Samsung Galaxy S9(SM-G960F)レビュー - デザインは大きく変化していないが、中身は着実に進化した2018年のフラッグシップGalaxy(実機レビュー:かのあゆ)

Galaxy S9 SM-G960F
こんにちは。かのあゆです。先月グローバル版が発売され、もう間もなく国内キャリア版も発表されると思われるSamsungの最新スマートフォン「Galaxy S9」を購入したのでレビューさせていただきたいと思います。昨年も前モデルである「Galaxy S8」のグローバル版をレビューさせていただいており、デザイン面では旧モデルと大きな変更点はありませんが、細かいところが使いやすくなっており、着実に進化した一台となっています。
Galaxy S8 SM-G950FD - 実際に運用して思ったこと 。2017年前半のフラッグシップにふさわしい完成度(実機レビュー:かのあゆ)

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1.スペック

Galaxy S9 SM-G960F スペック
Galaxy S9とS9+にはアメリカや日本などで販売されるQualcomm Snapdragon 845搭載モデルとそのほかの国で販売されるSamsung Exynos 9810搭載モデルが存在しますが、今回購入したのはExynos 9810モデルで、シングルSIM仕様となる「SM-G960F」となります。

Exynos 9810はSamsungの最新ハイエンドCPUで、内蔵GPUは先代Galaxy S8/S8+のExynos 8895に採用されていたMali-G71 MP12の後継となるMali-G72 MP18を搭載しています。深層学習による画像処理機能を強化したことが特徴となっており、このCPUを搭載することでGalaxy S9では顔認証と虹彩認証を同時に利用できる「インテリジェント・スキャン」機能が新たに利用できるようになっています。

また後述する「AR絵文字」も旧モデルであるGalaxy S8/S8+ではAndroid 8.0にアップグレード後も利用できないことから、最新のハイエンドCPUを搭載しているGalaxy S9/S9+ならではの機能になっているといえます。

なお、Snapdragon 845モデル、Exynos 9810モデルともに製造はSamsungが担当しており、内蔵GPUなどの仕様が異なるものの仕様としてはかなり近いものになっています。

搭載メモリは6.2インチモデルのGalaxy S9+が6GBとなっているのに対して5.8インチモデルであるGalaxy S9に関しては前モデルのGalaxy S8同様4GBに据え置かれており、内蔵ストレージに関してもGalaxy S9+では64GBから256GBまで選択可能になっているのに対し、Galaxy S9では64GBモデルのみとなっています。

この点に関してはメモリにしてもストレージにしても容量が多いに越したことはないので差別化が行われてしまったのは残念ですが、基本的にRAM4GBで内蔵ストレージ64GBでも十分な容量なうえにCPUのパフォーマンスが2018年最上位のものを搭載していることもあって特にパフォーマンス不足と感じる場面は全くありません。

OSはAndroid 8.0”Oreo”で、Samsung独自UIの最新バージョンである「Galaxy Experience 9.0」が搭載された状態で出荷されています。

基本的には現在国内向けGalaxy S8/S8+やNote8にも配信済みとなっているものとほぼ同じ内容になっていますが、後述するカメラ関連の機能など一部の仕様は異なっています。

カメラに関しては今回発表時のキャッチフレーズが「Camera Reimagined」であったように前世代のGalaxy S8世代より大幅に強化されており、アウトカメラに関しては撮影する場所の環境に応じてレンズを二段階に切り替えてくれる「Dual Aperture」を初採用したことが大きな特徴となっています。

残念ながらGalaxy S9はGalaxy S9+とは異なり、デュアルレンズカメラではなくシングルカメラ構成のままとなっていますが、スマートフォン用カメラとしての完成度は前世代のGalaxy S8よりさらに上がった印象です。

なお、Galaxy S9は同じ「SM-G960F」という型番でも通信バンドは販売される地域によって異なるものとなっているようなのですが、今回かのあゆが購入したイギリス版に関してはB19にも対応しているモデルとなっていました。

