Teclastが同社のAndroidタブレットでは最上位となる「Tシリーズ」のニューモデル「Teclast T40 Plus」を発表しました。CPUにUNISOC T618を搭載する高性能なタブレットで、おそらく「Tシリーズの名にふさわしい」高い筐体品質を備えていると思われます。
なお、この製品は7月26日より中国通販のBanggoodで「発売記念セール」が開催される予定になっていて、最低価格は179.99ドルとなるようです(変更となる可能性もあります)。7月22日時点ではまだAliexpressに製品ページがあるのみで、スペックに一部不明な点もありますが、発売記念セールの予定価格が非常にお買い得なので、今のうちに製品概要を把握していただくほうがいいかと思い、ここにご紹介します。
1.Teclast T40 Plus スペック
スペック表
Teclast T40 Plus | |
OS | Android 11 |
CPU | UNISOC T618 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.4インチIPS(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | B1/3/5/7/8/20/34/38/39/40/41(推定) |
SIM | Nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac(推定)、 Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | イン5MP/アウト8MP |
バッテリー | 6,600mAh |
サイズ | 不明 |
重量 | 不明 |
コメント
OSは最新のAndroid 11、CPUはUNISOC T618、RAMは8GB、ストレージは128GB、そしてディスプレイは10.4インチで解像度は2,000 × 1,200です。ここまでのスペックは(OSのバージョンを除き)日本でも人気の「ALLDOCUBE iPlay 40」と同じです。またiPlay 40には先日「Pro」版が追加されており、ProだとOSはAndroid 11に、ストレージは256GBとなっています。
ということで、Teclast T40 Plusの購入検討にあたってはALLDOCUBE iPlay40シリーズが比較対象になると言えます。
また、上記のスペック表には一部「ウインタブ推定」を入れています。具体的には「LTEの対応バンドが公表されていなかったため、Teclast M40と同じバンドを記載」「Wi-Fiについても不明なのでM40と同じ規格を記載」しています。そして肝心のサイズも不明で、Aliexpressの製品ページに「重さ0.455 kg」という数値があったものの、いまいち心配なので「不明」とだけ記載しました。特にサイズに関しては26日の発売記念セールでは明らかになると思いますので、購入前にしっかりチェックしておきたいところです。
2.Teclast T40 Plus 筐体
いやあ、薄いですねー。厚さはだいたい3ミリくらいでしょうか…。今回のTeclastは一段と腕によりをかけて製品画像を作り込んでいますね!
ウインタブの愛読者にはもはや説明不要かと思いますが、初めてウインタブをご覧になる人のために念のためにお伝えしておきます。この画像の「ベゼル幅」と「筐体の厚さ」は信用してはいけません。実際にはベゼルはもっと太いはずですし、厚さもこの2倍以上w はあるはずです。
ただし、製品画像は全く信用できないものの、Teclast製品の筐体品質は信用しても大丈夫。ウインタブではこれまでに何度もTeclast製品の実機レビューをしていますが、筐体の質感とか剛性感は日本メーカー製品と比較しても決して劣ってはいません。
あと、ポート配置等はこの画像のとおりになっているはずです。注目したいのは「やや角張ったエッジ」になっていること、イヤホンジャックが温存されていること、そして
4スピーカーを搭載していることです。ちなみにライバル機となるであろうALLDOCUBE iPlay 40シリーズでは「無印のiPlay 40は2スピーカー」「iPlay 40HとiPlay 40 Proは4スピーカー」ですが、40Hと40Proのスピーカー位置はTeclast T40 Plusとは異なり、「横持ち時の左右側面に2つずつ」配置されています。
これまでに判明しているスペックの上では優劣を判断し難いiPlay 40シリーズとT40 Plusですが、筐体の質感についてはT40 Plusが勝ると予想します。トップ画像に「匠心」と書かれているように、TeclastのTシリーズはもともと「マスタークラス」と称する、筐体の仕上げに非常にこだわったシリーズなんです。この画像、筐体背面ですが、当然金属製ですしサンドブラスト加工も施された高級感のあるものになっています。
3.Teclast T40 Plus 価格など
Teclast T40 Plusは中国の通販サイトBanggoodで7月26日に発売され、発売と同時にキャンペーンがスタートする予定です。
価格は下記の通り
先着100台まで:179.99ドル(約20,050円)
101-400台まで:189.99ドル(約21,160円)
401-500台まで:199.99ドル(約22,430円)
※セール開始までに価格が変更される可能性もあります
ALLDOCUBE iPlay 40のセール時の実売価格は195-200ドルくらいなので、Teclast T40 Plusのスペックと(予想される)筐体品質を考慮すれば、179.99ドルというのは「激安」ですし、199.99ドルでもまだ割安感があると思います。一方でALLDOCUBE iPlay 40 Pro(ストレージ256GB)がAliexpressで7月26日から195.99ドル(約21,830円、セール価格です)で販売される予定なので、購入にあたってはiPlay 40 Proとも比較されることをおすすめします。
この記事で不明のままだった情報や発売記念セールの開始予定時刻などは、分かり次第できるだけ早くご案内いたします。
4.関連リンク
Teclast M40 Pro:Aliexpress
7月22日現在、Banggoodにはまだ製品ページはありません
コメント
>Teclast製品の筐体品質は信用しても大丈夫
筐体品質「は」大丈夫なんですけど、中身はいつも心配になります。特にタッチパネルの品質で苦汁をなめたことがあるので、もしレビューの機会がありましたら記事をお待ちしております。
2020年5月からM30を使ってますが全く問題なく重宝してます。快適です。
私は昔電源が反応しにくいタブレットに当たってからTeclast買ってないですね。たまたまハズレ引いたのはわかっていても中華ECサイトから買ったものは交換面倒だからね。(修理3ヶ月ぐらいかかるし送料4000円ぐらい必要だし)
シャオミやオッポからタブレット出るのが決定してるから急いでTeclastやオールドキューブ製品買う日本人は少ないんじゃないかな。
20000円位のを買う人ならアマゾンタブで事足りるでしょうし。
これは主観ですが、同時期にリリースされるものである程度スペックが似通っているならば、なにかひとつ頭ひとつ抜けている部分があるとそれに惹かれてしまうので、今だとどうしても「CHUWI HiPad Pro」のWidevine L1対応に目がいってしまいますね。
TeclastやALLDOCUBEの新製品も対応してくれると良いのですが。
TeclastはT30発売時に数字上のスペックや記事のみ参考にして購入
タッチパネルの感度がクソすぎて泣いた経験があるのでいまいち信用してない
購入検討する方は実機のレビュー動画とかが出てからにした方が良い
ここみて思いとどまった。感想出てからにします。ありがとうございます。
私は最近TeclastのWindows PCばかり見ているので、少し評価が甘かったかもしれません。T40 Plusはさすがに大丈夫なんじゃないかと思いますけど、レビューはやってみたいですね。