OUKITEL OT8 － 11インチとちょっと大きめのAndroidタブレット、動画視聴によさそうです

OUKITELがAndroidタブレット「OT8」を発売します。OUKITELのタブレットではやはり超タフネスな「RT7 Titanシリーズ」が思い浮かびますし、「OT5」という12インチサイズでHelio G99を搭載する、ちょっと個性的な製品もあったりするのですが、今回ご紹介するOT8はそれらに比べると「割と普通」で、そのぶん購入しやすい価格になっています。

1.スペック

スペック表

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OSはAndroid 13、SoCはUNISOC T606と、日本のAmazonで販売されている中国メーカーのAndroidタブレットとあまり変わりません。T606のAntutuスコアは25万点弱なので、Android OSの基本操作では十分快適に動作しますが、あまりゲーム向きとは言えません（人気の最新3Dゲームだとうまく動作しないと思います）。

RAMは6GBで拡張機能によりなんと30GBにして使うことができます。拡張機能というのはストレージ領域の一部をRAMとして使うもので、物理的なRAMほど高速には動作しません。物理的なRAMを30GB搭載している製品（Androidタブレットでの実例は思い浮かばないです）とは話がぜんぜん違いますので、この点はご注意ください。ストレージは256GBです。

ディスプレイは11インチとやや大きめで解像度は1,920 × 1,200、リフレッシュレートは60Hzです。そしてWidevineもL1なので、動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質で視聴ができます。ただし、この画像にもNetflixのロゴが映っていませんが、Netflixは「いろいろ厳しいところ（詳細は私もわかりません）」のようで、中国タブレットの多くはWidevineがL1でもHD画質視聴ができないので、おそらくOT8もNetflixでのHD画質視聴はできないと思われます（なお、TeclastやBlackview、Headwolfなどの最新モデルはNetflixでもHD画質視聴が可能なものもあります）。

また、OT8はスタイラスペンが付属します。筆圧対応については不明ですが、この画像を見ると「ペン先に円形のプレート」がついていて、Blackview製品でたまに見かける形状なので、Blackview製品と同様に「速く描くと線が太く、ゆっくり描くと線が細くなる」仕様と思われます。なので、イラストやマンガの制作には向かないでしょう。

カメラはイン側が8MP、アウト側が13MPです。この画像だとアウト側がデュアルレンズに見えます、というかデュアルレンズにしか見えませんけど、実際にはシングルレンズのようです（中華あるある）。画素数については中国タブの上位モデルと同じくらいですね。撮影品質はスマホには及ばないと思います。

バッテリーは8,800 mAhと、同等クラスの中国タブレットよりも大きめです。

2.筐体

筐体素材については説明がありませんでした。外観は特に個性的という感じではありません。また、この画像だとベゼル幅がかなり細くなっているように見えますが、画像加工されている可能性が高いと思います。

筐体色はグリーン、パープル、グレーの3色。

OT8は4スピーカーを搭載しています。OUKITELのタブレット製品はレビューをしたことがありませんが、4スピーカーということなら音質にも期待はできそうです。

あと、OT8にはペンのほかにケースも付属します（公式サイトの情報）。個人的にタブレット製品はケースが必須、と思っています。たとえ安っぽいものであっても筐体の保護に役立ちますし、タブレット製品用のケースはスタンドとしても使えるものがほとんどなので、OT8にケースが付属するというのはとてもありがたいと思いますね。

3.価格など

OUKITEL OT8はAliExpress内のOUKITEL Franchise Storeに製品ページがあり、2月6日午後5時から発売記念セールが予定されています。セール価格は139.99ドル（1ドル=150円として約21,000円）です。

正直なところ、ディスプレイサイズがやや大きめという以外は日本のAmazonで販売されている2万点前後のタブレットとあまり変わらないなあ、と感じました。ただ、ペンやケースが付属するということなので、その点を考慮すればお買い得感はありますね。

4.関連リンク

OUKITEL OT8：OUKITEL Franchise Store（AliExpress）