2.デザイン

地域によってはTPUケースが付属する模様
付属品はマニュアル類、SIMピン、microUSB to USB-C変換アダプター、OTG接続やほかのAndroid端末の乗り換え時に利用できるOTGコネクター、USB-Cケーブル、ハイレゾ対応AKGチューンドヘッドフォン、Samsung Adaptive Fast Charging対応ACアダプター(海外仕様)となっています。一部地域向けのものではこのほか純正TPUケースも付属するようですが、かのあゆが購入したイギリス版のパッケージには付属していませんでした。

今後発売される国内キャリア仕様に関してはACアダプター、USB-Cケーブル、OTGコネクター等が付属しない代わりにフルセグ・ワンセグ受信用のアンテナケーブルが付属するものと思われます。

また、Galaxy S9/S9+のExynosモデルでもQualcomm QuickCharge 2.0互換の急速充電対応ACアダプターの利用が可能です。

Galaxy S9 前面
前面は前モデルのGalaxy S8/S8+のデザインを継承した18:5.9縦横比の「Infinity Display」を採用したものとなっています。これだけ見ると前モデルのGalaxy S8とそこまで大差がないように見えますが、実際にはベゼルが少しだけ狭くなっています。

Galaxy S9 背面
背面の配置は前モデルから変更が加えられており、指紋認証センサーの位置がGalaxy S8/S8+のカメラレンズ右横からカメラレンズ下に変更されています。

これは、前モデルのGalaxy S8/S8+で指紋認証を利用する際に誤ってカメラレンズ部に触れてしまうという問題が発生していたためで、先に発表されているミッドハイモデルの「Galaxy A8/A8+(2018)」でも先行して同じデザインが採用されています。

実際かのあゆも前モデルGalaxy S8では指紋認証センサーを利用する際に誤ってカメラレンズに触れてしまうということが多かったのでこの位置変更は大歓迎です。

Galaxy S9 左側面
左側面は電源ボタンとSamsungのAIアシスタンス機能である「Bixby」を起動するキーが配置されています。Bixbyに関しては個人的には利用しているのですが、「Bixbyは使わない」というユーザーが多かったのか前モデルのGalaxy S8でものちのソフトウェア更新でBixbyキーを無効化することができるようになっています。

ただし相変わらず別のソフトの起動に割り当てるには「bxActions」など非公式のアプリを利用する必要があります。

Galaxy S9 右側面
右側面は電源ボタンが配置されています。

Galaxy S9 上部
本体上部にはSIMカードトレイが配置されています。

Galaxy S9 下部
本体下部はヘッドフォンジャックとUSB-Cコネクター、スピーカーが配置されています。

他メーカーの端末では3.5mmヘッドフォンジャックを廃止してしまう端末も増えていく中、Galaxyに関しては前モデル同様廃止せずそのまま継続搭載という形を選んでおり、他メーカーの流れに逆らってヘッドフォンジャックを残すという選択肢を選んだSamsungに大きな拍手をしたい気持ちです。

また今回内蔵スピーカーに関してはGalaxy Sシリーズとしては初となるステレオスピーカー採用となっており、さらにそのチューニングはオーディオブランドのAKGが担当しています。Dolby Atmosによる立体音響もサポートしており、内蔵ステレオスピーカーでも迫力のあるサウンドで音楽や動画コンテンツを楽しむことができるようになりました。実際前モデルのGalaxy S8と比較して内蔵スピーカーの音質は大幅に改善されており、実際にお気に入りの音楽を再生した時はかなり感動しました。

3.使用感

システム

Galaxy S9 標準ホーム画面
前述の通り搭載OSはAndroid 8.0/Galaxy Experience 9.0となっています。操作感が大幅に変わった昨年のGalaxy S8世代と異なり、今年のGalaxy S9世代に関しては見た目も含めそこまで大きな変化はないような印象です。

シンプルすぎるプリインストールアプリ群
昨年のGalaxy S8同様、グローバル版のGalaxy S9にプリインストールされているアプリは基本的に上記のみとなっており、Samsung純正のEメールアプリやブラウザ、ミュージックアプリなどは必要に応じて後から追加する形となっています。

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Galaxy S8以前のGalaxy端末は余計なプリインストールアプリが大量にインストールされていたので「必要なアプリはユーザーが後からダウンロードする」というこのプリインストールアプリ構成は大歓迎です。ただし国内キャリア版では今回も例の通りキャリアアプリがいくらかプリインストールされる形となりそうですが…(汗

