでしょう。これがあると映像出力ポートが足りないなどの不満も軽減されると思います。

スポンサーリンク

2.筐体

DELL G5/G7
DELL G5/G7
発表会で撮影した画像に基づいて説明します。上がG5 15、下がG7 15です。見た目はほぼ同じですが、実は筐体色が異なり、G5は「ブラック」G7は「ホワイト」でした。よく見るとG7だけ筐体のエッジ部分が白くなってますよね。両者は同じ筐体が使われていますが、G5は「ブラック」と「レッド」、G7は「ブラック」と「ホワイト」の筐体色設定となります。

DELL G5/G7
キーボードです。ちゃんと日本語配列のものが展示されていました。もちろん英語配列も選択可能です。ただし、「英語配列のものにしかバックライトがつきません」。いろいろ事情があるんだろうとは思いますが、多数派を占める日本語配列ユーザーには大きな不満となることは間違いありません。

DELL G5/G7
天板です。素材はおそらくプラスティック製と思われます。ただし、DELLの製品ページでは「システムは耐久性に優れたマグネシウム合金で堅牢に補強され、つや消しメタル仕上げの贅沢なパームレストが極めてスタイリッシュな外観を完成させます。」という記述がありましたので、フレームや筐体表面の一部にマグネシウム合金が使われていると思います。

DELL G5/G7
トップ画像を再掲します。G5/G7は「Inspiron 15 7000ゲーミング」と基本的に同じ筐体を採用していますが、もともとこの筐体は非常にカッコよくて、「前面から吸気、背面から排気」という構造になっています。そのため、前面にかなり目立つ通気口(吸気口)があります。また、DELLの説明によれば、Inspiron 15 7000ゲーミングから大幅に冷却性能が改善されているとのことでした。

DELL G5/G7
こちらが背面です。やはり大きな通気口(排気口)があります。Inspiron 15 7000ゲーミングもそうでしたけど、「アメ車」っぽいデザインなんですよね。DELLもこの点は強く意識して設計しているようです。

DELL G5/G7
右側面です。これを見ると、無理にスリム化、コンパクト化するのではなく、エッジ部分に強く丸みをもたせるなどしてデザイン性を高めているのがわかると思います。そう、やっぱりアメ車っぽいんですよね。

ポート類は画像左からオーディオジャック、USB × 2、Type-C(Thunderbolt 3)、HDMIとなります。

DELL G5/G7
左側面です。画像左からセキュリティロックスロット、DC-IN(ケーブルが接続されています)、LAN、USB、SDカードリーダーです。

3.価格など

DELL G7 15はDELL公式サイトで販売中、またG5 15は5月8日の発売予定となっています。価格は定価ベースだとG5 15が124,980円(税込み134,978円)から、G7 15が139,980円(税込み151,178円)から、となっていますが、4月25日時点でG7 15には早くも割引クーポンが設定されており、118,983円(税込み128,501円)からと、いきなりお買い得になっています。

G5とG7は基本的には同一モデルですから、おそらくG5のほうには「Core i5 + GTX1050Ti」という組み合わせやストレージ1基のみ、といった構成が用意されるものと思います。この2機種については別物ということでなく、予算とかシステム構成、そして筐体色(レッドがほしければG5、ホワイトがほしければG7)で選ぶ、ということになるんじゃないでしょうか。

DELLといえばアメリカン、アメリカンなDELLのアメリカンテイストあふれるゲーミングノートがこのG5/G7だと思います。好きな人も多いのでは?

4.関連リンク(DELL)

New Dell G7 15 7588(2018年4月24日発売)

スポンサーリンク