
ペンタブレットメーカーのugeeがAndroidタブレット「ArtPlay Pad」を発売しました。メーカー側では「若い初心者クリエイターや子どもたちに特化した画期的なクリエイティブタブレット」と称していますが、ペンタブメーカーの製品らしくディスプレイとペンの品質は高く、単なる「子ども向けの製品」とは思えないです。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Android 14 |
| SoC | MediaTek Helio G99 |
| RAM | 6GB |
| ストレージ | 256GB |
| ディスプレイ | 12インチIPS (2,000×1,200) 60Hz ※99%sRGB、アンチグレア |
| バンド | LTE/5G非対応 |
| 無線通信 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2 |
| ポート類 | USB Type-C 、microSDカードリーダー |
| カメラ | 前面 8MP/背面 13MP |
| バッテリー | 7,800mAh |
| サイズ | 289.7×187.2×7.4mm |
| 重量 | 644 g |
| スタイラスペン | 方式:スマートチップ搭載・EMR 筆圧レベル:16,384段階 読み取り高さ:最大10mm以上 精度:±0.5mm (中央)、±1.5mm (四隅) 解像度:2540 LPI 傾き検知:±60° 初期荷重:3g |
2. OS/SoC/RAM/ストレージ
OSはAndroid 14と古いバージョンで、この点はちょっと不満ですね。SoCはおなじみのHelio G99で、Antutu Ver. 11のスコアは約55万点、高負荷なゲームを除けば普段使いには十分な性能です。RAMは6GB、ストレージは256GBで、microSDカードによるストレージ拡張も可能です。
なお、この製品にはメジャーなドローイングアプリ「ibisPaint K Edition」の永続ライセンスが付属します。メーカーによればK Editionというのは「有料(Premium)版と同等の主要描画ツールを広告なしで利用できます」とのことです。
また、スケッチを3Dに変換してくれる「Tripo AI」の1カ月サブスクリプションも付属します。
3. ディスプレイとペン

ディスプレイは12インチで解像度は2,000✕1,200、リフレッシュレートは60Hzと、中国メーカーの中位クラスのタブレットでたまに見かけるスペックですが、99%sRGBの色域に対応し、さらに「アンチグレア (非光沢)」タイプです。タブレット製品はほとんどが「グレア (光沢)」タイプで、ウインタブが知る限り、アンチグレアタイプというのはArtPlay Padのような「お絵描きタブレット」の特徴と言えます。

ペンタブメーカーの製品だけあって、付属のペンは非常に高品質です。筆圧は16,384段階、傾き検知対応で、(実機を試したわけではありませんが)描き味も素晴らしいものと思われます。
4. 筐体

筐体素材は不明ですが、おそらく金属製でしょう。色は爽やかなグリーンです。

ただ、私のようなおっさんにはちょっと問題が…。背面にパンダちゃんが描かれています。これはちょっと気恥ずかしい…。

面白いのが「手のひら拒否スイッチ」です。ペン入力の邪魔をせず、タッチ操作を無効にする機能です。ArtPlay Padはパームリジェクションにも対応していますが、このスイッチのおかげでさらに描画に集中できるかな。ただし、このスイッチをオンにすると、アプリの各種アイコンなどをタッチ操作することもできません。

ArtPlay Padには保護ケースが付属します。この画像のように角度調整が可能で、ペンを収納するスロットもついています。背面のパンダちゃんも隠れそうですが、そもそもケースそのものがポップなデザインなので、おっさんにはかえって気恥ずかしいかもしれません。

ArtPlay Padは4スピーカー搭載です。動画視聴には良さそうですね。

カメラは前面8MP、背面13MPと、中国タブレットとしては標準的な画素数です。

バッテリーは7,800mAhで、30Wの急速充電にも対応します。
5. 価格など
ugee ArtPlay PadはAmazonで販売中で、10月1日現在の価格は72,999円です。
冒頭にも書きましたが、ディスプレイ品質とペン入力性能は高く、「背面のパンダ」を気にしなければ必ずしもお子さん用、初心者用というわけでもないように思われます。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
▶ サイト紹介・ウインタブについて



コメント