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PIPO X8RK - 中華のおもしろPC、OSがAndroidになりました!使いみちいろいろ、お値段もお手頃ですよ!

PIPO X8RK
ウインタブ読者にはほとんど見向きもされず、他の情報サイトや個人ブログでも紹介されることがほとんどない、でもウインタブが大好きな変態PC「PIPO Xシリーズ」ですが、今度はOSをAndroidに換装したバージョンが登場しました。このシリーズは非常に個性的で、どう考えてもキワモノにしか見えないのですが、一度使ったら病みつきになってしまうという恐ろしい端末でもあります。私だけでなく、ライターのnatsukiさん、そして読者レビュアーの方(m.os.otaさん)と、使ったことのある人からは絶大な評価を得ています。

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Android版は「X8RK」のほか「X9RK」「X10RK」と、サイズ違いで合計3モデルありますが、この記事ではまず7インチと最小サイズで低価格な「X8RK」をご紹介します。

1.スペック

PIPO X8RK
スペックはそんなに新しいものではなく、OSはAndroid 7.1と古めです。Banggoodでつい最近販売が開始されたのですが、モデルとしては以前から存在していたのかもしれないですね。CPUのRK3288は以前ウインタブで実機レビューをした「ドスパラ Diginnos Tablet DG-A97QT」でAntutuスコア51,386点を記録しています。ただこれ、Antutuのバージョンが6なので、バージョン7であれば6万点台くらいにはなると思います。エントリークラスの範疇のスコアですが、Androidの基本操作はもちろん、ゲームプレイも十分可能な性能だと思います(ゲームの種類によっては画質設定を落としてやる必要があると思いますけどね)。

RAMは2GB、ストレージは32GBと、スマホであればミニマムな容量です。ただこの製品はスマホではなく、LTEや3G通信機能、そして電話機としての機能はありませんので、普通に使うぶんにはRAM容量不足になる場面は多くないと思います。

ディスプレイは7インチで解像度は1,280 × 800とやや低めです。ただ、メーカーによれば輝度が400nitと非常に明るいものになっています(WindowsのノートPCで400 nitというのは高級機という感じです)。そして入出力ポートがすごいですね。Android端末でこれだけの入出力ポートを備えているのは珍しいんじゃないでしょうか?中華のジャンルに「TV BOX」というのがあり、WindowsのミニPCのAndroid版という製品なのですが、PIPO X8RKは「ディスプレイ付きのTV BOX」ということになります。

ただ、悪い意味でTV BOXらしい、というのもあります。バッテリーを搭載していません。なので、常に電源が必要です。上位モデルのPIPO X10RKにはバッテリーが搭載されていますので、おそらくX10RKのほうがタブレットっぽく使う上では便利と言えそうです。

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2.筐体

PIPO X8RK
おなじみの「PIPO Xシリーズのデザイン」です。台形の筐体になっています。サイズが微妙に異なりますが、おそらくWindows版のPIPO X8と同じ筐体だと思われます。ちなみに筐体は金属製で、冷却ファンまでついてるようです。「ファンはいらんだろ、さすがに」とは思いますけどね。

PIPO X8RK
別アングルから見たところです。このように非常に多くのポートがあります。一応TV BOXなのでHDMIポートもあり、外部映像出力が可能になっています。

PIPO X8
これはWindows版のPIPO X8の画像です。この製品のサイズをみると横幅(長辺)が178 mmですから、大型のスマホとさして変わりません。先日実機レビューをしたnubia RedMagic 3Sの長さが171.7 mmなので、ケースを装着したらX8RKとほとんど同じくらいの長さと言えます。

…しかし、それだけにこのX8RKにこそバッテリーは積んでおいてほしかったですよね…。

PIPO X8RK
展開図です。左右にスピーカーが搭載されていて、音質は期待できそうにないと思いますが、臨場感はありそうですよね。

3.価格など

PIPO X8RKは中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、1月21日現在の価格は124.99ドル(14,014円)です。なぜAndroid版PIPO Xシリーズのうち最初にX8RKを紹介するのかと言えば、「安くて買いやすい」と思ったからです。冒頭に書いたとおり、この筐体だとほとんどの人は見向きもしないのですが、使ってみると非常に便利だったりするんですよね。スマホともタブレットとも異なる使用感です。

ただ、この製品はバッテリーを搭載していないため、どうしても用途が限られてしまうと思います。具体的にはTVに接続して本来のTV BOXとして使うか、あるいはデスクに置いて「卓上情報端末」として使うかですね。そのまま使ってもいいですし、豊富な入出力ポートを生かしてキーボードやマウス、その他周辺機器を接続して使っても楽しいと思います。

4.関連リンク

PIPO X8RK:Banggood

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