OUKITEL WP15 － バッテリー容量なんと15,600 mAh！重量級の5G対応ミッドレンジ・タフネススマホ

中国メーカーのOUKITELが「すごいタフネススマホ」WP15を発売します。どこがすごいのかと言うと「バッテリー」ですね。なんと15,600 mAh。「冗談か？」と思ってしまいますが冗談ではなく、本当に発売されます。これだけの大容量バッテリーを搭載しているので、外観も「超ぶ厚い」んですよね。

1.OUKITEL WP15 スペック

スペック表

コメント

つい先日、同じOUKITELの「WP13」というニューモデルの製品紹介記事を掲載したのですが、WP15の基本スペックはWP13と同じです。OSはAndroid 11、CPUはDimensity 700、8GBのRAMに128GBのストレージ、そしてHD+解像度のディスプレイというのはWP13と共通で、スマホとしては（ディスプレイ解像度がやや低いものの）ミッドレンジと考えて良さそうです。

また、カメラの仕様もWP13と同じで、イン側が8MPとやや低解像、アウト側は48MPを含むトリプルレンズになっています。実機を試してみないと画質の良し悪しはわかりませんが、これまでのウインタブでの中華スマホのレビュー経験上、「それほど高品質ではないだろう」と予想します。中華スマホの多くは表示されている画素数の割に画質がイマイチなことが多いんですよね（XiaomiとかOPPOなどの大手メーカーは別です）。

で、バッテリーです。

クリックで拡大します

まあ、スマホに15,600 mAhのバッテリーを突っ込んでしまったら、長持ちするのは当然でしょうけど、待ち受け1,300時間（54日間）というのは異次元、という感じです。

そのかわり、サイズもすごいです。タテ・ヨコに関しては「大きめ」くらいの言い方でいいと思いますが、厚さは23.8 mm、重さは485 gもあります（どちらもXiaomi Mi 11 Lite 5Gの3倍）。シャツの胸ポケットに入れたら生地が伸びてしまいそうです。

なお、WP15には「ゲームモード」「アプリフリーザー（使用しないアプリを完全に停止する機能だと思います）」といった機能があり、さらに

クリックで拡大します

Wi-Fiエクステンダー（Wi-Fi中継機）としても使えるようです。これは珍しいですね。詳細は不明ですが、一緒にいる友だちに喜ばれそうな機能です。

2.OUKITEL WP15 筐体

クリックで拡大します

現時点で筐体の構造がよく分かる画像はこれだけです。「強烈な厚み」に目が行ってしまいますよね…。左側面にはカスタマイズキー（ユーザーが任意の操作を割り当てられるボタン）がありますが、配置そのものは割とオーソドックスです。なお、この製品は指紋認証と顔認証に対応しますので、おそらく右側面の電源ボタンが指紋センサーを兼ねているものと思われます。

もちろん筐体はIP68＆IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格（MIL-STD-810G）の堅牢性を備えています。

3.OUKITEL WP15 価格など

OUKITEL WP15はAliexpress内のOUKITEL Official Storeに製品ページがあり、8月8日現在の価格表記は389.99ドル（44,180円）ですが、8月23日から「ワールドプレミア（セール）」が開催される予定です。セール価格が気になるところです。

久しぶりに中華スマホならでは、という感じの尖った製品特性を備えたニューモデルが出てきたなあ、と思いました。記事中で言及したOUKITEL WP13のほうは「普通に良くできたスマホ」「普通に買いたくなるスマホ」という感じですが、このWP15は「普通じゃないけど買いたくなるスマホ」と言えるんじゃないでしょうか？

4.関連リンク

OUKITEL WP15：OUKITEL公式サイト 製品紹介
OUKITEL WP15：OUKITEL Official Store（Aliexpress）