OSサイズは大きめ。
初期出荷時の内蔵ストレージの空き容量はこのような状態となっています。

素のAndroidを搭載した他メーカーのスマートフォンと比べるとさすがにSamsungの独自チューニングが行われていることもあってシステム容量はが大きめになっていますが、基本的には容量不足で困るようなケースは少ないのではないでしょうか。

もちろんmicroSDカードによるストレージ拡張もしっかり対応しています。

OSのアップデートに関しては例年通りであれば今年リリースされるAndroid 9.0”P”と、その次のAndroid 10.0 “O”世代まではサポートされ、セキュリティパッチに関してもしっかりリリースされているため長い期間愛用していくことができそうです。

カメラ

もともと2017年に発売された「Galaxy S7 edge」で一眼レフカメラに採用されている「デュアルピクセル技術」を取り入れたこともあって個人的にそのカメラ性能に関しては満足していたのですが、Galaxy S9/S9+ではさらに撮影するシーンに応じてF値2.4とF値1.5のレンズを切り替える「Dual Aperture」が採用されました。

F値2.4モード
明るい場所ではF値2.4のレンズに切り替えシャープな写真を撮影可能となっており、

F値1.5モード
逆に暗い場所ではF値1.5のレンズに切り替えることにより、ノイズの少ない美しい写真を撮影することができるようになっています。

もともとGalaxy S7 edgeとGalaxy S8ではF値1.7という明るいレンズを採用していたこともあって暗い場所でもノイズが少なかったのですが、Galaxy S9ではさらにノイズが目立たず、より美しい写真が撮影できるようになっています。

基本的にレンズの切り替えは自動モードであればその場所の状況に応じて自動的に切り替えてくれるので、かのあゆのようにあまりカメラの設定に詳しくない場合でも美しい写真を撮影できるようになっています。

サーモン

とろけるプリン
もちろん食べ物の写真もこのようにおいしそうに撮影できるので飯テロにも向いてそうですね!

海外コミックで出てきそうなデザイン
また今回インカメラで撮影したセルフィー写真から自分のアバターを作成できる「AR絵文字」にも対応しています。上記画像は実際にかのあゆのセルフィー写真から作成したアバターとなります。

作成したアバターの画像はGIFアニメとして保存されるので、LINEやFacebook Messengerなどで「動くスタンプ」として使うことができるようになっています。

ただし、実際に完成したアバターはどちらかというと西洋人よりのキャラクターデザインとなるため、日本人ユーザーが使う場合ちょっと違和感があるかなぁというのが正直な感想だったりします。

ミッキー
「自分の顔でアバターなんて作りたくない!」という方はミッキー・マウスなどのディズニーキャラクターなどでもアバターを作成することができるようになっています。(一応いろいろ問題がありそうなので一部画像に加工を加えています)

似たような機能を提供しているiPhone Xの「アニ文字」同様、自分の表情に合わせてアバターの表情も変えることが可能となっていてなかなか見ていて楽しいです。

4.ベンチマーク

今回購入から直ちにメイン環境のGalaxy S8 SC-02Jから移行ツールであるSmart Switchを利用してアプリ環境をそのまま移行したため、今回は旧バージョンのAntutu v6.2.7の計測は行わずにいきなりAntutu v7.0.7でベンチマークテストを行っています。

Galaxy S0 Antutu v7.0.7 ベンチマークスコア
参考 :
Samsung Galaxy S8 Duos SM-G950FD (Exynos 8895) : 194,363
Samsung Galaxy S8 SC-02J (Snapdragon 835) : 194,096
Sony Xperia X Performance F8132 (Snapdragon 820) : 157,502
Chuwi Hi9 (MT8173) : 88,330
Huawei P10 Lite(Kirin 658) : 78,986
Nomu S10 Pro (MT6737T) : 51,425
VKWorld Mix Plus (MT6737) : 44,558
PIPO N8(MT8163A):39,785

