Lenovo Tab P12 － 12.7インチの大型Androidタブレット、スペックが良く、価格も4万円台と低めです

LenovoがAndroidタブレット「Lenovo Tab P12」を発売しました。12.7インチと大型のディスプレイを備え、CPU性能も高く、そして先日発売されたXiaomi Pad 6と同価格帯になっており、非常に魅力的に感じられる製品です。

1.Lenovo Tab P12 スペック

スペック表

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OSはAndroid 13、CPUのDimensity 7050はAntutu Ver.9のスコアが約54万点の性能です（出所：Nanoreview）。Dimensity、と聞くと「5G？」と思ってしまいますが、Tab P12はWi-Fi専用機です。ちなみに、同価格帯のXiaomi Pad 6はSnapdragon 870（Antutu 約70万点）搭載なので、CPUのパフォーマンスという点ではやや劣りますが、個人的には54万点あればゲームも含め、ほとんどの操作で不満は感じないと思います。

RAMは8GB、ストレージは128GBですが、レノボの製品ページの仕様表には256GBという記載もありましたので、この先256GB版が追加される可能性もあります。

ディスプレイは12.7インチで解像度は2,944 x 1,840（アスペクト比16:10）と高精細です。12.7インチというのはXiaomi Pad 6の11インチよりも大きく、Galaxy Tab S9 Ultra（14.6インチ）には及ばないものの、Galaxy Tab S9+（12.4インチ）とほぼ同じくらいです。

面白いのがカメラで「イン13MP/アウト8MP」です。インカメラのほうが画素数が大きいんですよね。これにより「クリアで快適なビデオ通話が可能」とのこと。ただ、ビデオ通話なら13MPもいらんような気がしますけどね（私達が日常的に使っているノートPCのWebカメラは1MP・720pで、2MP・1080pならすごくキレイに感じると思います）。また、タブレット、特に大型のタブレットでカメラに凝る人はあまり多くはないと思うので、アウトカメラ8MPというのは納得です。

アプリ「Lenovo Freestyle」を使えばPCとファイルを共有したり、PCのサブモニターとしても使えます。

2.Lenovo Tab P12 筐体

ベゼル幅はかなり細めでスタイリッシュに見えます。ディスプレイサイズが大きいので当然タテ・ヨコサイズも大きく、横幅は13インチクラスのモバイルノートと同じくらいですし、重量も615 gと、Androidタブレットとしては重いほうです。ちなみにGalaxy Tab S9+は586 g、Xiaomi Pad 6は490 gです。一方で厚さは6.9 mmと薄くなっています。

筐体はメタル・ユニボディで、ご覧の通り質感も高いようです。筐体色はレノボのノートPCにも使われている「ストームグレー」です。

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各部の仕様です。イヤホンジャックはなく、microSDカードリーダーは装備します。またスピーカーは両サイドに2つずつ、4スピーカーです。それと、キーボード等を接続できるインターフェース（スマートコネクタとガイド穴）がありますが、この記事執筆時点では専用キーボードなどは発売されていないようです。

このスピーカーはJBL製でDolby Atmos対応ということなので、音質面でもかなり期待ができそうです。

3.Lenovo Tab P12 価格など

Lenovo Tab P12はレノボ直販サイトで販売中で、8月5日現在の価格は税込み48,833円です。この価格はXiaomi Pad 6の6GB/128GB版の国内価格46,800円（Xiaomi公式サイトの価格）に近く、8GB/128GB版の59,800円よりも安くなっています。

…どう思われますか？私は「これは安い！」と感じました。Xiaomi Pad 6よりはCPU性能が低めですが、それでもAntutu 50万点クラスなら私の使い方では全く文句ないですし、（Lenovo製なのでおそらく）WidevineもL1でしょうから、大画面で動画視聴を楽しんだり、ゲームをしたりするにもいいんじゃないか、と思います。ちょっと残念なのはXiaomi Pad 6のように周辺機器が揃っていない点です。特に専用のケースとかキーボードは早く販売を開始して欲しいですね。

4.関連リンク

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