Bluboo S1 ー 5.5インチベゼルレススマホ、スペックもディスプレイも高品質！このタイプ流行りそうだよね！

こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。2017年後半の中華スマホのトレンドは「GALAXY S8にインスパイアされました」系と「Xiaomi Mi Mixにインスパイアされました」系だと思っています。中華メーカー各社から続々とこれらのタイプの新製品が登場しています。Blubooというメーカーはウインタブでこれまでに実機レビューをした経験がないため、製品ページに公開されている画像やスペック表でしか評価ができないのですが、トレンドの2パターンをしっかり押さえています。「GALAXY」系だと先日紹介記事を書いた「Bluboo S8」が、「Mi Mix」系だとこの記事で紹介する「Bluboo S1」が該当します。Mi Mix系の製品は「DOOGEE MIX」を実機レビューしたことがあるので、この記事ではDOOGEE MIXとも比較しながら勧めていきたいと思います。

1.スペック

OS：　Android 7.0
CPU：　MediaTek Helio P25
RAM：　4GB / 6GB
ストレージ：　64GB
ディスプレイ：　5.5インチ（1,920 X 1,080）ゴリラガラス4
LTEバンド：　1/3/8/20
SIM：　Nano SIM × 2（1スロットはmicroSDと排他利用）
ネットワーク：　802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力：　USB Type-C、
カメラ：　イン5MP（補間後8MP） / アウト13MP（補間後16MP）+ 3MP
バッテリー：　3,500mAh
サイズ：　148.6 × 74.3 × 7.9 mm / 169 g

OS、CPU、RAM、ストレージの構成はDOOGEE MIXと同じで、ミッドハイ～ハイスペックくらいの性能になります。Helio P25のAntutuスコアはDOOGEE MIXで61,975点だったので、だいたい6万点台前半くらいと考えればいいと思います。一部の凝ったゲームをするのでなければ全く問題なく動作します。「デレステができないと困る！」などと、特定のゲームの動作可否が気になる人は事前にWebなどで情報を収集する必要がありますけどね。

RAMは4GB版と6GB版がありますが、8月15日時点では6GB版はまだ発売されていないようです。そしてディスプレイ解像度ですが、この製品はFHD解像度（シャープ製液晶、ゴリラガラス4）となっていますので、HD解像度なのがちょっと気になったDOOGEE MIXに対しては大きなアドバンテージになると思います。また、入出力ポートはUSB Type-Cでオーディオジャックも兼ねています（オーディオジャックとUSB Type-Cの変換アダプターが付属します）。microUSBよりもType-Cのほうが先進性がある、という考え方もありますけど、モバイルバッテリーなど外部機器との接続の利便性とか、オーディオジャック兼用といった使い方は賛否両論があるでしょうね。「普通にmicroUSB + オーディオジャックでいいじゃん」という人のほうが多いかもしれません。

カメラの方は「ソフトウェア補間」を前提にした数値では悪くありません。というか、アウトカメラはデュアルレンズになっていて、品質に期待できそうですが、このご時世、インカメラの性能を重視する人が非常に多いと思われるので、ミッドハイ～ハイスペック機としてはこのカタログ数値はちょっと気になります。

あと、サイズ感ですが、DOOGEE MIX、そして最近話題のベゼルレススマホ「UMIDIGI Crystal」と比較すると

Bluboo S1：　148.6 × 74.3 × 7.9 mm / 169 g
DOOGEE MIX：　144 × 76.2 × 7.95 mm / 193.2 g
UMIDIGI Crystal：　141.3 x 74.8 x 8.1 mm / 180 g

となります。Blubooは縦方向にやや大きく、横方向にややスリム、という感じですが、ぶっちゃけ大差ないですね。また、重量についてはメーカーでは公表しておらず、一部の通販サイトに169 gという記載があったのですが、これははっきり言って信用できません。Mi Mixタイプのベゼルレス・スマホは重量がやや重くなることが多いですし、そもそも中華製品の公称サイズって、いい加減なことがあるので…。

2.筐体

筐体色はブラックとホワイトの2色で、筐体素材は不明です。おそらくプラスティックに質感の高いコーティングが施されているものと思われます。

ディスプレイ面は2.5D曲面仕上げで、メーカーによれば背面も同様に2.5D曲面仕上げとなっているとのことです。この画像を見るとエッジ部分のラウンドが美しいですね。

また、インカメラは右下にあり、中央のホームボタンは指紋センサーとなっています。上の方にも書きましたが、Instagramなどの普及でセルフィー（自撮り）需要が高まっている中、インカメラの位置とか品質、使いやすさについては少し気になるところ（悪そう、という意味ではありません）。ちなみに私は「インスタとかどうでもいいから」という人間です。

側面と底面です。ボタン類などの配置はオーソドックスですが、オーディオジャックはありません。また、スピーカーについてもステレオのように見えますが、実際はモノラルである可能性が否定できません。しかし、側面のなめらかな曲面がよくわかりますね。

3.価格など

Bluboo S1は中国の通販サイト「Banggood」また「Gearbest」で販売中、もしくはプレセール中となっています。8月15日現在だと価格はBanggoodが安く（188.99ドル・21,195円）、また発送もBanggoodのほうが8月下旬のようなので、より早いですね。Gearbestはプレセールではないにも関わらず9月に入ってからの発送です（いつまでたっても学習しねえなあ…）。

この製品はスペック的にDOOGEE MIXに非常に近く、DOOGEE MIXよりもディスプレイ解像度は上です。また、UMIDIGI Crystalとの比較ではディスプレイ解像度が互角でCPU性能は上です。一方でカメラ品質についてはDOOGEE MIXはウインタブで読者レビュアーにしっかりレビューしてもらっていますが、Bluboo S1についてはカタログスペック以上のことはわかりません。購入を検討する場合、これら3製品のいずれか、ということになると思いますが、価格はDOOGEEのほうが10ドル～20ドルほど安く、UMIDIGIに至ってはそれ以上に安くなっています。一番スペックが高いのはこの製品なんですけど、ちょっと悩むところですね！

4.関連リンク

Bluboo S1：Banggood
Bluboo S1：Gearbest