前モデルのGalaxy S8のExynos 8895モデル、Snapdragon 835を採用した国内ドコモ版Galaxy S8 SC-02Jからさらにスペックアップを果たしており、ついにAntutu v7.0.7では25,018というスコアをマークしてしまいました。
Qualcomm Snapdragon 845搭載モデルでも同じようなスコアが出るようなので、どちらのモデルでも間違いなく2018年最高のAndroidスマートフォンにふさわしい性能になっているといえるのではないでしょうか。

通常利用でストレスを感じるようなことが一切なく、すべての動作がヌルサク動くのはもちろんのこと、最新の重量級3Dゲームも難なくプレイ可能となっています。

ただし、Exynos 9810搭載モデルに関してはGPUとして採用されているMali-G72 MP18がまだ昨年発表されたばかりの新しい製品ということもあってか,一部のゲームでは表示がおかしくなるゲームや、あるいは正常にゲーム進行が行えなくなってしまう致命的な不具合が発生するゲームも存在しました。

軽度ではあるが気になる不具合
例えば上の写真で上げている「Need For Speed No Limits」の場合は車体に横線が入るなど表示がおかしくなっている箇所があり、さらに「Mortal Kombat X Mobile」においては3D表示が壊れて完全にゲームプレイが不可能という状況でした。

ただしすべてのゲームで表示がおかしくなるというわけではなく、かのあゆが確認した限りでは一部のタイトルで問題が発生しているという印象です。この点に関してはSamsungのドライバの問題なのか、それともゲーム自体の問題なのかは不明ですが、アップデートで修正されることを願いたい限りです。

5.まとめ

何度見ても不思議なデザイン
現在Galaxy S9のグローバルモデルははイオシスにて税込99,800円で販売中となっています。

ただし、イオシスで取り扱っているのはSnapdragon 845搭載のデュアルSIM版「SM-G9600/DS」というモデルと、Exynos 9810搭載デュアルSIM版「SM-G960FD」となっており、シングルSIM版「SM-G960F」が欲しい場合は海外販売サイトから個人輸入を行う必要がありそうです。

また国内版に関しては前述の通りSnapdragon 845搭載モデルがまもなくキャリア端末としてドコモ・auから2018年初・夏モデルとして投入されるものと思われます。

正直前モデルであるGalaxy S8という端末自体が今でも完成度の高いものとなっていることもあり、今年のGalaxy S9世代に関しては購入を見送る予定ではあったのですが、偶然じゃんぱらで中古商品が税込79,800円という価格で販売されているのを発見してしまったため即購入を決めてしまいました。まだ発表されて間もない端末ということもあってちょっとこの価格は中古とはいえ破格だったと思います。

使ってみるとデザイン面では確かに前モデルのGalaxy S8とそこまで大差はないものの、中身に関しては着実に進化が見られるものとなっており、結果的には購入してよかったと思っています。

スペック的にもまさに「デスクトップクラス」といってもいいモンスターマシンとなっていることから、本当に長い期間愛用していけるでしょう。国内キャリア版が店頭に並ぶ日も近いと思われるので、機会があればぜひ実機を触ってほしいと思います。

今回も非常に完成度の高い一台となっていました!

6.関連リンク

Samsung Galaxy S9/S9+ ー デザイン面はキープコンセプトながら中身はさらに進化した新生Galaxy Sシリーズ(かのあゆ)
Galaxy S9/S9+ : Galaxy Mobile Japan
Galaxy S9 SM-G9600/DS(Snapdragon 845搭載デュアルSIM) : イオシス
Galaxy S9 SM-G960FD(Exynos 9810搭載デュアルSIM) : イオシス

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Comment

  1. alpha より:

    細かいことですがAndroid 10.0って Qじゃありませんか?

  2. トシ より:

    お疲れですか?誤字が多いですよ

    18:5.9縦横比
    左側面は電源ボタンと
    Android 10.0 “O”
    25,018というスコア
    2018年初・夏モデル

  3. かのあゆ より:

    >>Alphaさん、トシさん
    なんか変な誤字多くなっちゃってますね…
    本当に申し訳ないです…
    Android Oだと現行バージョン(Oreo)になっちゃいますね…

  4. 匿名 より:

    日本キャリアーのどこでも使えますか?

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